東北楽天ゴールデンイーグルスのルシアノ・フェルナンド外野手が3日、通算4試合目となった対ヤクルト戦でプロ初安打となる本塁打を放った。フェルナンド外野手はブラジル出身の日本育ちで、今年からドラフト4位で加入した日系四世。4対2の2点リードで迎えた9回表、ピッチャー青山に変わる代打として打席に立った。貴重な追加点となるソロ本塁打に ...
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パナマを越えて=本間剛夫=93
小屋の中は黒かったが、老爺がカンテラに火を入れると闇の中から少年と少女二人の顔が浮かび上がった。青年が老夫婦に私を日本人の友人だと紹介した。私たちは旅装を解いて土間に座り込んだ。老婆は土間の隅で夕食の支度を始めるかと思っていると、黄色い厚い煎餅のようなものを差し出した。「食べろ」というらしく何か呟いた。青年にならって私もおし頂 ...
続きを読む »パナマを越えて=本間剛夫=91
私は驚いて男の顔を見つめた。濃い髭ずらのエスタニスラウなのだ。懐かしいポルトガル語だ。彼は私の肩を抱いて髭ずらを私の頬にこすりつけた。私は直感した。エスタニスラウがここにいるなら、ゲバラもここだ。次の瞬間、小心な私は身の危険を感じた。私は旅商にエスタニスラウをブラジルの友人だと紹介すると彼は「奇遇ですね」と言い残して部屋へ戻っ ...
続きを読む »書家浜野龍峰さんがデモ=クリチーバで書の心広める
書家の浜野龍峰さん(福井、りゅうほう)がパラナ州クリチーバを訪れ、5月15~17日にかけて講演会やデモンストレーションを開催した。在クリチーバ日本国総領事館、国際交流基金の共催。 浜野さんの来伯は昨年に続き2回目。昨年は、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ペルーを訪問し、40日間かけて南米で書道を紹介して回った。ブラジル日系 ...
続きを読む »前途多難なブラジル経済=新自由主義との矛盾に在るジウマ=パラグァイ 坂本邦雄
ジウマ政権の前途は容易ではない。恐らくジウマ・ロウセフ大統領は自分の政治的パトロンであるルーラ前大統領から受け継いだ行政遺産の真価は、どこにあったのかと最近は自問しているに違いない。それは、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国と南アを加えた別名G―5、急成長国群)の内で、とどまる事を知らない旺盛な反自由主義の改進的な新興 ...
続きを読む »喫煙者30・7%減る=密輸煙草の使用は若干増
5月31日の「世界禁煙デー」を前に保健省が28日、13年の喫煙者は08年比30・7%減と発表したと29日付エスタード紙が報じた。 喫煙者が減ったのは煙草代が上がった事が最大の原因とみられるが、より廉価なパラグアイ産の密輸煙草を吸う人が喫煙者の2・4%から3・7%に増えている。 国立ガン院によると、パラグアイと国境を接するパラナ ...
続きを読む »「ここを先途と」大歓迎=全パ日系老人クラブ親睦の集い=パラグァイ 坂本邦雄
今年は第6回目に当る全パ日系老人クラブ連合会(山脇生年会長)の親睦交流会が予定通り5月17日(日)にアマンバイ県都ペドロ・フアン・カバリェロ市(以下PJC)の日本人会々館に於いて地元の老人クラブむつみ会(山脇氏会長兼任)と同地日本人会(原本功会長)の共催で盛大に行われた。 当日午前09時から『第二の青春、あなたも楽しい、私も楽 ...
続きを読む »外交120周年=秋篠宮ご夫妻10月来伯か=日本で報道、2週間もご滞在=皇室の全伯行脚に期待の声=大使館「依然、調整中」
外交樹立120周年を迎えた今年、皇室来伯への期待が日系社会で高まる中、NHKはニュースや電子版(25日午前4時6分)で、「秋篠宮ご夫妻 この秋ブラジル公式訪問へ」との見出しで報道した。それによれば、同ご夫妻は全体で2週間の滞在でブラジル各地を訪問するという。 日伯修好通商航海条約が結ばれたのは1895年11月5日。両国にとっ ...
続きを読む »パナマを越えて=本間剛夫=86
農業担当官はブラジルに駐在したことがあり、私が戦後二度目の旅行の際、サンパウロで日本人移住者の候補地選定に動向した間柄だったことを知って親しみが湧いた。彼はボリビアの底地ジャングルに新設されたサンファン移住地の農業指導者として駐在しているのだといった。 食卓を囲みながら、誰もがゲバラについて一言も触れないのが不思議だった。私が ...
続きを読む »北米=日系社会の盛衰映す羅府新報=語り継ぎ、記録する責任
【共同】1941年12月7日深夜。米西海岸ロサンゼルスの邦字紙「羅府新報」の駒井豊策社長が長い一日を終えて帰宅すると、米連邦捜査局(FBI)の捜査官たちが待ち受けていた。日曜日だったこの日未明(米太平洋時間)、ハワイの真珠湾を日本軍が奇襲攻撃した。羅府新報は通常の紙面を印刷した後「日本爆撃機五十機 今朝布哇を爆撃」の見出しが躍 ...
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