ブラジルで、賃貸不動産契約をインフレ調整する時などに使われる、総合市場物価指数(IGP―M)の8月の数値は、プラス0・1%を記録した。 この数値は、リオのジェトゥーリオ・バルガス(FGV)財団が、30日に発表したものだ。
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わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(25)
沖縄の現実を凝視した場合、今日経済的、精神的な面においては、更生への一途を辿りつつあるとはいうものの青年をして、建設的な意欲をみたしうる施策が講じられていないことは、はなはだ残念であり、この運動こそ青年に希望を与え、明日の沖縄を建設していくための新しい青年運動として期待し、本土派遣とあわせて沖縄自体により建設隊を組織し、青年隊 ...
続きを読む »過去の差別法令を集める=日本人移民関連法令集を刊行=「過ち繰り返さないために」
「私たちの親や祖父母の時代、いかにブラジル政府は日本移民を差別していたか。それは法律にはっきり表れている。二度と繰り返さないように、それをまとめようと思いました」――サンパウロ市在住の弁護士、白石チエコ・ミルテスさん(52、三世)と、弟でマラニョン連邦大学の白石ジョアキン・ネット教授は、そんな思いを込めて共著でポルトガル語著書 ...
続きを読む »ブラジル水泳界の英雄 岡本哲夫=日伯交流から生まれた奇跡=(2)=開拓地プールでカエルと泳ぐ
父専太郎はいわゆる農業移民ではない。1892年北海道札幌市生まれのインテリで、測量技師の資格も持つ自由渡航者として1912年にイギリスからアマゾンを経て入伯した。母ツヨカは福岡県の出身だった。 専太郎は息子に「お前はサムライの子孫だ」と説いたほどだから、実際に士族の出で、明治期に本土から北海道開拓に入った家系かもしれない。 1 ...
続きを読む »ペルー大統領選=父巡り、家族にあつれき=フジモリ氏、日本とも距離
【リマ共同=渡辺雅弘、中川千歳】ペルー大統領選は、前回に続きケイコ・フジモリ氏(41)が僅差で敗れた。在任中の人権侵害事件で服役中の父アルベルト・フジモリ元大統領(77)が残した負の遺産は大きい。選挙に勝つため、父と対照的にあえて日系人であることをアピールせず、持病を抱える高齢の父の釈放も否定し続けたフジモリ氏。選挙戦では家族 ...
続きを読む »またまたラーメン店が開業=冬限定エスパッソ・バルガス
冷え込みが目立つサンパウロ市では、続々と新店舗が出現しラーメンブームが到来中。そんなブームに乗じて冬季限定のラーメン店『エスパッソ・バルガス』(Rua 11 de Fevereiro, 306, Cidade Vargas)が市南部で提供を始めた。 店主の塚本秀実さん(62、二世)は滞日の際ラーメン通に。日本で道具を揃え、当地 ...
続きを読む »ラーメン戦争の隙間をぬえ!
「休日・祝日のみ営業。しかも冬季限定オープン」という一風変わったラーメン店『エスパッソ・バルガス』ができた。現役を引退し余裕のできた時間を使い、大のラーメン好きということで習得した技術を活かして、店主はこの企画を思いついたという。 趣味を仕事にする豪快さもさることながら、〃ラーメン戦争〃勃発かというサンパウロ市で、冬季と休日の ...
続きを読む »軽業師竹沢万次の謎を追う=サーカスに見る日伯交流史=第15回=「オリメシャ」とは誰か?
ブラジルの竹沢万次の消息を探して、ネット検索を続けるうちに、なんと、今まで日本移民史にはまったく現れてこなかった日本人軽業師の名前が出てきた。 論文『(芸術、サーカスと体育)』(Unicamp、マリアナ・ロドリゲス・マエカワ論文、06年)によれば、ブラジルにおけるサーカスの歴史は1830年の「circo Bragassi」に遡 ...
続きを読む »サンパウロ市議会で120周年式典=移民史再考セミナーも=新しい視点から見直す=人種偏見と勝ち負け抗争
サンパウロ市日伯外交樹立120周年記念委員会(野村アウレリオ委員長)は10日、記念式典を市議会貴賓室で行い、画家の若林和男さん、在聖総領事館、市議会自ら等を顕彰した。翌日から2日間に渡って同議会内で日伯関係や日本移民史をテーマにした記念セミナー(平野セイジ元USP副学長企画)が開催された。11日午後6時、最初のセミナー「日本移 ...
続きを読む »沖縄系コミュニティの複雑な事情
「ウチナーグチ(沖縄語)は無上の財産」をテーマにした沖縄県人会フォーラムに参加し、「ブラジルでポ語中心に行われた」ことに感じ入った。と同時に事情の複雑さに考えさせられた。一県人会がこのような催しをすること自体がすごい▼ただし気になったこともある。講演者からは、琉球王朝が日本政府に併合され沖縄語使用が禁止となり、日本文化が押し付 ...
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