「悪党には悪党をぶつけるしかないんだ」――悪の政治学なのか、それとも「実践的なブラジル的政治手法」なのか。11日のTVクルトゥーラの人気討論番組『ローダ・ヴィヴァ』に出演したロベルト・ジェフェルソン元下議の話を聞きながら、不思議なことにある種の清々しさを感じた。政府軍を度々蹴散らしたアントニオ・コンセリェイロの反乱に雲集したカ ...
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ジウマ=罷免賛成多数の政党続々と=PSDとPTBも加わる=最大党PMDBも9割方が=連邦政府に残された手は?
17日の下院本会議でのジウマ大統領(労働者党・PT)罷免の投票を4日後に控えた13日、社会民主党(PSD)とブラジル社会党(PTB)が、(罷免反対の議員はいるものの)党としては罷免賛成との立場を明らかにした。これによりジウマ大統領が、罷免回避に必要な172票を確保するのはかなり厳しい状況になった。14日付伯字紙が報じている。 ...
続きを読む »たとえ罷免を逃れえても
大統領罷免への動きが加速する中、進歩党(PP)が「ミスター汚職」ことパウロ・マルフ下議除籍に動き出した。同下議の追放を要請したのはシロ・ノゲイラ党首で、保健相や連邦貯蓄銀行総裁の座と引き換えに連立慰留を乞われたPPを同氏が強い口調で批判した事などが原因だ▼サンパウロ市長時代のマルフ氏は「盗むけれど仕事もする」と言われ、公共工事 ...
続きを読む »日本でこっそりルーラ批判をするムヒカ
日本で大人気のホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領(ドン・ペペ)の思想には、南米の2大国に挟まれた小国という地政学的な条件が深く影響を与えている気がする。その要素もまた日本人から共感を得やすい部分かもしれない▼ウ国は元々アルゼンチンの一部「東方州」だったが、1820年にポルトガル軍(ブラジル)に侵攻された。亜国は地元勢と協力してゲリ ...
続きを読む »ブラジルの景気後退は予想以上
国際通貨基金(IFM)のラガルド専務理事が5日、フランクフルトで「世界経済の見通しは一段と悪化した」との見解を表明、新興国は全般に経済活動が弱体化しているが、ブラジルの景気後退(経済減速化)は予想以上だとも述べた▼同氏によれば、インドは依然として強い成長を示しているが、ブラジルとロシアは景気後退の只中で、原油の国際価格下落の影 ...
続きを読む »ジェフェルソンが政界復帰=メンサロンの暴露者が、激動の政界の今を語る
2005年、当時のブラジル社会を揺るがした大型汚職事件、ルーラ大統領(当時)による労働者党(PT)政権による「メンサロン計画」を暴露し、自らも収賄で実刑判決を受けていたロベルト・ジェフェルソン氏(62)が、14日に、党首をつとめていたブラジル労働党(PTB)の党首に返り咲く。 ジェフェルソン氏はPTB党首時代の05年5月に、 ...
続きを読む »LJ第27弾=Sアンドレの企業家ら逮捕=ブンライ通して借りた金は
連警が1日朝、大サンパウロ市圏4市でラヴァ・ジャット作戦(LJ)第27弾を敢行、サントアンドレ市(SA)の企業家と労働者党(PT)元事務局長を逮捕したと同日付伯字紙サイトが報じた。その報道概要は次の通り。 同作戦は、昨年11月に逮捕されたジョゼ・カルロス・ブンライ被告が04年10月にシャヒン銀行から借りた1200万レの行方など ...
続きを読む »「ブラジルのニクソン」=ニューヨーカー誌がジウマ語る
現在、ブラジルで起こっている政治の混乱は世界的な話題にもなっているが、アメリカの「ニューヨーカー」誌は3月30日付の同誌サイトに、現在のブラジルの混乱やジウマ大統領(労働者党・PT)について語っている。 同誌はジウマ氏を「ブラジルのニクソン」として紹介した。それはニクソン元大統領が2期目の2年目の1974年に、「ウォーターゲー ...
続きを読む »モロ判事が世界のリーダー13位=「アンタッチャブル」の捜査官と比較も
現在、ブラジル史上最大の汚職事件を担当するパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が、アメリカの経済誌「フォーチューン」の特集した記事「世界のリーダー50人」の中で、堂々13位にランクインする快挙を成し遂げた。 このリストは全世界を対象にしたもので、1位はインターネット企業「アマゾン」創始者のジェフ・ベゾス氏。以下、ドイツのアンゲ ...
続きを読む »「罷免は憲法も保障する行為」=最高裁判事がジウマに反論
ジウマ大統領が22日、自身に対する罷免の動きは「民主主義に対するゴウペ(クーデター、golpe)だ、絶対に辞任しない」と宣言したことに対し、最高裁判事らが「罷免は合法」との見解を示したと24日付伯字紙が報じている。 ジウマ大統領はかねてから、現在の大統領罷免の動きは1964年の軍事政権誕生を招いたクーデター同様の「ゴウペ」だと ...
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