写真を見るとクィーンのフレディ・マーキュリーに雰囲気が似ていないこともない詩人の故パウロ・レミンスキーは実験的な詩を書き、ヒッピー世代のカウンターカルチャーを象徴する人物の一人だったようだ。文学好きの友人の中では好きだという人が多く、書店でもよく著書を見かける人気の詩人だ。今年生誕70周年を迎え、出身地クリチーバでは記念の催し ...
続きを読む »デカセギ 関連記事
共同通信社=渡辺雅弘リオ支局長が就任=遠藤幹宜さんが帰国
共同通信社リオデジャネイロ支局長の遠藤幹宜さん(38、東京)が3年半の勤務を終えて16日に帰国、渡辺雅弘さん(46、埼玉)が新支局長に就任した。 東京大学教養学部で中南米を専攻した渡辺さんは、93年に卒業旅行としてバックパッカーで40日間南米を巡遊し、「日本文化があふれる当地の町並みに衝撃を受けた」という。W杯期間中も、応援の ...
続きを読む »民衆の声を現すのはデモか支持率か
本格的な選挙キャンペーンが始まり、普段テレビを観る時間帯は常に政見放送が流れるようになった。観ていて面白いものではないが、国際指名手配されているはずのマルフ元サンパウロ市長も堂々と登場するのには驚く。いつまでも平然と政界に居座っている彼自身の神経の図太さはもちろん、それを許す社会の〃懐の広さ〃にも。昨年6月の「抗議の波」に参加 ...
続きを読む »人材をつぶす日本の教育界
南麻州カンポ・グランデであった沖縄移民百周年記念行事で、数年前に本紙で働いていた元研修記者に出会った。今は日本の高校で歴史を教えている。ウチナーンチュの熱い集いを見ながら、「いやー、すごいですね!」と目じりにしわを寄せて笑う。わざわざ夏休みを利用して訪れ、この歴史的行事に馳せ参じた▼そんな〃親日系家〃との出会いに嬉しくなり、「 ...
続きを読む »【安倍首相来伯特集】ブラジル日本文化福祉協会=移民史料館で安倍首相が日系人と懇談=政治家、5団体、青年ら=県連日本祭り意義アピール
安倍晋三首相は2日午後3時半、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会を訪れ、移民史料館を10分ほど視察した後、文協ビル9階にある史料館内で最初に日系政治家約30人、5団体代表、日系若者ら約40人とそれぞれ10分余り懇談した。世耕弘成官房副長官、木村太郎内閣総理大臣補佐官と共に訪れた。その後、大講堂で記念講演を20分余り行い、最 ...
続きを読む »樹海
レジストロで「富士山写真展」を準備していた時、パネルを張っている後ろから、警備員らしき日系人が近寄ってきて「これは浜松か?」と指を指した。アクトタワー越しに眺めた霊峰の写真だった。「そうだ」と応じると、「6年も浜松に住んでいた。こんな懐かしい眺めが見られるとは思わなかった」としばらくじっと見つめていた▼コラム子が群馬県大泉町の ...
続きを読む »■ひとマチ点描■「商売」に王道なし=杉尾ジーバ清美さん(45、二世)
サンパウロ州バストス市で始めた日本食輸入品店「商売」が大当たり。1995年にはわずか30平米だった敷地面積は、現在では10倍以上に。2004年にはマリリア市に2軒目を開店した。 成功の秘訣を尋ねると「運が良かったから。あとはやる気と忍耐ね」と一言。バストス卵祭りの会場で、突然の取材に照れ笑いしながら答える。 1990年から ...
続きを読む »樹海
2日午前にサンパウロ市内ホテルで行われた安倍首相の記者会見を取材していて思ったが、話す内容の大半が日本国内向けだった。ブラジルまで来て記者会見をしているのに、一般ブラジル人向けの言葉が少なすぎるように感じた▼発言の中で日系人のことを褒め、強調してくれるのは本当に有難いが、「ブラジル人全体」の心を掴む言葉や行動も次回には期待した ...
続きを読む »樹海
日本で再びデカセギ需要が高まっている。アベノミスクによる景気回復に伴い、工場や建設現場などで働く単純労働者が不足してきたようだ。しかし、日本人の新卒大学生らは就職難に直面したままだとか。というのは、「大学を卒業してまで単純労働なんて」と考え、こうした職業を避けるからだ。日本の就職で大卒という〃印籠〃は、もう切り札ではない▼一方 ...
続きを読む »バストス=デカセギ再興で若手流出?=「訪日就労の波また来た」=好雇用なく帰伯定着困難か=一家族2人なら1500人も
08年のリーマン・ショックから6年――。日本では東京五輪特需から再びデカセギ需要が高まっている。90年代のデカセギブームで多くの若い働き手が訪日したバストスでは、帰伯後も日本にトンボ帰りする人が多く、人口わずか2万人ながら「今も2千人が日本に滞在中」と言われている。〃卵の都〃として存在感を高める一方で、コロニアは青壮年人口の空 ...
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