2006年8月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ペトロブラス石油公団は一日、累積赤字で経営不振にあるペトロブラス従業員の年金基金(PETROS)へ九三億レアルを投じ、基金の起死回生を図ることを決定した。同公団は石油労組統一連盟(FUP)との間で、石油精製所三カ所またはプラットフォーム四基の建設が可能な資金を、PET ...
続きを読む »ペトロブラス 関連記事
製品の価格調整を検討=加工業の34%が=稼働率26年ぶり記録更新=雇用、財務体質も改善
2006年8月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団は三十一日、加工業の三四%が第3・四半期に製品の価格調整を計画中であると発表した。生産設備の稼働率が一九八〇年以来最高の平均八四・九%に達しており、稼動は限界状況だと同業界はいう。加工業界は、経済の安定によりライバル企業の進出おびただしく ...
続きを読む »原油価格100ドルへ?=燃料の自給体制確立急げ
2006年8月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】イスラエルとレバノンの紛争により、原油は八月渡しからバレル当たり八〇ドルになった。原油の埋蔵量は六五%が中東にあるので、同地域が不穏な間、原油価格が一〇〇ドルに達するのも時間の問題とする見解をサンパウロ州工業連盟(FIESP)が表明した。 湯水のように消費した原 ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年8月2日付け ルーラ大統領は農地の新分類法を大統領再選後に採用すると述べた。新分類法の承認拒否は、前農相の辞任理由の一つでもある。生産性で分類する現政権の見解を入れた新分類法は、官房室に提出され選挙待ちだ。気候の変化と病原菌の発生で微妙な生産低下を招いている現在、これらの事情を考慮しない生産性に前農相は抗議した。新分 ...
続きを読む »東京で伯経済セミナー=「新たなビジネス機会」
2006年7月15日付け ブラジルセミナー「ブラジルと日本の新たなビジネス機会」が今月二十六日、東京・大手町の国際協力銀行本店で開かれる。二十四、二十五両日に同じく東京で開催される「日伯二十一世紀協議会」会合で関係者が訪日する機会にあわせて開かれるもの。同行と(財)海外投融資情報財団が主催する。 バイオ燃料の最近の動向と展望 ...
続きを読む »サントス沖で新油田発見=2千mの地層掘削の快挙
2006年7月13日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】ペトロブラス(石油公団)は十一日、サントス沖合の海底で新油田を発見したと発表した。新油田は海底五〇〇〇メートルの深さで、地層掘削のみで二一四〇メートルに達した。 ペトロブラスによると、地層二〇〇〇メートルを超える掘削は史上初めての快挙で、歴史に刻まれると位置付 ...
続きを読む »ボリビア開発に資金援助=大統領会談で約束=設備接収など未解決のまま=伯製機器購入を条件に
2006年7月12日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ペトロブラスが設備の接収をめぐりボリビア石油公団と係争中にもかかわらず、政府は十日、社会経済開発銀行(BNDES)を通じてボリビア開発に資金援助することを決定した。ルーラ大統領は四日、ボリビアのモラレス大統領とカラカスで会談し、経済支援を約束。同援助に基づきBN ...
続きを読む »ブラジルの夢、露と消える=ラテンアメリカ統合はお預け
2006年7月5日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】ルーベンス・リクペロ大使は記者会見で、ブラジルがラテンアメリカ統合に掛けた夢ははかなく消えたと慨嘆した。ラテンアメリカ共同体結成の鍵は、お互い同士の信用と同大使は思っていたようだ。 モラレス・ボリビア大統領のブラジルへの敵意ともとれる対応で、双方の信用は失われ ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年6月28日(水) ポンテ・ジ・フェーロ社のズベイビル氏は、牛の脂肪分でバイオディーゼルをつくり、ペトロブラスへ納入した。大豆油から作ったバイオディーゼルより少し安価になる。牛一頭から脂肪分が一五キロ出る。これまで牛の脂肪分は屠殺場のボイラーで燃やしていた。牛の脂肪分からバイオディーゼルをつくる技術は、イタリアで開発さ ...
続きを読む »お先真っ暗なガス業界=救いの神に甘えたツケ回る
2006年6月21日(水) 【エザーメ誌八六六号】不安定なボリビアのガスの供給がブラジルの産業にもたらす影響を分析する。需要は増加するのに、国内のガス採掘は伸び悩みだ。ボリビアのガスに全面的に依存をしていたが、ボリビア国民がペトロブラスの採掘を不快としていたなどエネルギー開発の実体が今、明るみに出た。 反省すると、二〇〇一年 ...
続きを読む »