ニッケイ新聞 2008年8月21日付け マンテガ財務相は十九日、民間企業の税滞納決済を容易にする新草案を大統領に提出と二十日付けエスタード紙が報じた。これは連邦政府に対する税の滞納が、長期据え置きで貯まっているため整理をするもの。 新草案は、一万レアル以下の滞納分支払い免除や期限猶予、前払いへの割引、分割払いの変更など九種類 ...
続きを読む »マンテガ財務相 関連記事
5年経過滞納税は=負担軽減の税制改革起草
ニッケイ新聞 2008年7月3日付け 政府は七月一日、連邦税の徴収改定とその他税制改革法案を上程する意向だと二日付けエスタード紙が報じた。その中には、一定額以下の滞納税免除や利子や罰金の低減も含まれる。 マンテガ財務相は、政策委員会メンバーの各党代表に同法案が滞納税の支払いに分割などの便宜を図るものであることを説明した。分割 ...
続きを読む »食糧危機に備え融資増額=増産で高騰に対処=物価凍結が混乱と後遺症=ブラジルはインフレの卒業生
ニッケイ新聞 2008年6月21日付け 政府は十九日、食糧高騰がもたらすインフレ対策で次期作付けのため六百五十億レアルの農業融資を用意する意向と二十日付けフォーリャ紙が報じた。ステファネス農相によれば、同融資で来年度穀類生産は五%増の一億四千八百万トンが見込まれるという。 農相は、生産物がないのにインフレ抑制のため物価凍結を ...
続きを読む »パロッシが帰還?=ルーラ大統領の胸算用は
ニッケイ新聞 2008年5月30日付け ルーラ大統領の胸中は、マリニョ社会保障相とマルタ観光相の二人が六月五日閣外へ去るので後任選びに苦心と二十五日付けヴァロール紙が報じた。先ず浮上したのが、管理人の銀行口座を無断開示して最高裁判決待ちのパロッシ前財務相だ。 前財務相を次期大統領選で空席になる要職の後任に、据える考えだ。訴訟 ...
続きを読む »G7、独自判断は不可=BRICsが国際経済に台頭
ニッケイ新聞 2008年5月24日付け アモリン外相が十六日、「G7は今後、ブラジルなどBRICsの意見を伺うことなく独自の決定はできなくなる」と述べたことを十七日付けエスタード紙が報じた。BRICsは初回BRICs外相会議をモスコーで開幕し、BRICsの使命自覚を表明した。 これからは、G7に平行して国際問題に関するBRI ...
続きを読む »小切手税は隠れ蓑=医療充当で騙す乱脈財政
ニッケイ新聞 2008年5月22日付け 国民が恐れているのは、小切手税に代わる代替税の復活ではなく、財務省の悪い習慣がくりかえされることだと二十一日付けエスタード紙が警鐘を鳴らした。代替税の復活はルーラ大統領によって拒否されたが、リスクは健在である。 連邦令補足案二十九号は、上院を通過、下院で審議中だ。連邦総予算の一〇%プラ ...
続きを読む »ルーラ大統領=医療費捻出は議会次第=小切手税代替なし=大統領が新税裁可を拒否=議会「政府はカネがある」
ニッケイ新聞 2008年5月21日付け ルーラ大統領は十九日、医療予算の財源で廃止となった小切手税(CPMF)の代替税案を、議会の責任で考えるよう命じた。政府関係者は先週、CPMFを以前の〇・三八%から〇・〇八%の減税復活を提案したが、大統領が拒否した。ムッシオ憲政相は、小切手税攻防戦で敗走した昨年の轍を踏みたくないという。 ...
続きを読む »注目浴びるSWF=政府、外貨を短期間で運用
ニッケイ新聞 2008年5月15日付け ソブリン・ウエルス・ファンド(フンド・ソベラノ=以下SWF)原資は、市場に溢れるドルを回収し、充当するはずであった。しかし、マンテガ財務相は十三日、税収の余裕分をSWFへ回す意向を示した。 これからSWF(フンド・ソベラノ)という単語が、ひんぱんに紙上に登場する。別の呼び名は、政府系フ ...
続きを読む »輸出奨励と生産強化へ=産業空洞化を阻止=経常収支赤字で足元ゆらぐ=経済戦争に国民皆兵制で
ニッケイ新聞 2008年5月10日付け 政府は八日、経常収支の赤字を克服するため、輸出を奨励する投資促進や技術革新などを盛り込んだ工業生産の強化政策を打ち出す意向を表明した。具体案は十二日公表するが、二〇一一年までに二百五十億レアルの予算枠で税制恩典やBNDES(産業開発銀行)の低利融資を優先部門へ供与する。 工業生産の強化 ...
続きを読む »外資流入に制御不要=交感神経が健在な大人の国
ニッケイ新聞 2008年5月7日付け マンテガ財務相は六日、投機資金の乱入を懸念し、何らかの制御棒を設置する意向を表明したが、ブラジルに入る外資は、一部を除いて長期の直接投資であると経済学者のミング氏はいう。風を制御するより蝋燭が消えないように工夫せよと。 ブラジルを「契約の地」と決めてくる資金は、ブラジルにとって歓迎すべき ...
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