ニッケイ新聞 2012年4月12日付け 2008年の金融危機以降、日本で大量失職したブラジル人のうち約10万人が帰伯を余儀なくされた。当時の厚生労働省はこうした日系人への〃帰国支援〃として09年4月から1年間にわたって、「原則3年間」を再入国制限とし、希望者に1人30万円(扶養家族には20万円)の旅費を給付する「日系人離職者に ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年4月4日付け ここ3年で約10万人のデカセギが帰伯したが、かなりの人数が日本での借金を踏み倒して帰ってきたと言われる。そのうちの一人、ある30過ぎの三世男性は2年ほど前に日本政府の帰国支援策で帰伯した▼地方都市で仕事をしたが長続きせずクビにされた。彼は幼少期に親に連れていかれ、小学校を卒業したので日本語 ...
続きを読む »第4回=閉鎖的なポルトガル人と社交的なブラジル人
ニッケイ新聞 2012年3月24日付け 中山雄亮(ゆうすけ、31、東京) 東京外大スペイン語卒。06年に外交官補としてポルトガルで研修、08年からモザンビーク大使館で3年にわたり政治・経済と広報・文化を担当した。現在は在聖総領事館で副領事。■亜国にも引け目を持っていたブラジル 【岸和田】=文化的な引け目という視点で考えると、ア ...
続きを読む »JICA日系研修員事業=元研修生が体験を語る=「ブラジルで役立てたい」=本年度の募集は4月から
ニッケイ新聞 2012年3月23日付け 日本での研修を通して最新技術や知識を習得し、当地で貢献できる人材を育成することを目的に国際協力機構(JICA)が実施する『日系研修員』の募集が4月1日から始まる(申込み締め切りは5月25日)。上期、下期と年に2回募集し、毎年約80人が参加する。昨年度の長期研修に参加した3人に、研修体験を ...
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ニッケイ新聞 2012年3月22日付け 「滞在先の国を知るためには市場に行け」という言葉がある。その国の人がどんなものを食べ、幾らで売られているのかというあたりが文化、経済を知るに手っ取り早いということなのだろう。これがサンパウロのフェイラになると、日本人にとっては立派な観光地になり得る▼野菜や果物、魚介類の充実から、よほど想 ...
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ニッケイ新聞 2012年3月21日付け デカセギ子弟5人が前向きに生きる姿を描いた実録映画『孤独なツバメたち』上演会とシンポに参加して感銘を受けた。中でも映画出演者の若者が「俺たちは〃Vira-lata da Humanidade〃(人類の野良犬)だ」と舞台で語ったのに強いショックを受けた▼出演者3人がシンポで「両親に学校の行 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2012年3月20日付け 「こんな落ちこぼれの子供の映画は世に出すな。日本で高校や大学に進学し、頑張っている子がかわいそうだ」 ドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち』の上映会を開くため浜松市の企業回りをしていたという津村公博監督らに、ある企業関係者が放ったという言葉だ。 浜松市民の全員の声を代弁しているかど ...
続きを読む »『孤独なツバメたち』上映会=会場が激励「どんな未来も描ける」=出演者が日本の経験語る=257人が来場、関心高く
ニッケイ新聞 2012年3月16日付け デカセギ子弟の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち』の上映会が14日午後行われ、サンパウロ市の文協ビル小講堂は立ち見が出るほどの約250人でいっぱいになり、関心の高さをうかがわせた。上映後のシンポジウムでは、出演した5人のうち現在は帰伯している3人の若者が登壇して日本での経 ...
続きを読む »「彼らは強く生きる渡り鳥」=デカセギ子弟の軌跡追う=ドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち』=今日午後、文協で上映会
ニッケイ新聞 2012年3月14日付け 日伯両国間で揺れ動きながら、自分の居場所を求めて生きるデカセギ子弟5人の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち〜デカセギの子どもに生まれて〜』(2011年)の上映会が本日14日午後4時から、文協ビル小講堂で開かれるにあたり、監督を務めた浜松学院大学現代コミュニケーション学部の ...
続きを読む »群馬県=デカセギ子女支援するブラジル人=心理学者カーラ・バホスさん=文化の相違超え心理相談=「全国から注目されている」
ニッケイ新聞 2012年3月9日付け 【群馬県太田市発=池田泰久通信員】「私の人生にとって、挑戦の日々だった。日本の教育現場が抱えるさまざまな問題に触れることができた」——。昨年7月から群馬県内の公立小中学校や外国人学校で、ブラジルにルーツを持つ児童・生徒や保護者らに心理カウンセリングをしてきたブラジル人心理学者カーラ・バホス ...
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