『文藝春秋』1月号にはペルー大使公邸占拠事件の体験記があった。当時の青木盛久駐ペルー大使によるもので、「日本人の不屈の精神に救われた」という。72人(うち日本人24人)もが人質になり、最初は便器が詰まってトイレはバスタブまで糞尿まみれに。日本人が率先して掃除をし、自治会を作って当番制で掃除にあたった。対するテロリストはどんどん ...
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志高く6カ国18人集い=汎米日本語教師研修会
ブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)が主催する「汎米日本語教師合同研修会」が18日から開始された。今年はブラジル、亜国、ペルー、ボリビア、パラグアイ、チリの6カ国から18人の教師が集まり、2週間の濃密な研修を行っている。初日には来賓が集まる中、開校式が催された。 板垣理事長は「デカセギ帰りである、二世以降の多くの人達が日本 ...
続きを読む »いのしし会20日に宮城で=コロニア最古の干支の会
第31回「いのしし会」(近沢宗貴会長)が20日午後7時からサンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(R. Fagundes, 152)で行われるに当たり、近沢会長と清水オリジオ副会長が案内に来社した。 猪年生まれが毎年集まる会で、「毎年楽しみにしている人が多い。昨年は大猪(80歳以上)が4人もいた。ぜひたくさんの参加を」と近沢 ...
続きを読む »東西南北
3日午後、サンパウロ市北部のカンポ・デ・マルテ空港を飛び立ったリオ州パラティ行の小型機が、リオ州コルンベーの森林に墜落した。日系スーパーのシバタ所有のキング・エアーC90号は13時34分に飛び立ち、40分ほどでパラティに到着する予定だったが、姿を見せず、捜索が始まった。現場へのアクセスは困難で、消防隊が機体を発見したのは4日の ...
続きを読む »愛する人々の喪失と何もない幸せ
仕事始めの4日、「元旦に友人を訪ねたら遺体と対面、一人暮らしで家族との連絡もとれず、孤独死だったため、警察も来る騒ぎだった」という話を聞いた。ヴィラ・アルピナで6日に葬式後、火葬に伏すと聞き、12月25日夜に召され、26日に同じ墓地で葬儀が行われた義妹の事を思い出した▼日本では12月31日にアパート火災の現場からカンポ・グラン ...
続きを読む »エルニーニョ=南米4カ国で洪水被害=少なくとも17万人が避難
強いエルニーニョ現象のため、パラグアイやアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイで洪水被害が相次ぎ、27日夜の時点で17万人が避難生活を余儀なくされていると26~28日付の伯字紙や各紙サイトが報じた。 エルニーニョ現象はペルー沖の太平洋の海水温が平年以上に高くなる現象で、南米では干ばつや大雨などの異常気象が起きやすくなる。 エルニー ...
続きを読む »静岡県菊川市=外国人児童の教育現場は今=人格形成と社会適応の現実=(7)=大切な子供たちの心理ケア
「宿題の提出は厳しいですよ。忘れたら歩いて取りに行かせます」と山下さん。 最初2年ほどは元々ブラジル学校に通っていた子供や不就学の子供がいたが、現在通っているのは来日して間もない子ばかり。特に焼津市は、震災後の東北の漁業への打撃の影響で水産関係の仕事が増えていることから、フィリピンからの日系人や呼び寄せが急増。一方ブラジル人は ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(869)=富重久子 選
サンパウロ 鈴木文子
大西日こもる熱気の窓を開け
【夏の西日は日中よりも我慢出来ない位の厳しさである。そんな西日から守るために日本では簾を下ろしたり、日除けを廻らせたり又、客を待って打ち水をしたりする。
この句は大西日を受けて、熱気の篭った部屋の窓を、ようやく日の落ちたのを見計らって開け放っている一句である。「こもる熱気の」とよく省略の効いた的確な俳句であった】
サンパウロ市=14道路で速度引き下げ=18日から最大50キロに
18日よりサンパウロ市中心部の主要道路の制限速度が時速50キロに引き下げられると、交通技術公社(CET)が報じた。 対象となるのは、マノエル・バルボーザ街、ライムンド・ペレイラ・デ・マガリャンエス大通り、ペルース道、ギド・カロイ大通り、ジオヴァンニ・グロンキ大通り、アルヴァレンガ道、ジョゼ・マリア・ウィタケル大通り、アウヴィノ ...
続きを読む »ルーラ=「ポルトガルの悪統治のせい」=ブラジルの教育遅れについて
ルーラ前大統領が、ブラジルの高等教育の遅れをポルトガルの植民地政策のせいにする発言を行い、物議を醸している。14日付フォーリャ紙サイトなどが報じている。 問題の発言は11日夜、スペインのマドリッドで開かれたカンファレンスで行われた。 ルーラ氏はそこで、「コロンブスが1492年にサントドミンゴ(現在のドミニカ)に到着した時は、1 ...
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