2007年1月20日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ルーラ大統領は十八日、リオデジャネイロ州知事公邸で、州政府の債務についてはケースバイケースで対応するとしながらも、基本的に連邦政府は再交渉を行わない考えを明らかにした。「国が財政規律の無くなる状態に戻ることは容認できない」点を大統領は強調した。 州政府は債務に対 ...
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長期貸付金利年6・5%へ=連続5回の引き下げ=投資増やして経済活性化
2006年12月23日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】政府は二十一日、長期貸付金利をこれまでの年率六・八五%から〇・三五ポイント下げて六・五%にすると発表した。実施は二〇〇七年一月となる。これにより引き下げは今年に入って連続五回を数え、同金利制度が取り入れられた一九九四年以来、最低の利率となった。 この金利は主 ...
続きを読む »所得税対象額を調整へ=来年と再来年に3%ずつ
2006年12月1日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】議員らと組合の圧力に譲歩する形で、政府は二十九日、所得税対象額の調整を二〇〇七年と〇八年に実施する方針を固めた。 来年度予算案報告者のラウプ上議(ブラジル民主運動党=PMDB)と話し合った結果、政府は今後二年間に三%の調整を行うことで合意した。現行の免税対象所得 ...
続きを読む »公務員給与の抑制検討=調整はインフレの範囲内に
2006年11月30日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十九日】ルーラ大統領の求める経済成長を実現するため、投資促進を目的とした生産部門への減税策などが検討される中、そのための予算を確保する手段の一つとして、来年の公務員給与調整を見直す案が経済スタッフの間で浮上している。 公務員の給与の大部分はインフレ率を上回る調整が行 ...
続きを読む »財政収支が10月に好転=黒字目標を達成=債務GDP比50%切る=出費増える残り2カ月
2006年11月29日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】大統領選など予想外の出費で、今年度の債務一〇四億七〇〇〇万レアルの決済が危ぶまれていた財政収支は、十月期の緊縮財政により累計で九〇九億九〇〇〇万レアルの基礎収支黒字となったことを中央銀行が二十七日、明らかにした。この財政黒字は国内総生産(GDP)の五・三二%に ...
続きを読む »東西南北
2006年11月25日付け マンテガ財務相は二十三日、勤続年限保証基金(FGTS)の資金を使って一〇〇から一五〇億レアルの基金を創設し、低所得層の住宅建設への融資にあてると発表した。対象は月収が最低賃金の五倍(一七五〇レアル)までの世帯で、建設費の三分の二を負担。サンパウロ州建設組合は七五万戸が建設されると試算。 ◎ ...
続きを読む »インコール救済に暫定令=開発銀が緊急融資へ=2億5千万R$の赤字抱える=既に職員の半分解雇
2006年11月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】財政危機に陥ったサンパウロ市の心臓研究所(インコール)支援のため政府は十五日、暫定令(時限立法)を制定する方針を決めた。金融機関から一億二〇〇〇万レアルの緊急融資を受けるための保証人を立てられないため、暫定措置により社会経済開発銀行(BNDES)からインコール後 ...
続きを読む »5%成長は17年以降=IPEAが爆弾宣言=電力供給と投資不振尾を引く
2006年11月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】ブラジルの五%以上のGDP(国内総生産)成長は二〇一七年以降にしか達成できない―。爆弾宣言を行ったのは応用経済研究院(IPEA)で、ジアンビアジ氏とレヴィ氏の両エコノミストが中心となって現状分析を行った結果による。 同院によると、GDPの二〇%を占める電力業界 ...
続きを読む »公務員の昇給抑制を検討=公共投資などへの資金捻出
2006年11月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】経済成長を目的に公共投資の増加や減税を通じた企業の設備投資促進を計画する政府は、そうした予算を捻出するため、立法、司法関係職員の昇給抑制を検討している。 マンテガ財務相とベルナルド予算管理相は十三日、同抑制策について意見を交換した。抑制策を含む経済成長プログラ ...
続きを読む »「脱パロッシ」宣言に反応=金融界に不安広がる=中銀総裁更迭で産業界も一致
2006年11月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】大統領選挙から一夜明けた十月三十日の金融市場は、ルーラ大統領の新政権発表にもかかわらず、経済政策の不透明さからくる不信感が広がり取引は低調に終り、灰色の月曜日となった。サンパウロ市証券取引所(BOVESPA)は一・〇九%下げて株価平均指数は三万八九〇〇となった。 ...
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