2006年6月9日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】リオデジャネイロ市北部で七日、警官隊と麻薬組織が銃撃戦を展開、隣接する小学校で授業中の生徒十七人が流れ弾に当たって負傷する惨事が発生した。 銃撃戦はリオ市最大のファベーラの一つ、コンプレックソ・アレモンで発生。盗難車の捜査をしていた警官がファベーラに突入したことで ...
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バレエ通じた文化交流を=ユバ農場とサンパウロ市のバレエ団
2006年6月7日(水) ミランドーポリス市の弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会=弓場常雄代表)では、今月から二回にわたり、サンパウロのスタジウム・バレエ団(代表=マリカ・ジダーリ、デシオ・オテロ)と「ブラジルと日本の文化融合」をテーマに、交流事業を実施する。 この文化事業は、ミランドーポリス市制七十二周年と日本移民九十八周年 ...
続きを読む »緩和ケア=最先端担う千馬寿夫医師=連載(8)=患者がケア求めて来たら=最初に家族会議開く
2006年6月3日(土) 二〇〇〇年ごろのこと。四十~五十代の女性が「NADI」の門を叩いた。 子宮がんを患い、出血もひどかった。この女性と家族は頑なに輸血を拒んだ。「エホバの証人」を信仰。宗教上、輸血は許されないものだったからだ。 「手術をしたくても出来なかった」と、千馬さんは、その時に受けたショックの大きさを振り返る。 ...
続きを読む »緩和ケア=最先端担う千馬寿夫医師=連載(6)=終末期医療、当初〃異端〃だった=軌道に乗るまで多くの試練
2006年5月31日(水) 「チームに入ってきた研修医たちに、ボイコットされた」──。 九六年四月末に発足した「NADI」。その滑り出しは、苦難の連続だった。終末期医療が院内で、きちんと〃認知〃されていなかったからだ。 あらゆる手段を尽くして患者の命を救うのが、医者の使命だと教え込まれる大学教育が背景にある。 「死期が迫 ...
続きを読む »ニシン750尾売上げ=にぎわった北海道まつり
2006年5月30日(火) ブラジル北海道協会(大橋皖吾会長)の「第十一回北海道祭り」が二十八日、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の同協会で開かれた。今年は約六百人が来場。ニシン七百五十尾、イカ五百杯以上を売り上げたほか、イカ焼きやイカ飯など「故郷の味」を楽しむ人たちでにぎわった。 毎年多くの人が訪れる同祭り。昨年は六百尾用 ...
続きを読む »「便乗殺人」の捜査に本腰=検察、死亡者リスト要求=容疑者の16人は前科なし
2006年5月24日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】十二日から十九日にかけて発生したPCCの一連の襲撃事件を関係者は悪夢の一週間と位置付けているが、この期間の犠牲者は一六六人に上った。 このうちPCCメンバーだとして警官が射殺した数が一一一人だったが、騒動を利用した怨恨による集団殺人や粛清を目的としたものなど ...
続きを読む »大耳小耳
2006年5月20日(土) 百周年協会に記録映像委員会が発足した。日本移民百年の歴史を万人に分かりやすく映像で―という試みには期待したい。資料収集やシナリオ作成などに携わる発足メンバー七人のうち、五人が元パウリスタ新聞出身者。現役新聞人もおり、コロニアの言論を支えてきた面々だけに百周年記念誌の叩き台も作って欲しいとの声も聞こえ ...
続きを読む »コラム オーリャ!
先週の日曜日に、とある特別養護老人ホームを訪れる機会があった。 四年ほど前に出来たばかりの施設とあって、建物自体まだ新しく、設備もいい。日本のNHKの「のど自慢」を見ながら楽しく談笑している入居者の笑顔を見れば、ここでの生活は悪くないのだろう。 ただ、そんな素晴らしい施設を一度見てまわると、意外に入居者が少ないことに気がつ ...
続きを読む »ローン販売ますます過熱=美味しいカモとなった庶民
2006年5月10日(水) 【ヴェージャ誌一九五三号】美容師のマルシアと露天商の夫ジルソンは、ヴィトリア市のファベーラ(スラム街)にある小さな家に住んでいるが、家の中は大型TVやDVD、音響セット、その他の電気製品が所狭しと並んでいる。全て長期ローンで購入した。夫婦の月間所得は二〇〇〇レアルで、ブラジルの典型的庶民の家庭だ。 ...
続きを読む »土地所有権付与を簡素化へ=違法居住の80万家族に恩恵
2006年4月28日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十七日】五カ月後に総選挙を控え、大統領府は、公有地などに不法侵入して居住している住民に土地の所有権を付与する手続きを簡素化する措置の準備を進めている。ルーラ大統領の選挙公約の一つだった所有権付与の簡素化で、大都市周辺のファベーラの住民を中心に約八十万家族が恩恵を受ける ...
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