ニッケイ新聞 2008年12月13日付け 【既報関連】財務省は十一日、消費を促進して国際金融危機の影響緩和をするため、緊急対策法案を発表と十二日付けフォーリャ紙が報じた。国税庁は、八十四億レアルの税収減に応じる意向だ。所得税(IR)は中流階級の手取り額を増やすため、新たに二つの軽減税率を設ける。消費者ローン促進のため金融税(I ...
続きを読む »マンテガ財務相 関連記事
G20金融会議=新金融秩序に第1歩=「監督の看視者」提案へ=具体策は15日のサミットで=「同じ船に乗っている」
ニッケイ新聞 2008年11月11日付け 九日付けエスタード紙によれば、金融危機収束に向けてサンパウロ市で開催された主要二十カ国の財務相・中央銀行総裁会議(G20)で、ブラジルは議長国として、IMF(国際通貨基金)や世銀における新興国の発言力を増すように舵を切った。今回討議された内容は、来週十五日に米国ワシントンで行われる緊急 ...
続きを読む »ノッサ・カイシャ=64億Rで売却合意=大型銀行合併で有利な影響
ニッケイ新聞 2008年11月7日付け セーラサンパウロ州知事とマンテガ財務相は五日、サンパウロ州立貯蓄銀行(ノッサ・カイシャ)のブラジル銀行への売却価格は、六十四億レアルをベースとすることで合意と六日付けフォーリャ紙が報じた。残るは、ルーラ大統領の裁可待ちのみとなった。 買収が正式に成立すると、ブラジル銀行の資産は四千七百 ...
続きを読む »イタウー・ウニバンコ=銀行合併でメガバンク誕生=南米最大、世界で17番=再編は金融危機の申し子=資本力強化が急務に
ニッケイ新聞 2008年11月5日付け 国内三位のイタウー銀行と同六位のウニバンコ銀行は合併する意向があると三日に発表したと、四日付けエスタード紙が報じた。これで南半球最大、世界ランクで第十七番目の銀行が誕生する。両行の総資産は五千七百五十億レアル、イタウー銀行のロベルト・セットゥバル頭取が新頭取に就任、ウニバンコのペードロ・ ...
続きを読む »税金攻勢=記録的税収これまで=減収と厳しくなる徴税
ニッケイ新聞 2008年11月1日付け 国税庁は十月三十日、今年度決算の締め切り日まで、余すところ四十二日間となったが、徴税総額が連邦政府と州、市で八千五百億レアルに達したと発表したことを三十一日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。 タックスメーターは、サンパウロ州商業連盟の屋上に設置され、毎日、秒単位で税収額を掲示して ...
続きを読む »下院=銀行支援と監視暫定令可決=中銀は議会へ報告=財務省が納税期限を延長=建設業は失業対策で一役
ニッケイ新聞 2008年10月30日付け 下院は二十八日、外貨建て融資契約を担保に輸出手形の割引を行う金融機関を、中央銀行が支援することを認める暫定令四四二号を可決と二十九日付けエスタード紙が報じた。一方でマンテガ財務相は建設業へ三十億レアルの運転資金を融資したり、納税期限を三十日間から六十日間へ延長するなど数々の金融危機への ...
続きを読む »マンテガ財務相=「ブラジル版サブプライムではない」=経済システムは健全=金融派生商品損失に言及=〃水源〃枯渇で資金難
ニッケイ新聞 2008年10月14日付け 国際通貨基金(IMF)の定期総会に出席したマンテガ財務相は十二日、金融危機の世界への影響について「途上国にも情け容赦なく襲いかかる。その影響をまともに被るのは一般庶民だ」と表明したと十三日付けエスタード紙が報じた。金融派生商品で大損を生じたブラジル企業もでたが、経済システム自体には大き ...
続きを読む »ルーラ大統領=「米大統領の二の舞はふまない」=信用危機に備える=ドル高騰で情勢が一変=ブラジル経済の正念場来る
ニッケイ新聞 2008年10月4日付け 事態の深刻さを認識したルーラ大統領は十月二日、米金融危機に際し米政府が適切な即時対応をできないことで、「ブッシュ大統領の二の舞をふみたくない。しかし、米政府の出方次第でブラジルの対処法が決まる」と述べたことを三日付けエスタード紙が報じた。米国発の不確定要因は、ブラジルにも不確定要因をもた ...
続きを読む »09年度経済成長率=大統領府、4%以下へ修正か=弱気に急変した政府=PACで景気つけ市場鼓舞=BRICsでは最も軽傷
ニッケイ新聞 2008年9月30日付け マンテガ財務相は〇九年の経済成長率を四・五%というが、政府内には二十七日、四%以下へ下方修正という悲観的予測が大勢だと二十八日付けフォーリャ紙が報じた。中央銀行のメイレーレス総裁がブラジルの企業は〇九年、内部整理に専心する時と提言。BRICsの「醜いあひるの子」ブラジルは、米危機の嵐から ...
続きを読む »サンパウロ市証券市場=外国人投資大挙引き揚げ=最有望市場に試練=米危機回復までの辛抱=政府が投資奨励対策へ
ニッケイ新聞 2008年9月19日付け サンパウロ市証券市場(ボベスパ)は十七日、外国人投資家の大挙引き揚げで株価指数を六・七四%も下げ、外国人投資収支は九月だけで七億レアルの赤字、一月から百七十億レアルの赤字と十八日付けエスタード紙が報じた。マンテガ財務相は、国内企業にとって国際金融での資金調達が困難になるとの見通しで、投資 ...
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