2009年7月18日付け デカセギ現象は、日伯間における労働需要と所得の橋渡しをするメカニズムとなっており、多くの人に良い結果をもたらしている。 しかしながら、日系社会の歴史において以前に経験したことのないレベルで、アイデンティティーや自信、自己評価の喪失といった重大な影響を感じている。懸念するのは、今後の世代に不安定な基盤 ...
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県連日本祭りで=セブラエが講演会
ニッケイ新聞 2009年7月18日付け 十九日までサンパウロ市イミグランテス展示場で開催される「第十二回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」で、サンパウロのセブラエ(小・零細企業サービス機関)が「ビジネスと機会の見本市」を実施する。 会場は同展示場内の講堂(Auditorio)。期間中の講演(ポ語)は次の通り=ミルトン ...
続きを読む »歴史ある大会に大歓声=第59回サ・アマーロ相撲
ニッケイ新聞 2009年7月17日付け 第五十九回汎サントアマーロ相撲大会が四、五両日、コロニア文化体育協会常設土俵で開催された。汎サントアマーロ連合文化協会(田代正美会長)が主催。土俵を囲むようにして作られた観客席から熱戦を見ていた約二百五十人の観衆は、激しいぶつかり合いや、華麗な技に歓声を上げていた。 開会式にはウィリア ...
続きを読む »リベルダーデに元デカセギ路上生活者!?=金融危機後に増加か=どうする社会復帰支援
ニッケイ新聞 2009年7月16日付け 「金融危機で帰ってきた元デカセギ路上生活者がいる」―――。グルーポ・ニッケイでボランティア活動をする鈴木契子リジアさんからニッケイ新聞編集部に衝撃的な情報が寄せられた。その真相はどうなのか。金融危機の影響でデカセギが大挙して帰伯する中、鈴木さんは、「路頭に迷う日系人が増えるのでは」と危機 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年7月16日付け 今年入植八十周年を迎えることもあり、アマゾンの話題が小欄の周りでよく出る。しかし「まだ行ったことないんだよねえ…」という声が多いことに気付く。距離でいえば日本と東南アジアほどあり、文化も違う。乱暴にいえば〃違う国〃だ。時間と経済的余裕と興味がなければ、縁はなかっただろう。伝統的に邦字紙も ...
続きを読む »日伯論談=第10回=日本発=堀坂浩太郎=グローバル時代の人材形成の場
2009年7月11日付け 私が所属する上智大学には、日本では数少ないポルトガル語とポルトガル語圏のことを専門に教えるポルトガル語学科がある。その入学試験でのことである。 「小学校のクラスメートにブラジル人の子がいたので」「自分の住んでいる町に日系ブラジル人が急に増えた。ブラジルとはどんな国か知りたくなった」―志望動機に在日日 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2009年7月9日付け 県連日本祭りがいよいよ来週末に迫った。世代交代が進む中で気を吐くコチア青年連絡協議会は今年も参加し、青年たちが生産した野菜や花卉、サンタカタリーナのリンゴなどの果物などを展示、即売する。さらに、同会のスペースの一角を使って、ADESC(農協婦人部連合会)が手作りの弁当や福神漬け、らっきょう ...
続きを読む »日伯論談=第9回=ブラジル発=宮尾進=デカセギの共生組織化に期待する
2009年7月4日付け 「デカセギ」をめぐってこの論壇で、第六回までの各氏の発言を読ませてもらった。 これまでの私の「デカセギ」に関する知識は、いろいろなメディアに報じられた非行や犯罪などに偏向したネガティブな面での知識が基底となったものであった。それが「デカセギ」は「烏合の衆」という私の発言になった。だが、これまでの各氏の ...
続きを読む »BOI・BUMBA09=熱狂の牛祭り=会場が陶酔感に包まれ=日本から新婚旅行夫婦も
ニッケイ新聞 2009年7月2日付け 人口十一万人の町が、この時だけはマナウスや近隣からの観光客や参加者で八万人も増えると言われるアマゾンの奇祭「牛祭り」(ボイ・ブンバ)。六月二十六、二十七日、二十八日の三日間にわたり、午後九時から開始され、ガランチードは「感動」、カプリッショ―ゾは「緑と青が出会うところ」をテーマにそれぞれ二 ...
続きを読む »■ひとマチ点描■牛祭りの地からデカセギ
ニッケイ新聞 2009年7月2日付け パリンチンスで宿泊したホテルを朝7時に散歩に出たら、「コンチニワ」と声をかけるブラジル人あり、「こんなところで日本語」と驚く。わけを聞けば、このロナウド・アカシオさん(40、写真右)、実は奥さんが日系人で06年まで1年間、神奈川県の工場にデカセギに行っていた。「忙しかったけど、世界同時不況 ...
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