ブラジル中央銀行(BC)が5日、1月の貯蓄預金(ポウパンサ)の預金額と引き出し額の差がマイナス55億2900万レアルとなり、ポウパンサが導入された1995年以降で最大の出超となったと発表したと6日付伯字各紙が報じている。 以前は2006年のマイナス38億レが最大で、インフレ率を考慮に入れると、同年の出超分は今年1月を上回る60 ...
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サンパウロカーニバル=去年より100も多い〃ブロッコ〃が参加
今年もカーニバル本番まで1カ月を切った。サンバのスタイルには〃エスコーラ〃と呼ばれる、巨大なサンバ会場をパレードし、出来栄えを競い優勝を争うものと、小規模ながら街の道路を行進する〃ブロッコ〃というものがある。今年のサンパウロは、街中を行進する〃ブロッコ〃の数が100も増え、かつてない規模になっている。 サンパウロのカーニバルで ...
続きを読む »〃政界洗浄〃はいつの日か=ラヴァ・ジャットが暴き出す=世界でも稀な大規模汚職
大統領選挙の年は毎回のように「ドシエー」と呼ばれる秘密文書が出回っていたブラジル。14年選挙ではドシエーこそ出てこなかったが、連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)では、ペトロブラス(PB)を中心に、これまでブラジルで摘発されたどの事件よりもはるかに大規模で、最高裁判事が「世界でも類を見ない大型汚職」と言うほどの秘密が暴かれた ...
続きを読む »FGV=パ校優秀生に初の日本人=ケンブリッジ 山内翼さんが初受賞=「人間関係に心を砕いた」
南米トップのビジネススクールとして知られるジェトゥーリオ・バルガス財団(FGV・Fundaçâo Getùlio Vargas)のMBAコース卒業式が3日、サンパウロ市のイベント会場「HSBC Brasil」で行われ、卒業生とその親族ら約千人が晴れの日を祝った。難関パウリスタ校で日本人として初めて表彰台に立った山内翼さん(31 ...
続きを読む »遵法意識が薄いブラジル人=法律よりはジェイチーニョ?
ブラジル保安フォーラムのためにジェトゥーリオ・バルガス財団(FGV)が行った調査によると、ブラジル人は公的機関に対する不信感が強く、法の目をかいくぐるのは簡単だと考える人が81%いる。また、法を守るより、「ジェイチーニョ」と呼ばれる、トリックやイカサマまで含む裏技でその場を切り抜けようとする事を選ぶと答えた人も同じ割合でいた。 ...
続きを読む »第1回欧州投資フォーラム=事業投資に最適国との評価=「法制遵守の真面目な国家」=パラグァイ 坂本邦雄
去る10月23と24日の両日、アスンシォン隣接のルケ市在のコンメボル(南米サッカー連盟本部)のコンベンションホールで、EUROCHAMBERS(欧州連合商工会議所)の第1回欧州投資フォーラムが、EU・欧州連合及び同会議所の資金と技術サポートを以ってパラグァイ国商工省に依り招集された。 同フォーラムにはイタリア、スペイン、フラン ...
続きを読む »大統領と日本移民の友情=松原家に伝わる安太郎伝=(19)=ヴァルガス自殺を聞き脳溢血=悪評ばら撒かれ松原転落へ
1954年9月30日付パ紙では、松原の資金が反ヴァルガス派議員から《一部が人殺し謝礼金として使われていることは明らかな事実である》とまで書かれた。そこに、松原側からの反論のコメントはない。 後世からみると、これは少々行き過ぎだった可能性がある。松原は共犯者として逮捕拘留された様子はないからだ。結果的にただの〃疑い〃に過ぎなかっ ...
続きを読む »大統領と日本移民の友情=松原家に伝わる安太郎伝=(15)=志村啓夫文書が明かす逸話=アルキメデスの失踪の謎
この連載に関し、人文研の宮尾進元所長から「松原については、元コチア職員の志村啓夫(ひろお)さんが相当詳しいものを書いている」との指摘を受け、『志村啓夫文書2012』(岸本晟(あきら)編集)を調べてみた。すると総合農業雑誌『アグロナッセンテ』(92年3月、60号、30~39頁)に掲載された「第二次世界大戦後の日本移民導入の口を開 ...
続きを読む »大統領と日本移民の友情=松原家に伝わる安太郎伝=(7)=「今度は君の頼み聞きたい」=日本人にもう一度機会を!
終戦直後、ヴァルガスが軍部に追い落とされた流れを受け、反ヴァルガス派はここぞとばかりに勢力を結集して保守派のUDN(民主連合)を組織し、ヴァルガス派の革新勢力「PSD(社会民主党)とPTB(ブラジル労働党)」の二派が覇を競う時代となった。 ヴァルガスは雌伏5年、1950年末の選挙では、結果的に《総票数約七百九十万票のうち、その ...
続きを読む »大統領と日本移民の友情=松原家に伝わる安太郎伝=(6)=軍に迫られヴァルガス退陣=不遇な時代を支えた友人
大戦中、ブラジル遠征軍(FEB)はは連合国側について、イタリア戦線で独裁政権の枢軸国と戦って多くの血を流した。1945年5月7日、ナチス・ドイツの降伏でようやく勝利した。しかし自国に帰ってみたら、そこにも独裁政権が待っていた。その矛盾が、軍をしてヴァルガス退陣を決意させた。 《世界には民主政治の風潮がみなぎっていた。軍の首脳部 ...
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