英語混じりの日本語 2016年2月、30年ぶりに私は1冊の本を手に取った。昨年、ロサンゼルス郊外のハイスクールを卒業したアメリカ生まれの18歳の息子が、日本の私の実家で暮らすことになり、彼の生活設営のために3週間、実家に滞在した時のことだった。住民票を取ったり、国民健康保険に加入したり、携帯電話を購入したり、銀行口座を開設したり ...
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ニッケイ俳壇(889)=富重久子 選
サンパウロ 広田ユキ
秋晴や神に委ねし我が余生
【若い頃はあまり感じなかったが、最近は月日の経つ早さに驚いている。特に私達のように毎月の句会や俳誌の編集に追われていると、一層強く感じる…】
続きを読む »ディスカバー・ニッケイ=混成する日本語テーマに=ニッケイ物語、募集開始
米国ロサンゼルスの全米日系博物館による事業「ディスカバー・ニッケイ」が、個人の体験談を綴る『ニッケイ物語』を募集している。第5回目となる今回のテーマは「ニッケイ語―家族、コミュニティ、文化の言葉」。 同事業は各国日系人の文化や歴史、経験などをインターネットで相互共有し、つながりを深めることが目的。今回のニッケイ物語では、移住先 ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(512)=上妻博彦 選
サンパウロ 武地 志津なお続く地震活動見舞う雨土砂災害の不安は消えず土地ずれて畠触れぬと農民の苦悩の表情ただに痛まし駆けつけしボランティアの人々ら散らばる瓦礫順次片付く水道電気ガスと息つく暇もなく励む復旧作業員は水にガス復旧成りて表情のふっと和らぐ避難の民ら 「評」髪をととのえてくれる人も現れた、櫛と鋏と ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(888)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎屠蘇を酌む我百才をブラジルに野の雨降りそびれたる残暑かな宙を飛び逃げる蛇追ひアヌン二羽草青む牧場に光る沼一つこぼれ種子まで生える蕎麦の花盛り【百才を迎えたこの作者はまだ元気一ぱい、たのもしい限りである】 ペレイラ・バレトット 保田 渡南開拓の孫が市長や風香る山焼きし種蒔きしこ ...
続きを読む »平田ジョーが企画考案=参加型カラオケ大会、13日
コロニア歌手の平田ジョーさん(49、三世)が企画したカラオケ大会が、13日午後7時から東洋街のニッケイパラセホテル中二階(Rua GalvaoBueno,425)で開催される。 その名も『スナックバー・カラオケ』。スナックのように一般人がカラオケを披露するという、参加型イベントを考案した。「アーティストはあなただ!」というスロ ...
続きを読む »締め切りは来月15日=全伯短歌大会が作品募集
ニッケイ新聞と椰子樹社(多田邦治代表)が共催する恒例『第68回全伯短歌大会』の作品募集が始まっている。 居住地は問わず誰でも応募でき、未発表で自作のものを二首。なるべく応募用紙を使用し、応募者名、年齢、住所を書き添えること。応募は無料、受付は6月15日まで。 送付先はHARUMI KANATANI(住所=Av. Sao Pau ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(887)=富重久子 選
サンパウロ 平間 浩二里山の一村挙げて吊し柿【秋も深まってくると、この「吊し柿」が店頭に並び懐かしくてよく買い求める。 この句の「里山」とはスザノあたりの地方であろうか。スザノ地方では柿の出る頃は、吊し柿や串柿作りで忙しいことであろう。 「里山の一村挙げて」と言う詠みだしの言葉がとても印象的な佳句であった】 ...
続きを読む »エドアルド 質疑応答 (New!)
サンパウロ市リベルダーデ街にあるニッケイ新聞編集部に3月4日(金)に来社してくれたエドアルドさんに、いろいろと突っ込んだ質問をしてみました。どんなことを聞いても、ちゃんと受け止めて、真剣に答えるエドアルドさんに、こっちがびっくり。日本語の達者ぐあいもさることながら、なかなかキモも座っているようです。(編集部)Q プロを目指して日 ...
続きを読む »学校崩壊の危機乗り越え=リオ富士山写真展27日開幕=目を輝かせる生徒たち=「日本文化は素晴らしい教材」
静岡新聞、ニッケイ新聞、リオ日伯文化協会、リオ市立マリリア・デ・ジルセウ小中学校が共催したリオ五輪プレイベント「富士山写真展」が27日、同校で始まった。すぐ近くのファベーラの子供が生徒の大半を占める関係から、数年前まで荒れ放題だった同校だが、教職員やコミュニティの努力でようやく立ち直った。リオ五輪を機に2週間の「日本文化週間」 ...
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