「なぜブラジルの住居には網戸が無いのか」―初めてブラジルを訪れた日本人からよく聞く言葉だ。毎年デング熱によって死亡者が出ているのだから、網戸で蚊の進入を防ぐべき、というのがその理由だ。 確かに網戸がある家を見たことがないし、資材店でも売っていない。洗濯ネットを加工して自作の網戸を窓につけているという人がいるので、需要はあるだろ ...
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ペルナンブコ=6日間で小頭症児3人死亡=視覚障害なども懸念される
全国で最も小頭症の事例が多いペルナンブコ州で、6日間に3人の小頭症児が死亡していた事が確認されたと18日付エスタード紙が報じた。 小頭症は北東伯を中心に流行状態となっているが、同州での小頭症児の死亡確認は初めてだ。 同州保健局によると、11日と16日にレシフェとその近郊のロウレンソ・ダ・マッタで誕生後数時間または胎内で死亡した ...
続きを読む »アラルアマ市=PETで飾るクリスマス=3万本使ったツリーお目見え
サンバウロ州アラルアマ市の公園に、〃持続可能な〃クリスマスの飾りがお目見えした。 サンヴィセンテ公園とビブリア公園に飾られたツリーは、市内の学校の生徒達数百人が約3万本のペットボトルを使って作ったもので、その高さは12メートルに及ぶ。 ミゲル・ジェオヴァニ市長によると、今年のクリスマスは平和の精神と環境保護を訴えるものにしたい ...
続きを読む »ジカウイルス=小頭症の事例2千超す=輸血での感染例も確認
保健省が15日、ジカウイルス(ジカ熱)との関係が疑われる小頭症の事例が19州と連邦直轄区(DF)で報告され、134件でジカ熱感染が確認されたが、102件はジカ熱との関係が否定された事と、2165件はまだ調査中である事を発表したと15日付各紙サイトや16日付フォーリャ紙が報じた。 ジカ熱はデング熱と同様にネッタイシマカが媒介し、 ...
続きを読む »ZV発見に医療規範変更=保健省が妊娠検査器具配布=小頭症予防に対処呼びかけ
ジカウィルス(ZV)と小頭症の増加を前にブラジルの医療政策の転換が迫られている。医師達はZV感染が疑われる患者を発見したら、正式な検査結果が出る前に各自治体の保健医療機関に伝える事が出来ると15日付エスタード紙が報じた。 また小頭症増加に関しても保健省は15日、同症に関する新しい医療規範を発表し、妊娠を初期段階で判定できるテス ...
続きを読む »D熱ワクチン開発最終段階に=12州1万7千人に実用検査
ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は11日、サンパウロ市ブタンタン研究所(B研究所)で製造中のデング熱ワクチン(VD)は1度の接種で四つの型に効くと発表した。国家衛生監督庁も同日、B研究所にVD開発のための最終段階のテスト開始を認めたと12日付伯字各紙が報じた。 同テストは12州1万7千人のボランテ ...
続きを読む »これは一体、本当なの?=ジカウイルスの「噂」出回る
赤ちゃんの小頭症を引き起こす原因になるとして、現在ブラジル国内で恐れられているジカウイルス(ジカ熱)だが、それに伴い、ネット上を中心に、根拠のない噂も流れはじめている。 ジカウイルスに伴うと見られる小頭症は現在、北東部で急増しており、サンパウロ州やリオデジャネイロ州のある南東部、首都ブラジリアがある中西部でも症例が報告されてい ...
続きを読む »ジカ熱患者は最低50万人=多ければ140万人罹患か
【既報関連】小頭症やギラン・バレー症候群を引き起こす可能性が指摘されているジカウイルス(ジカ熱)の今年の罹患者は、全国で最低50万人、多ければ140万人と予想されると9日付エスタード紙が報じた。 マルセロ・カストロ保健相は、推計患者数と小頭症児急増を「深刻な事態」と評価しているが、ジカ熱はまだ効果的な診断法が確立していない。ジ ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(501)=上妻博彦 選
サンパウロ 武田 知子
プリンスの赤い絨毯踏みしめ来、行啓ほぎて握手交はせり
すがすがしき微笑受けつつ握手せる紀子様の手の温みじんわり
広島の神楽公演紅葉狩『八岐のおろち』の神話思(も)い出づ
相席の同輩なれど二世とて説明せるをうなづきて見る
混み会うを見越し早めの墓参なり夫逝きてより早やも八年
「評」久しく潜めていた武田(宗知)作品の本領が『じんわり』と伝わって来る一連。
続きを読む »デング熱患者150万超す=流行年の昨年比176%増
【既報関連】保健省が24日、11月14日までに確認されたデング熱患者は153万4932人で、年同期比176%増と報告したと同日付各紙サイトなどが報じた。 今年の死者は811人で重症者は1488人。昨年は55万5462人罹患、453人死亡、重症者728人だから、死者は79%、重傷者も104%増えた。過去最大の流行年だった13年よ ...
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