「兵長どの……」 私が黙ってしまったのに不審がった大島が、私を覗くようにした。私は二人をからかいたくなった。「そりゃ、シャンにきまってるさ。テキは航空将校だぜ。二十二、三かな。髪は明るい亜麻色で、瞳は珊瑚礁の、あの薄い水色だよ。鼻筋が通って、唇は適当にふくらんで、吸いつきたいほど、笑うとえくぼがぽっくり……というのかな。俺は十年 ...
続きを読む »ペルー 関連記事
第7回ヤクルト杯少年・準青年野球大会
Ⅶ TAÇA YAKULT DE BEISEBOL INTERCLUBES INFANTIL E PRÉ JUNIOR心技体ともに向上=少年の部 ニッケイ・クリチーバ初優勝=準青年の部 コーペルコチア初優勝 2月28日(土)、3月1日(日)両日、ヤクルト商工株式会社(島田永真・社長)主催による『第7回ヤクルト杯少年・準青年野球大 ...
続きを読む »曽野綾子氏に在京大使反論=日本移民は文化残して統合=駐日ブラジル大使=アンドレー・コヘイア・ド・ラーゴ(Andre Correa do Lago)
曽野綾子氏が2月11日付け産経新聞に掲載した「労働力不足と移民」をテーマにしたコラムを発表し、移民導入を肯定する論調の中で、南ア首都にある白人用マンションが人種差別廃止以来、黒人が済み始めどんどん一族を呼び寄せて一区画に20、30人住みだし、使いすぎて水が出なくなり白人が逃げだした事例を挙げて、《人間は事業も研究も運動も何もか ...
続きを読む »FIFAブラッター会長=差別的野次に強制降格措置も
国際サッカー連盟(FIFA)のジョゼフ・ブラッター会長が4日、人種差別に関与したクラブチームへの罰則を、リーグ戦の勝ち点減点や下部リーグ強制降格など、一層厳しくすべきという私見を示したと5日付エスタード紙が報じている。 パラグアイで開催中の南米サッカー連盟の会議に参加したブラッター会長は、「人種差別は近年、目に余るものがある。 ...
続きを読む »カーニバルと共に生きて=礎を築いた先人の述懐
彼らは先駆者として、サンパウロ・カーニバルの扉を開いた。人生の歴史がほぼそのままサンパウロ・カーニバルの歴史と言ってもいいほどの彼らはいまや、サンバの守り神ともいえる存在だ。 84歳のカルロス・アルベルト・カエターノさんは、サンバと共に生きてもう70年になる。サンパウロ州ベテランサンビスタ文化独立協会会長でもあるカルロスさんは ...
続きを読む »『ピンドラーマ』
コジロー出版社のブラジル情報誌『ピンドラーマ』2月号が発刊された。 「ブラジルビジネスで失敗しない秘訣」「セオ・カルラゥン・ド・ペルーシェ~サンバの砦」に、恒例の法律相談やサッカー、グルメ、イベント情報も掲載。 日系書店、日本食店などで配布中。問い合わせは同出版社(11・3277・4121)まで。
続きを読む »パナマを越えて=本間剛夫=25
コーチは突然、暫くこの町に滞在すると意外なことをいった。何故? と質ねたが、コーチは急に用事ができたのだ、という。得体の知れないコーチのことなので深くは尋ねなかったが、コーチの方から説明した。「ここは、国際スパイの拠点だ。世界の女が集められているんだ。敵国の情報を掴むには、その国内よりも、隣国での方が正確なんだ。わしは仕事上、 ...
続きを読む »ブラジルの女性役員は6%=1位はノルウェーの35%=3%の日本を上回るのみ
米国の非営利組織Ctatalystが、ブラジルの株式上場主要企業の経営審議会では女性の占める割合はわずか6%に過ぎず、調査された20カ国の中では3%の日本を上回るだけだった(1位はノルウェーで35・5%)と発表した。25日付フォーリャ紙が報じている。 大手スーパー、電力会社、ITソフトウェア会社の3社の経営審議会メンバーを兼任 ...
続きを読む »ジルセウ=ペトロロンにも関与か?=LJで疑惑の3企業が支払い=アウマーダ被告が爆弾発言=「PB贈賄は議会支持目的」
連邦警察のラヴァ・ジャット作戦で摘発され、ペトロブラス(PB)を巡る大型汚職「ペトロロン」に絡んだ疑いで上層部が逮捕された大手の建設会社3社が、メンサロン事件の主犯として有罪判決を受けた元官房長官のジョゼ・ジルセウ氏(労働者党・PT)に約400万レアルを支払っていたことが判明した。その一方、ラヴァ・ジャット作戦で逮捕された別の ...
続きを読む »今年もいのしし新年会=28日、宮城県人会館で
亥年生まれによるブラジルいのしし会(近沢宗貴会長)の『第30回新年祝賀会』が28日午後7時から、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fagundes, 152)で開かれる。会費は一般60レ、80歳以上は40レ。 1983年の発足以来、昭和天皇が崩御された89年、在ペルー日本大使公邸占拠事件の最中だった97年を除き ...
続きを読む »