64年振りにブラジルで開催されたW杯が閉幕。ブラジル代表は悲願の自国優勝ならず、ブラジルを破ったドイツが6大会ぶり4度目の優勝を飾りました。 開幕戦の日から、ブラジル代表の試合がある日は、町が異様な緊張感とざわめきに包まれ、私もぞくぞく。それがドイツ戦大敗後は、一転しょんぼりどんより。黄色と緑の代表ユニフォームをめっきり見かけ ...
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「W杯の最大の被害者は大統領」=USP歴史学教授が指摘=密接に絡んだ政治とW杯
悲喜こもごものワールドカップも終わり、ブラジルでは数カ月後に大統領選を控えている。 「W杯、ひいてはブラジルの歴史上、こんなにW杯と政治が絡んだことはない」。こう明言するのはサンパウロ大学(USP)の歴史学者フラヴィオ・デ・カンポス氏だ。同氏によれば、そもそも大会の開催そのものが選挙戦の日程などに影響を及ぼしている上、ブラジル ...
続きを読む »世界4位は最悪の結果か
ブラジル代表が準決勝で大敗を喫した晩、サンパウロ市南部では何の罪もないバスが、なんと20台以上も焼かれた。 次の晩、訪日予定の戦後移民と飲んでいたら、「日本代表が本領発揮できなかった原因をもっと追究すべきだと、故郷の友人に言おうと思っていたのに、ブラジル代表があのザマじゃ何にも言えないよ」とボヤいた。 例の試合を当地新聞は「百 ...
続きを読む »大敗で号泣のダビド・ルイス=「人生は終わっていない」
ブラジル代表が8日のW杯準決勝で〃歴史的大敗〃を喫した後、出場できなかった主将チアゴ・シルバの代わりに主将を務めたダビド・ルイス(DF)が大粒の涙を流した。 チームメイトからの信頼は厚く、ピッチの中でも外でもリーダー的存在の一人といわれるダビド・ルイスは今大会では準決勝まで全試合にフル出場し、2得点を記録するなど大活躍している ...
続きを読む »ステーキとお茶漬け
6月以来、一般ニュースまでW杯ほぼ一色で、他のイベントも見事にない。そんな時にも関わらず、先週末サンパウロ市で日本祭りが行われた。20万人近くが訪れる、地元主催では世界最大級の日本文化イベントだ。 そこで静岡新聞社と共に富士山写真展を開催したら、ブラジル代表の試合時間ですら会場には人だかり―という予想外の展開に。「例年より人が ...
続きを読む »今年も盛況! 文協桜まつり=1万5千人が満開愛でる
「第18回文協さくら祭り」が28、29の両日、サンロッケ市の国士舘大学スポーツセンターで行われ、1万5千人が来場した。 日本舞踊や剣道の実演が舞台で披露され、体育館では生け花、茶道、環境保全がテーマの展示会も注目を集めた。バルゼン・グランデ文協野球部のバッティングマシーンによる打撃練習教室は列ができるなど、新しい試みも関心を呼 ...
続きを読む »「私に任せて」のはずが…
イトゥ滞在中、ホテルに洋服のクリーニングを頼んだ。当日仕上がりのはずが、翌日、チェックアウトの時になっても「まだ」という。フロントの女性は申し訳なさそうな顔で「届き次第、すぐにサンパウロのホテルに郵送する」と言ってくれた。 3日たった。届かない。確認の電話をすると、別のフロント係が「ここにありますけど、何か?」。催促しなければ ...
続きを読む »大耳小耳
日本祭りの準備で聞こえてくるのは、金曜のサッカーW杯への不安。準々決勝が行なわれ、午後5時からはブラジル代表も試合を行なう。「昨年よりも金曜の販売量を減らしたわ」といった弱気な構えもあったが、その時間帯にどれだけの来場があるか。日本祭りの会場で試合観戦しようという判断もありそうだが。 ◎ また他に印象的だったのは、他県 ...
続きを読む »コッパ微塵のレストラン
「お客さんが押しかけるかと期待したのに、すっかり騙された。コッパ(カップのポルトガル語=W杯)だけにコッパ微塵ですよ…」。サンパウロ市内のさる日系レストランに顔を出すと、旧知のクソ真面目な店主はのっけからそう嘆いた。 「笑点なら『座布団一枚!』だ」と内心は大笑い。でも相手が真顔なだけにグッとこらえ、同情したフリをして、なんとか ...
続きを読む »樹海
ジュリオ・セザルがペナルティキック(PK)を2本も立て続けに止める神業で、陥落寸前のブラジル代表(セレソン)を辛うじて次戦に進めた第4戦を、サンパウロ市セントロのバールで庶民に混じって見た。ファンフェスチ会場すぐ横にあり、そこに入れなかった数千人がバール前の普通のテレビにかじりついて熱い歓声を送っていた▼会場のすぐ脇には、家な ...
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