ニッケイ新聞 2009年6月16日付け 【リマ十三日共同=名波正晴】南米ペルーとボリビアへの日本住百十周年記念式典に出席するため、ペルーを初めて公式訪問中の常陸宮ご夫妻は十三日、リマ市内のマルテ広場にある日本人移住記念碑を訪れ献花された。 橋をかたどったアーチ状の記念碑は移住百周年にあたる一九九九年に建てられ、移民船「佐倉丸 ...
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皇室迎えるボリビア日系社会=常陸宮ご夫妻が3カ所へ=18日、サンタクルスで記念式典=地元で進む歓迎準備
ニッケイ新聞 2009年6月9日付け 日本人移住百十周年を迎えるペルーとボリビアで今月記念式典が挙行されるのにあたり、常陸宮正仁親王殿下と同妃華子殿下が十一日から両国を訪問される。移住百周年の時にご結婚前の黒田清子さん(紀宮内親王)が訪問されて以来、十年ぶりとなる皇室のご訪問。地元では歓迎に向けた準備が進む。三カ所を訪問される ...
続きを読む »連載=アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベラ・ビスタ編】 第1回=野地忠雄さん「出るに出られん」=ペルー生まれ、米国強制収容も
ニッケイ新聞 2009年6月6日付け 雨季もほぼ終わりの四月下旬、アマゾナス州マナウスを訪れた。ラ・ニーニャ現象の影響もあり、アマゾン流域は大増水。「百年来の大水」とのニュースが市民の話題をさらっていた。 市対岸への船が発着する港の水位は上がり、渡された板の上を歩いて、ボートに乗り込む。けたたましいエンジン音に耳が慣れてくる ...
続きを読む »日伯論談=第6回=日本発=三山喬=危機をコミュニティーの転機に
2009年6月6日付け 年末年始、取材で何回か浜松を訪ねた。失業問題は想像以上に深刻であった。だが、この「デカセギ始まって以来の危機」の中、私はまた、ある種の希望も感じた。 日本語を学ぶ意識の広がりと、ブラジル人自らが助け合う互助グループの誕生である。必要に迫られての現象だろうが、この危機を乗り切ったとき、本当の意味で初めて ...
続きを読む »届かなかったアマゾンの声=皇室ご来伯は絶望的=トメアスー「本当に無念」=「ぜひ代わりの方来て」
ニッケイ新聞 2009年6月5日付け 「アマゾンの声は届かなかったか…」。九月に開催されるアマゾン移住八十周年に、皇室のご来伯の可能性がなくなったことが先々週初め、マナウス総領事館から日系団体代表者に伝えられた。現地では「本当に無念」と強く残念がる声が聞かれ、この対応に複雑な想いを持ったようだ。特に〃アマゾン移民のふるさと〃ト ...
続きを読む »ランショ・ダ・トライーラ=和風ピラルクー料理はいかが?=新たなメニューが続々
ニッケイ新聞 2009年6月5日付け 大きな鍋でサクサクに揚がった川魚フライで人気の『ランショ・ダ・トライーラ』(Rua Machado de Assis 556 Vila Mariana)が新しいメニュー作りに取り組んでいる。 「コラーゲンたっぷり。美容にも最高」―。同店のオーナー坂口功治さんの一押しは、ブリ大根ならぬ「ピ ...
続きを読む »次の百年戦略のために=~日系社会とは何か~=第1部《世界史の視点から》(7)=ブラジル日系社会の存在意義=全世界の6割という重責
ニッケイ新聞 2009年6月4日付け 世界史的に稀な状況を経て生まれたブラジル日系社会は、世界においてどんな存在なのか。世界の全日系人口におけるブラジル日系社会の割合から、その存在意味を推し量ってみたい。 海外日系人協会サイトによれば、平成十六年(〇四年)現在で全世界の日系人数は約二六〇万人だ。「海外日系人」の定義は「日本か ...
続きを読む »デカセギ問題で高官派遣へ=日伯首脳が電話会談
ニッケイ新聞 2009年5月29日付け 麻生太郎首相とルーラ大統領は二十七日午後九時半から二十分間電話で会談し、両国の懸案について意見を交わした。 外務省広報によれば、首相は北朝鮮が今月実施した核実験に対しブラジルが速やかに非難声明を出したことを評価し、ブラジルとも協力して対応していきたいと述べた。 これに対しルーラ大統領 ...
続きを読む »中国人密入国に連警介入=幇助者ら14人を一斉逮捕=サンパウロ市での奴隷労働の疑いも
ニッケイ新聞 2009年5月27日付け 北部国境からの中国人密入国者増加を受け、連邦警察が二十二日にダ・シャン作戦を実行、ロライマ州とサンパウロ州で幇助者十四人を逮捕したと、二十三日付伯字紙が報じた。 ダ・シャン作戦は、〇八年にロライマ州ポルト・ヴェーリョからサンパウロ市行きの飛行機に乗り込もうとした不法入国の中国人三人が逮 ...
続きを読む »企業と請負会社を提訴=ブラジル人ら雇用継続求め=横浜地裁
ニッケイ新聞 2009年5月23日付け 【共同】自動車用照明器製造大手「スタンレー電気」(東京)の工場に勤務し、解雇された請負社員の日系人ら十八人が二十二日、同社と請負会社に雇用継続と慰謝料計約五千九百万円、解雇後の賃金の支払いを求め、横浜地裁に提訴した。 訴えによると、原告は、二〇〇二―〇七年から神奈川県秦野市の同社工場で ...
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