2006年6月2日(金) W杯ドイツ大会の下馬評はほとんど出たようだ。なかで、ブラジルのサッカーの〃王様〃ペレーの「予想」は、意外と評価が高くない。ペレーに褒(ほ)められるチーム(国)は、これまでの大会であまり振るわなかったからだ。日本のスポーツ紙に「ペレーの呪い」と書かれたこともある。ペレーには褒めてほしくないという国が多い ...
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コラム 樹海
河野太郎・法務省副大臣が記者会見で、日系人受け入れは失敗だったと明言した▼この外国人労働者の受け入れに関するプロジェクトチームは、昨年暮れに起きた広島市安芸区の小学一年女児殺害事件の後、十二月末に発足した。ペルー人容疑者が日系三世の査証だったことから、日系人全体への締め付けへとつながった▼河野副大臣は「受け入れ準備をしないまま ...
続きを読む »在伯邦人6万5千人=外務省が〇五年統計発表
2006年5月31日(水) 外務省は十五日、二〇〇五年度の海外在留邦人統計を発表した。昨年十月一日現在でブラジルに居住する邦人総数は六万五四九二人(うち永住者は六万三七二五人)で、〇四年同期から約三千人(四・四六%)減少した。 国別でもっとも多いのはアメリカ合衆国で三五万一六六八人、二番目が中華人民共和国で一一万四八九九人。 ...
続きを読む »チャベス大統領は疫病神=空振り三振続きの南米外交
2006年5月24日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙】国連の安保理改革でブラジルの常任理事国入りの夢は消え、世界貿易機関(WTO)の専務理事選挙候補でも挫折した。ブラジルは南米の座長として外交を取り仕切り三年、空振り三振続きだ。 ボリビアのモラレス大統領はコカイン王として国際的批判を受ける中、ルーラ大統領の後押しで元首 ...
続きを読む »大耳小耳
2006年5月18日(木) 「我々は、別にデカセギ反対ではありません」。伯日比較法学会の渡部和夫理事長は強調する。帰伯逃亡デカセギ問題というブラジル人の不祥事に関する問題が、政府レベルの交渉に上るに当たって、デカセギ自体に反対する風潮が再燃することを、心配しているようだ。渡部理事長は「このまま日本に居つくブラジル人同胞の生活向 ...
続きを読む »南米の暴れ馬をどう御す?=ルーラ大統領に世界が注目
2006年5月17日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】南米のリーダーを自負するルーラ大統領のお株を奪い、メルコスルをかき回したベネズエラのチャベス大統領は、ウイーンで開催されるEU・ラテンアメリカ会議へも南米代表として乗り込むことになりそうだ。南米がからむ会議がいつも難航するところへ、同大統領の登場である。 会議の ...
続きを読む »PCC=警察署を一斉に襲撃=サンパウロ州=警官ら77人死亡=幹部の刑務所移送などで報復=「特に驚かない」と州知事
2006年5月16日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】犯罪組織州都第一コマンド(PCC)の幹部を含む受刑者七六五人をプレジデンテ・ヴェンセスラウ刑務所へ移送したことで、PCCが報復にサンパウロ州全域の警察署など一連の治安施設一一五カ所を十二日以降襲撃し、これまでに七七人の犠牲者が出たと十四日、サンパウロ州保安局が発 ...
続きを読む »外国人犯罪の一割はブラジル人=警察庁発表=依然深刻な少年犯罪=人数減も中国に次ぎ2位
2006年5月16日(火) 日本の警察庁は四月二十四日、二〇〇五年度の犯罪情勢を発表した。同統計によれば、昨年一年間に検挙されたブラジル国籍者は一〇六四人。前年より五十二人減少したが、中国籍(三七三九人)に次いで来日外国人検挙者の一二%を占めるなど、依然として高い割合を占めている。少年の検挙人数は三六〇人に上り、問題の深刻さを ...
続きを読む »東西南北
2006年5月13日(土) 英国のエコノミスト紙は「萎縮するブラジル」「ベネズエラに馬鹿にされたブラジル」などと題し、「ブラジルは対応を誤った」とブラジル・ベネズエラの外交関係を報じた。BBCは「これからも危なっかしい南米のリーダー」とルーラ政権を評した。マイアミ・ヘラルドがチャベスに対抗できるのはペルーのガルシア氏ぐらいだと ...
続きを読む »コラム オーリャ!
昨年末にペルー人による女児殺害事件が起きた広島でペルー・ブラジル出身者による「ラテンの会」が無料ダンス教室を始めたという。 日本社会との隔たりをなくそうと〇四年に発足した同会の懸命さが地元中国新聞の記事から伝わってくる。代表はブラジル出身の四十代の女性。事件現場近くに住み、ショックを受けた。「今こそ、頑張らなくっちゃ」 最近 ...
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