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バルガス 関連記事

『米州の一奇跡、パラグァイ国』=存在感示したムヒカ大統領=(上)=坂本邦雄

 最近パラグァイは色んな面で国際的に注目されているが、それを端的にいみじくも表現するのが、正にブラジルのゼツリオ・バルガス財団に属するコンサルタントで、作家のワグナー・E・ウェーバー氏のパラグァイ情勢を論評するその著書の原題(筆者仮訳)ではないかと思い、敢えて本稿の題名に使わせて貰った。 同氏の著述に依ると、現在は内陸国の人口ほ ...

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大統領と日本移民の友情=松原家に伝わる安太郎伝=(1)=息子の妻が逸話明かす=「特別な関係」とは何か

 61年前、難問だった「戦後初の日本移民導入」をジェトゥリオ・ヴァルガス大統領(当時)との〃個人的な関係〃から実現したのが、和歌山県出身の戦前移民・松原安太郎(1892―1961)だ。そんな大功労者の割にまとまった経歴が書き残されておらず、むしろ〃毀誉褒貶相半ばする人物〃のような評判まで残っている。今年4月に仁坂吉伸・和歌山県知 ...

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連載小説=子供移民の半生記=家族みんなで分かちあった=異郷の地での苦しみと喜び=中野文雄=24

 日本軍が世界を相手に勝ち進んでいると言うのだが最近、ブラジル政府が敵性国家として国交も断絶していた日本、ドイツ、イタリア各国の人たちに対して弾圧の手を加えているような話しをしていた。海岸地方に住んでいる移民の人達、特に日本人の移民には強制的に、24時間以内に家を出るようにとの命令が下されたらしい。着の身着のままで追放された日本 ...

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軍政開始50年と日系活動家=独裁政権と闘った若者たち=(下)=437人が拷問死、行方不明=大事な役割担った日系活動家

アドリアノ・ジョーゴ州議、亀田エジソンさん、三浦マルコスさん

ニッケイ新聞 2014年4月9日 「軍事クーデター50年・独裁政治の撲滅を」式典の直前には、拷問の死者や行方不明者を役者が演じ、まるで死後の世界からメッセージを送っているかのような映像が20人分ほど流され、来場者は食い入るように見入った。その最後の方には日系活動家4人分も映し出された。 その一人、フランシスコ・セイコ・オクマさん ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (46)=3度目の移民流入途絶=止めのレイス法案提出

ニッケイ新聞 2013年9月14日  当時の日本側の「脱亜入欧」という意識は、日清日露両戦争の勝利によって確固たるものになり、第一次世界大戦も経て、日本人自身は西洋列強の仲間入りした気分になっていた。その中で「日本人の海外発展」という方法を巡って、満韓、南洋、南米かというせめぎ合いが行われていた。  その一方で、西洋側では日本人 ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(14)

ニッケイ新聞 2013年6月1日  米英の在ブラジル公館からすると、枢軸国系の新聞は目障りな存在であった。ドイツ語の新聞がヒットラーを賞賛し、イタリア語の新聞がファシズムを声援、日本語の新聞が、大陸での日本軍の破竹の進撃ぶりに酔ったような紙面をつくる。それに、それぞれの国の移民社会が影響され、周辺に祖国の主張を宣伝する。バルガス ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(15)

ニッケイ新聞 2013年6月4日  それに、1934年の排日法成立の頃から、この新しい動機による帰国が加わった。  一家そろって……というそれもあったが、とりあえず子供の教育は日本で……という風潮が強まり、経済的余裕のある親は、小学校を終えた子供を日本の中学校に入れるため、日本向けの船に乗せた。  その船には、留学あるいは従軍を ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相を探る=外山 脩=(21)

ニッケイ新聞 2013年6月12日  3月21日、東京ラジオが、ブラジル政府に警告を発した。  迫害に関しては、かなり詳しいことが調査され東京に伝わっていた。  警告は、日本人に対する警官の無法行為を種々具体的に挙げているが、彼らが家宅捜索の際、強奪した金額が計二十五万円に及ぶということまで告発している。  この警告は最後を「日 ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(31)

 興道社は未だ設立されていなかった。  襲撃事件は多く起こったが、詳細は不明である。興道社の結社員の残した小冊子には「被害者は殆ど警察沙汰にはしなかった。利敵産業を営む後ろめたさによる」とある。  サンパウロ州公文書保管所2000年発行の“SHINDO ? RENMEI : TERRORISMO E REPRESSAO”(臣道連 ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(13)

ニッケイ新聞 2013年5月30日  当時、永住・同化を唱えた文化人は、他に古野菊生、半田知雄らが居たが、古野も戦後、帰国している。古野が、帰国の折、その〃後ろめたさ〃の様な心境を、正直に邦字新聞の紙面で告白していたことを筆者は覚えている。  拓殖事業家、新聞人として名の知られていた輪湖俊午郎という人物がいた。彼も同じ論者であっ ...

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