最高裁のディアス・トフォリ判事は3日、ルーラ元大統領からの、サンパウロ州アチバイアの別荘を介しての収賄疑惑の裁判をパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事の管轄から外すよう求めた請求を却下した。3日付現地紙サイトが報じている。 ルーラ氏側の弁護士が要求したのは、検察が実際はルーラ氏のものと主張しているサンパウロ州アチバイアの別荘 ...
続きを読む »ペトロブラス 関連記事
《ブラジル》連邦検察庁=ルーラやグレイシらを収賄起訴=14年パラナ州知事選で利用か=BNDES増資と引き換え?
連邦検察庁のラケル・ドッジ長官は4月30日、ルーラ元大統領やグレイシ・ホフマン労働者党(PT)党首、PT政権時代の閣僚のアントニオ・パロッシ氏やパウロ・ベルナルド氏らを、オデブレヒト社からの収賄容疑や資金洗浄の疑いで起訴した。1日付現地紙が報じている。 ドッジ長官の訴状によると、ルーラ氏は大統領だった2010年、オデブレヒト ...
続きを読む »血の契り
「血の契り(Pacto de Sangue)」――この言葉は、今年後半を騒がすキーワードになりそうだ。 「パロッシ元財相の司法取引証言がパラナ連邦警察に承認された」と4月26日にオ・グローボ紙で報道されたのを聞き、「ラヴァ・ジャット(LJ)捜査陣の反撃が始まった」とピンときた。
続きを読む »《ブラジル》パロッシが報奨付供述へ=最高裁の承認待ち取引成立=労働者党にとっては爆弾的存在
労働者党(PT)政権の中核的人物で、ルーラ政権では財相、ジウマ政権では官房長官をつとめたアントニオ・パロッシ被告が26日、パラナ州連邦警察との間で報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)を行うことで正式に合意した。正式な司法取引成立には最高裁による承認が必要だが、認められれば、PT政権の新たな疑惑が浮上する可能性もある。27日付現 ...
続きを読む »ラヴァ・ジャットは政界を浄化しているのか?
ここ数年、ブラジル政界を語るのに欠かせない話題と言えばラヴァ・ジャット作戦だ。ブラジルのみならず全世界規模で見て最大級の汚職捜査。「このラヴァ・ジャットの存在が政界の未来を明るくしてくれる」。そう信じている人は多く、国民の8割以上が捜査継続を求めている▼コラム子も捜査そのものが開始された2014年からずっと賛成しているし、長い ...
続きを読む »《ブラジル最高裁》大型汚職捜査の進展を阻む裁定=オデブレヒトの供述はサンパウロ地裁に?=ルーラ元大統領を有利にするため、なりふり構わぬ弁護団
ブラジル最高裁判所第2小法廷は24日、判事投票3対2で、建設大手オデブレヒト社関係者による報奨付供述の内、ルーラ元大統領絡みの、アチバイア別荘疑惑やルーラ研究所疑惑に関する内容を、サンパウロ州連邦裁判所扱いとする事を決定したと、24、25日付現地紙・サイトが報じた。 これまでは、オデブレヒト社の供述内容は全て、ラヴァ・ジャッ ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャット=ついにPP党首らを捜査=元秘書に疑惑の口封じ狙う?=同作戦の最初からの疑惑政党
連邦警察は24日、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦に付随する捜査を行い、進歩党(PP)党首のシロ・ノゲイラ上院議員とエドゥアルド・ダ・フォンテ(通称ドゥドゥ)下院議員の連邦議会内の事務所などで、捜査や押収などを行った。これは、彼らがラヴァ・ジャット作戦の捜査に協力しようとした元秘書に口封じを迫った疑惑に基づくものだ。25日付現地紙 ...
続きを読む »《ブラジル産鶏肉》20工場の製品が禁輸に=EU「衛生基準を満たさず」=保護貿易の隠れ蓑とブラジルは反発
【既報関連】欧州連合(EU)は19日、ブラジル国内20カ所の食肉工場で生産された鶏肉の輸入を停止する決定を下したと、20日付ブラジル各紙・サイトが報じた。 ブラジルからEUに輸入されている鶏肉のおよそ3分の1が停止処分の対象となる。政府試算、業界試算で差があるが、処分による損失は、年間2億3千万~3億ドルだという。EUは、ブ ...
続きを読む »《ブラジル》ジウマ前大統領がパサデナ問題で責任問われる=購入時に必要な審議行わず
連邦警察は、ペトロブラスによる米国のパサデナ製油所買収に伴う過払い問題に関し、同公社経営審議会議長だったジウマ前大統領らの責任を追及する意向を固めた。4日付エスタード紙が報じている。 ペトロブラスによるパサデナ製油所購入は、2006年に決まった。ベルギーのアストラ・オイル社は同製油所を05年に4200万ドルで購入したが、ペト ...
続きを読む »《ブラジル》石油、天然ガスの開発入札を実施=22鉱区総額で約80億レアル=昨年の倍以上で最高額を更新
1999年以来15回目となる、石油や天然ガスの開発権の入札が3月29日に行われ、22鉱区が総額約80億レアルで落札されたと、3月29、30日付現地紙・サイトが報じた。 この金額は、最低入札価格の7・2倍以上であるだけでなく、前回の17年9月に記録した約39億9千万レアル(インフレ調整済)の2倍以上となる、史上最高額だ。
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