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ニッケイ 関連記事

レジスタンス記念館で上映会=勝ち負け抗争描く『闇の一日』

『闇の一日』の撮影の様子(IMJ提供)

 勝ち負け抗争における脇山甚作事件実行者の一人、日高徳一さんの話を中心に当時の社会背景を描いたドキュメンタリー映画『闇の一日』(奥原マリオ純監督、2012年)の上映会が、サンパウロ市の州立レジスタンス記念館で6月6日午後2時から「土曜レジスタンス」の一環として行われる。 同館は元々、政治経済警察(DOPS)が使っていた建物で、軍 ...

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「あっ、日本経済新聞のことですか?」

 「ニッケイ新聞、読んでおります」。これは日本の柔道講道館・上村春樹館長からの言葉。「あっ、日本経済新聞のことですか?」とお約束の返しをしたが、「もちろんブラジルの、です」と答えてくれた。 来伯した10人の有段者も同様で、14年2月の柔道連載『強化・普及の源流を探る』に目を通していたよう。日本でも関係者には、邦字紙の存在感がある ...

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笠戸丸移民、一世紀の物語

 「初期移民は苦労した」「それに比べたら私ら戦後移民は―」という話す人たちは移住当時、実際に体験を聞いたのかも知れない。ただ、移民107周年を迎える今、その苦労は想像するしかないし、漠然としたイメージしかない。そうした意味で、未来に残すべき本が出版された。笠戸丸・沖縄移民の足跡を徹底調査した『笠戸丸移民 未来へ継ぐ裔孫』(赤嶺園 ...

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120周年文化事業が続々と=基金も音楽家3組招へい=『るろうに剣心』作者来伯=有名アーティスト次々に

和楽器トリオ「結」

 日ブラジル交樹立120周年を記念して、様々な日系団体が事業を企画している。国際交流基金サンパウロ文化センターでは和楽器トリオ「結」、ジャズピアニストのクリヤ・マコト、世界的バイオリニスト五嶋龍3組の音楽家の全伯ツアーを予定するほか、大ヒット漫画『るろうに剣心』(ポ語題「Samurai X」)の作者和月伸宏さんと、そのストーリー ...

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ニッケイ法律相談=その54=回答者 古賀アデマール弁護士

回答者 古賀アデマール弁護士

 質問=親不孝の子供を勘当したいです。どうしたらよいでしょうか? 回答=「親不孝」の内容によります。理由無く親に怒鳴る、暴力をふるうなどの行為が1度でもあった場合は勘当の理由になります。親以外の人に犯罪(盗み、殺人等)を犯した場合には勘当の理由にはなりません。また子供が借金をしたということも勘当の理由になりません     ◎   ...

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ニッケイ俳壇(840)=星野瞳 選

『コンデ』とは果物のアテモヤのこと。釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせた品種 。(Foto By Muhammad Mahdi Karim (www.micro2macro.net) Facebook Youtube (Own work) [GFDL 1.2 (httpwww.gnu.orglicensesold-licensesfdl-1.2.html)], via Wikimedia Commons)

   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児 万の民に秋の夜空の美しきアレルイア咲けばアレルイアの山と呼び蜻蛉の空を汚せしウルブの輪マンジオカ州が変れば名の変り    北海道・旭川市       両瀬 辰江 春の色巷に満ちて雛飾る早春の雲流れゆく空広し掲示板見ている人も春の服デパートの値札半額冬終る    プ・プルデンテ     ...

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ニッケイ歌壇 (489)=上妻博彦 選

勝負け訌争とは、第二次世界大戦後の日本の勝敗をめぐって、終戦直後の日系社会を二分した争いのこと。

   サンジョゼドスピンニャイス  梶田 きよ 第七まであると聞きたるわが母校朱雀第三尋常高等小学校はなつかしき京都の人の歌よみてふと目につきし円山公園「お出でやす」「お帰りやす」の京言葉うかべてひとり写真ながめる十二年住みたるのみの京言葉使いはせねど忘れはしないいつ死んでも悔などあらず朱雀校にて学びし記憶心に秘めて  「評」四 ...

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笠戸丸沖縄移民を徹底追跡=『未来へ継ぐ裔孫』、日ポ両語で

完成した本を手にする著者の赤嶺さん

 笠戸丸移民の4割を占めた325人の沖縄系移民の足跡を徹底調査した『笠戸丸移民 未来へ継ぐ裔孫』(赤嶺園子著、306頁)が発売中だ。80レアル。 本紙と提携関係にある沖縄タイムス(本社・那覇市)から昨年10月に発行、ニッケイ新聞が編集協力した。 市町村別に、ブラジル永住者、アルゼンチン転住者、帰国者にわけ、生年月日、渡伯時年齢、 ...

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ニッケイ俳壇(839)=富重久子 選

『セラード』はおもに幹の曲がったまばらな灌木とイネ科植物を主とする低木をまじえた草原。(1991年8月出版 農業総合雑誌アグロナッセンテ57号より)

   サンパウロ         串間いつえ 身に入むや故人となりし事知らず【「身に入む」は、秋も深まって寒さが身に入むと言うことと、また身内に深く感じ主観のこもった意味あいもある「深秋の季題」である。 最近俳誌の中に名前のない人がいて、それとなく病気であることを聞いてはいたが、その人の病死を聞かされてびっくりしている様子である ...

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北米=日系社会の盛衰映す羅府新報=語り継ぎ、記録する責任

羅府新報社内の新聞保管庫で、過去の紙面を前に語る現社長の駒井幹夫=ロサンゼルス(撮影・水野陽介、共同)

 【共同】1941年12月7日深夜。米西海岸ロサンゼルスの邦字紙「羅府新報」の駒井豊策社長が長い一日を終えて帰宅すると、米連邦捜査局(FBI)の捜査官たちが待ち受けていた。日曜日だったこの日未明(米太平洋時間)、ハワイの真珠湾を日本軍が奇襲攻撃した。羅府新報は通常の紙面を印刷した後「日本爆撃機五十機 今朝布哇を爆撃」の見出しが躍 ...

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