東野家の受難 話の時期は、再び1942年に戻るが、ケブラケブラは、実はパラナグア湾の南岸地域より半年前、クリチーバの市内で起きていた。 AYUMIによると、1942年3月19日、ほぼ1万の群衆が、市内中心地のプラッサ・オゾリオに集り、気勢を上げた後、枢軸国人の商店、銀行、工場、クルーベを襲った。 その頃は未だ市街地の日本人 ...
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ニッケイ歌壇(524)=上妻博彦 選
サンパウロ 遠藤勇
夕暮れて雨音激し雷しきり待ちいし豪雨爽快に降る
雨上がり初夏の朝風心地良し両手差し上げ深く息する
夏の陽は強い光を地に注ぐ成長の夏躍動の夏
紺碧の大空翔ける大型機額から抜けた絵のように行く
夏雲は白く大きな造形美陽光浴びて輝いており
ニッケイ俳壇(912)=星野瞳 選
ニッケイ俳壇(911)=富重久子 選
スザノ 畠山てるえ 薪を焚く観光列車竹の秋 吐く煙後へ後へと花マナカ マリアフマッサ老幼嬉々と山笑ふ 列車行く町に郊外黄イッペー 浮雲の空にひと掃き竹の秋 【「薪を焚く」観光列車があるとは聴いているが、残念ながらまだ乗ったことは無い。昔窓を開けると、もうもうと煙の入った事を覚えていて何となく懐かしい。 「竹 ...
続きを読む »全伯日系ゴルフ、来月に=出場申し込みは28日まで
ブラジル日系ゴルフ連盟とニッケイ新聞が主催する『第46回ブラジル日系ゴルフ選手権大会』が11月5、6の両日、アルジャー市のPLゴルフクラブ(Av. PL do Brasil, s/n)で開催される。 36ホールの合計スコアで勝敗を競うストロークプレー方式。日系人とその伴侶に出場資格があり、今年は全伯から230人以上の出場を見 ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(523)=上妻博彦 選
サンパウロ 梅崎 嘉明 大鳥居くぐればピニアル植民地広き会館太鼓の響く 誘はれて出で来しピニアル別名は福井村とかデコポン産地 福井村と記せる法被で商える老若男女さながら日本 一つのみ食べても良しと許されてデコポン狩りに人はにぎわう デコポンと誰が名付けしや稚拙とも愛嬌とも言われ馴染める 「評」『実相観入』とは、茂吉 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(910)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎 淋しさの寒月光に身を委ね 麻州野の大夕焼の森閑と 鳳梨売る砦の如く積み上げて 霧の中飛び来るは皆トッカーノ グァタパラ 田中 独行 巻き風の吹き上げておりパイナ飛ぶ 人あまり通らぬ街路パイナ敷く 短日や自転車の道暮れ初めし 短日や昨日忘れし鎌ありぬ 痩せ畑に月満ちし度霜三度 ...
続きを読む »人体用語の語源を辿る「アッ・ハー体験」で言葉を楽しむ=サンパウロ市 ヴィラカロン在住 毛利律子
小難しい響きのある「医学用語」だが、実は、その言葉が生まれた背景にある「文化(その地域の宗教・言語・慣習)」が興味深い。世界には国の数ほど文化があるわけだが、それら、古代に発祥した病に関する言葉が現代の私たちが何気なく使っている言葉につながっているのが意外な発見となり、いかに人類が古くから病と格闘してきたかをうかがい知ることに ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(909)=富重久子 選
サンパウロ 林とみ代
指揮棒に合はぬ合唱百千鳥
【「合唱」、多くの人と声を揃えて歌うのは実に楽しく、またよい歌曲の合唱を聴くのも楽しいものである。
この句の様に、楽譜を見るのにとらわれて指揮棒に合わないということはよくある事。それにしても季語の「百千鳥」がユーモアも交えたよい選択の佳句である】
倫理の会=「苦難を克服する秘訣」=日本人講師が7日に講演
ブラジル倫理の会(須郷清孝会長)は日本の本部「倫理研究所」より、国際部の伏木久登部長を招き、7日午後7時からサンパウロ市のニッケイパラセホテル(Rua Galvao Bueno, 425, Liberdade)で「苦難を克服する秘訣」をテーマに講演する。逐次通訳付き。 毎週火曜の午後7時から東洋街の日毎ビル(Rua da G ...
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