2007年1月11日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】ベネズエラの大統領選挙で再選を果たしたチャベス大統領が就任に先立ち、一部の企業を国有化するとの宣言したのを受けて世界の金融界に不安が広がり、各国の九日の金融市場は混乱に陥った。ここ数日、開発途上国が相次いで政治革新を打ち出して不安材料となっていたが、ベネズエラの動き ...
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亜、伯をWTOへ提訴=事前の打診もなく=リジン輸入課徴金は不当=不可解な亜国流交渉術
2007年1月6日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙一月五日】アルゼンチン政府はメルコスル首脳会議を二週間後に控えた四日、ブラジル政府が課しているボトル用リジンの輸入課徴金を不当として世界貿易機関(WTO)へ提訴した。とかく足並みの揃わないメルコスル(南米南部共同市場)であるが、隣国政府による火に油を注ぐ突飛な行動に政府関係 ...
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2007年1月6日付け 『朝蔭』十二月号が発行された。「句帳(十句)(牛童子、その一句「翁より媼の多き国の春」、雑詠(牛童子選)、句評(牛童子)、第廿回念腹忌全伯大会記(栢野桂山)、「食いしん坊」(成戸浪居)、ほか。_ □ 経済専門誌『実業のブラジル』二〇〇六年十一、十二月号が発売され、各日系書店などに並んでいる。 ...
続きを読む »伯への難民は20万人=支援に手が回らない政府
2006年12月22日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】外国からブラジルへの難民入国は統計上三六〇〇人となっているものの、実数は二〇万人以上に上ることが明らかになった。 国家難民対策局が発表したもので、近年急増している。これら難民は内戦や宗教間の圧迫から逃れてきたもので、生活難も原因となっている。なかでもコロンビア ...
続きを読む »若者の殺人被害者急増=10人中4人にまで=都会より地方で増加傾向
2006年11月18日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】全国で若者世代の殺人被害者が急増し、犯行場所が地方都市となり都会離れの傾向となっている。 州間イベロ・アメリカ文部科学機関(OEI)が一九九四年から二〇〇四年までの十年間を調査分析したもので、二十歳から二十三歳までの若者の死因のうち四〇%が殺人によるもので、一 ...
続きを読む »輸出の伸びにかげり=他途上国との成長の差反映
2006年11月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】今年度のブラジルの輸出は増加を見せて世界水準を上回ったものの、開発途上国に比べて低率となり、経済成長の差をまざまざと見せつけられた形となった。 世界貿易機関(WTO)がこの程発表した中間年度報告によると、今年一月から九月までの輸出総額の伸びは一六%で、昨年同期の ...
続きを読む »どうなる2期目の外交政策=外相「北との交渉は疲れる」
2006年11月15日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙八日】留任が決まったセウソ・アモリン外相は七日、ルーラ第二期政権の外交政策を説明した。産業界が期待した二期政権での対米・EU関係の修復には消極的な意向であり、IBAS(インド、ブラジル、南アフリカ)を核とする南部同盟の結束に重点を置く意向だ。 メルコスルはブラジルの足 ...
続きを読む »ルーラ大統領=マスコミ批判を再燃=チャベス支援のかたわら
2006年11月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】ベネズエラを公式訪問中のルーラ大統領は十三日、チャベス大統領とともに、グアヤナ市で架橋の開通式に出席した。 席上三万人の出席者を前に演説したルーラ大統領は、十二月三日に行われる同国の大統領選で再選を狙うチャベス大統領を盟友とし、支援を約束した。さらに演説の中で ...
続きを読む »本領発揮か?次期政権=強固な基盤築く=7つの公約実現目指して=「2期目で馬脚」説覆るか
2006年11月15日付け 【ヴェージャ誌一九八一号】ルーラ政権の一期目は、期待する程の経済成果がなかった。しかし国民の大部分は、もう一回チャンスを上げようと同大統領を再選させた。大統領にとって一期目は、どうやらブラジル政治の見習期間であったらしい。第二期が本当の腕の見せ所というが、どうなのだろう。議会でも連立工作がまとまり、 ...
続きを読む »チャベス再選に旗振り=ルーラ大統領=紳士協定の返礼に=PMDB意見統一に猶予も=共産党から初の大統領
2006年11月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】ルーラ大統領は十二日、十九日後に迫ったベネズエラ大統領選でチャベス大統領再選の立役者を演出するため、カラカス空港へ降り立った。ベネズエラ滞在中はチャベス大統領に恩を売り、ブラジル国内では第二次政権の組閣で連立を組んだブラジル民主運動党(PMDB)と同党所属の州知 ...
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