9月29日、全国62の都市で極右大統領候補ジャイール・ボルソナロ氏に対して、女性を中心とした抗議活動が行われた。翌30日は、全国26都市でボルソナロ氏を支援する集会が行われ、大統領選の二極化を印象付けた。9月30日、1日付現地紙が報じている。 9月29日に行われた反ボルソナロ抗議行動は、SNSのサイト「ボルソナロ氏に反対する ...
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《ブラジル》大半の州の知事選は中道系がリード=大統領選とは全く異なる様相に
大統領選の現状とは裏腹に、知事選の世論調査では、民主運動(MDB)や民主社会党(PSDB)といった中道候補が、連邦直轄区を含む全27州中、半分以上で首位に立っていると、9月30日付現地紙が報じている。 大統領選ではジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)とフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)の対決が注目されているが ...
続きを読む »「樹海」拡大版=大統領選の候補陣営を隔てる〃バカの壁〃
「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」――ベストセラー『バカの壁』(2003年、養老孟司著、新潮社)には、そう書かれている。帯には「『話せば分かる』なんて大ウソ!」、広告には「バカの壁は誰にでもある」という著者の言葉も。 人には「知っている」という強い思い込みがあ ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁=選挙人登録抹消者の投票認めず=全国で340万人相当=大半が貧しい地域に集中=ハダジにはやや不利な展開
26日、最高裁大法廷で、選挙人登録の更新を怠った有権者340万人の今年の選挙での投票権に関する審理が行われ、判事投票7対2で認めないことが決まった。選挙人登録が抹消された有権者は全有権者の2・4%ではあるが、ブラジル北東部に多く、同地域に強いフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)には不利な判断となりそうだ。27日付現地紙が報 ...
続きを読む »東西南北
26日、大統領選候補たちによる討論会がSBT局で行われた。今回もジャイール・ボルソナロ氏は欠席。候補らの標的は支持率2位のフェルナンド・ハダジ氏となり、シロ・ゴメス氏やマリーナ・シウヴァ氏からの厳しい質問がハダジ氏に集中した。シロ氏とマリーナ氏は「左派側からの候補」の座をハダジ氏から奪いたい気持ちが強いから、なおさらだろう。討 ...
続きを読む »得意の「間際の奇跡」は今回も起こるのか?
10月7日に一次投票が迫った大統領選は、極右候補ジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)と政権奪還を目指す労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏の、左右両極対決で決選投票になるだろう、という見方が強くなってきている。たしかに、ここ最近報道される世論調査の結果から判断すれば、そういう推論になる▼この状況で、まだ世論調査で ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロ氏=外務省に前妻の保護申請記録=「殺すと脅されている」=現在は既に示談成立も=29日には大規模抗議運動
極右大統領候補のジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)の前妻が、「(同氏から)殺されるのを恐れてノルウェーに逃げている。かくまってほしい」と要請した記録が外務省にあり、当時の在ノルウェーブラジル大使館担当者がその電報を打ったことを認めていたことが25日に判明した。29日には全国で、同氏に対する女性たち主導の抗議デモが行 ...
続きを読む »《ブラジル大統領選》イボッピでボルソナロの支持上昇停滞=ハダジとの差は6%Pに縮小=決選のシミュレーションでは3候補に敗退=今後の票の動きはいかに?
24日に発表されたブラジル世論調査・統計機関(イボッピ)による大統領選の世論調査の結果によると、首位のジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)は支持率の上昇が28%で止まり、逆にフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)の支持率が22%に上昇してきた。ボルソナロ氏は拒絶率も上昇し、決戦投票のシミュレーションでも、18日発表 ...
続きを読む »大統領選を左右するか「戦略投票」
「Voto util」(戦略投票)が大統領選を左右するかも――「戦略投票」とは、自分が入れたい候補に投票するのではなく、世論調査などから予測される数字を考慮して、「まだマシ」な結果になるように投票先を替えることだ。 6日に暴漢に刺された後、ボウロナロ候補(PSL)へのマスコミの注目度が一気に高まり、同情効果もあって支持率がグ ...
続きを読む »《ブラジル》アウキミンが大統領選二極化に激しく抵抗=「どっちが勝ってもベ国化」と警告=中道訴え、両極を激しく攻撃=討論会ではハダジが標的に
民主社会党(PSDB)のジェラウド・アウキミン氏が、大統領選が極右候補のジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)とフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)の二極化の様相を見せはじめたことに強く警鐘を鳴らし、対抗する姿勢を強めている。21日付現地紙が報じている。 アウキミン氏はかねてからボルソナロ氏への批判を展開していた ...
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