ニッケイ新聞 2008年7月5日付け サンパウロ市証券市場から外国人投資家が六月、七十四億レアルを引き出し、過去最高の資本流失となった。この資本流失は、地場の投資家に少なからぬ衝撃を与えている。 七月に入ってからの株価指数は続落を続け、八・八三%下げた。七月の初週は、常識で解せないような奇妙な動きだと関係者が首をかしげた。 ...
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PBイランへ投資=中東進出で国際化へ前進
ニッケイ新聞 2008年7月5日付け 資金不足と石油精製所不足で国内消費にも事欠くイラン政府は、ペトロブラスの投資を一日千秋の思いで待ちわびている。ブラジル政府は否定するが、遅延の理由は米国の横槍であるとイラン政府が非難した。 イラン政府はカスピ海沿岸の試掘とペルシャ湾沿岸の増産を急いでいる。しかし、最近、核問題で国際的に孤 ...
続きを読む »ディーゼル小売価格も2%値上がり
ニッケイ新聞 2008年7月4日付け ペトロブラスはディーゼル油の価格を据え置いているが、バイオディーゼルの混合比率を2%から3%に引き上げたため、ディーゼルのスタンドでの販売価格が1日から少なくとも2%(0・04~0・05レアル)値上がりしている。 現在のところ、バイオディーゼルはディストリビューターにおいてリッター単価が ...
続きを読む »日伯経済一気に緊密化へ=実りあった甘利大臣訪伯=エタノールでは民間も参入
ニッケイ新聞 2008年7月4日付け 現職大臣としては二十四年ぶりとなる甘利明経済産業大臣のブラジル訪問。大臣は先月二十九日にサンパウロ市で行なった会見の席上、百周年、日伯交流年の今年を「両国関係を強化する最大のチャンス」と位置付けたが、その言葉通り、一日からのブラジリア訪問ではバイオエタノール、資源、貿易関係など、両国経済に ...
続きを読む »工業用ガス値上げ家庭用は据え置き
ニッケイ新聞 2008年7月3日付け ペトロブラスは一日、工業用液化石油ガス(LGP:二〇キロ以上)を五・三%値上げした。一月の一五%、四月の一〇%に続き、今年三度目の値上げになる。ただし、一般家庭向けガスボンベ(一三キロ)の価格は二〇〇二年来の価格のまま据え置かれた。 また、サンパウロ州の家庭用電力は四日から八・六三%値上 ...
続きを読む »鳥居と祠のある百周年公園=サンジョゼ=「小島隆治広場」が完成=官民、日系社会一体で
ニッケイ新聞 2008年7月3日付け 鳥居と祠のある公園――。サンジョゼ・ドス・カンポス市が百周年事業として建設を進めてきた記念公園がこのほど完成、六月二十八日午後四時から同所で開所式が行なわれた。開所式にはエドゥアルド・クーリ市長、議会関係者をはじめ、同市百周年準備協会(曽我部道治会長)、地元日系社会の人たちなど数百人が来訪 ...
続きを読む »ウルグアイ=ガス大鉱床を発見=南米大西洋沿岸に油田散在
ニッケイ新聞 2008年7月2日付け ウルグアイのAncap石油公団は、ラプラタ川の滝付近でガス鉱床を発見と発表した。埋蔵量は、三兆立方フィート(二百八十三億立方メートル)と見られる。 またプンタ・デル・エステ大陸棚は、サントス大陸棚と条件が似ているので、岩塩下の油田存在が話題となった。ペトロブラスは、ウルグアイでの油田探査 ...
続きを読む »狙われる油田近海=領海拡大を国連に要求
ニッケイ新聞 2008年7月2日付け ペトロブラス石油公団は三十日、二〇一五年までに原油生産を現行の日産二百万バレルから四百万バレルへ倍増する予定と発表した。 世界の油田探査企業が多数、サントス沖の近海へ殺到していることで、外務省と海軍は国連にブラジル領海の拡大承認を求め外交努力をした。国連の領海規定では二百海里であるが、政 ...
続きを読む »株価世界同時安=半年分利益が吹き飛ぶ=投資に時代の変化=米資産が途上国へ移動?=移転先有望国はブラジル
ニッケイ新聞 2008年6月28日付け 米国大企業の業績不振と原油四%高騰の発表が世界の金融市場を動揺させたことを受け、サンパウロ市証券市場の株価指数が二十六日に二・八九%落ち込んだと二十七日付けエスタード紙が報じた。原油高騰で追い風のペトロブラス株が支えなければ、今年最悪の日になったと予想される。 ゴウルドマン・サックスが ...
続きを読む »皇太子さまリオご到着=音楽交流会満喫される
ニッケイ新聞 2008年6月25日付け 皇太子さまは二十三日午後、リオデジャネイロ入りされ、同日夜、市立劇場で催された日伯音楽交流会に出席された。 入口では、セルジオ・カブラル同州知事や鹿田明義・同州ブラジル日本移民百周年祭実行委員長らが出迎えた。皇太子さまは同劇場内の装飾を見渡され、笑顔で挨拶された。皇太子さまはカブラル州 ...
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