ブラジルを代表するサンパウロ州の2大新聞、フォーリャ紙とエスタード紙は5日の紙面で、4ページからなる特別冊子編成扱いで共に「ロシア革命から100周年」の大特集を組んだ▼今回のこの100周年に関してはどこの世界もそれなりに記事としては展開しているが、一見ロシアとそれほど関係ないように見える遠く離れた南米のブラジルで、ここまで大き ...
続きを読む »ラヴァ・ジャット 関連記事
《ブラジル》連邦警察の新警視総監指名に不穏な影=背後にPMDBの圧力か=ラヴァ・ジャット作戦に悪影響?=法相の反対を押し切って
テメル大統領(民主運動党・PMDB)は8日に、連邦警察の次期警視総監としてフェルナンド・セゴーヴィア氏(48)を指名した。警視総監交代はエリゼウ・パジーリャ官房長官たっての希望で、ジョゼ・サルネイ元大統領らが後押ししたとされ、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で容疑をかけられたPMDBの要人の根回しで実現したものとの憶測が飛びかって ...
続きを読む »東西南北
本日付本頁で報じている連邦警察の新警視総監選出の話だが、セゴーヴィア氏を推薦したサルネイ元大統領は、既にお蔵入りになったとはいえ、「ラヴァ・ジャット作戦(LJ)をつぶそうと画策した」容疑で連邦検察庁からレナン・カリェイロス元上院議長やロメロ・ジュカー上議らと共に捜査対象となった人物だ。その人が、次の警視総監に自分と極めて近い立 ...
続きを読む »《ブラジル》連邦第4地域裁(TRF4)が元労働者党(PT)中央会計のジョアン・ヴァカリ・ネット被告の刑期を大幅延長=労働者党のペトロブラス事業の収賄窓口=ルーラ裁判にも暗雲漂う
労働者党(PT)元中央会計のジョアン・ヴァカリ・ネット被告が7日、連邦第4地域裁(TRF4)で行われたラヴァ・ジャット作戦の第2審で、刑期を10年から24年に延長された。同裁での裁判を来年に控えるルーラ氏にとって、大統領選出馬に暗雲が立ち込める結果となった。8日付現地紙が報じている。 TRFは第2審を扱う上級裁判所だ。ラヴァ ...
続きを読む »《ブラジル》前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告がルシオ・フナロ容疑者の証言を徹底的に否定=JBS社主ジョエズレイ・バチスタ被告責め、テメル大統領擁護=検察庁による陰謀説唱える=自身のデラソンは成立せず
昨年9月に議員罷免処分を受け、同10月からはラヴァ・ジャット作戦で逮捕されている前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告(民主運動党・PMDB)が6日、ブラジリアの裁判所で被告尋問に応じ、PMDBの元オペレーターで報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)で爆弾発言を行っているルシオ・フナロ容疑者を批判し、テメル大統領をかばった。7日 ...
続きを読む »《ブラジル》企業版の報奨付供述、レニエンシア=汚職捜査の足かせに?=減刑交渉成立は1社だけ=関連新法で企業の利点縮小か
【既報関連】ラヴァ・ジャット(LJ)作戦の一環で、石油公社ペトロブラス社の石油精製所建設契約に絡み、建設大手エンジェヴィックス社が汚職を行ったとされる疑惑の解明調査を、汚職対策省が2年間停止していたと、3日付現地紙が報じた。 同省は捜査停止の理由を、エンジェヴィックス社が、企業版の報奨付供述と言えるレニエンシアの提案を行った ...
続きを読む »《ブラジル》ジウマール・メンデス最高裁判事が元リオ知事の刑務所移送差止=「隔離の必要性」認めず=異例の同一判事への3度の却下=ホワイトカラーへの甘さ再び
リオ州元知事のセルジオ・カブラル被告を南マット・グロッソ州の連邦刑務所に移送させるという、リオ連邦地裁のマルセロ・ブレッタス判事の命令を、連邦最高裁のジウマール・メンデス判事が10月31日に覆した。メンデス判事は過去にも2度ブレッタス判事の命令を覆し、ホワイトカラーの容疑者の便宜を図ったと問題になっていた。1日付現地紙が報じて ...
続きを読む »本人は「こんなのは軍政以来」と嘆くも=過激言動で極端な賛否両論を巻き起こすカエターノ・ヴェローゾ
10月30日、このところ何かとお騒がせ続きの、ブラジル音楽界の大御所で国際的スターのカエターノ・ヴェローゾ(75)が、ホームレスの人たちによる不法占拠地域で開催する予定だったコンサートの中止命令を出された。 これを不服としたカエターノが、再び問題発言を行い、新たな騒動を引き起こしたが、彼の言動を巡っては現在、世論が真っ二つに ...
続きを読む »「第2審有罪で政治家の選挙出馬禁止」=トルクアット・ジャルジン法相が見解=最高裁の判断さえ揺れる中「第2審有罪で政治家の選挙出馬禁止」=トルクアット・ジャルジン法相が見解=最高裁の判断さえ揺れる中
トルクアット・ジャルジン法相は10月30日に、刑事裁判の第2審で有罪となった被告はこの時点で刑に服すべきで、政治家の選挙出馬に関しても、「第2審で有罪になった場合は出馬できない」との見解を示し、テメル大統領や国家総弁護庁(AGU)よりも厳しい立場を表明したと、10月31日付エスタード紙が報じている。
続きを読む »《ブラジル》ロドリゴ・ジャノー前検察庁長官が退任前に疑惑の条項加筆?=「裁判所の許可なくても捜査可能」に=司法界から強い抗議殺到=JBSの件以降、強引さ目立つ
ロドリゴ・ジャノー前連邦検察庁長官が、退任直前の8月に、検察官や捜査官が、裁判所の許可なく、公的な立場の人物や民間人の犯罪行為に関する情報や書類を集めたり、捜査したりすることを認める条項を書き加えていたことが判明し、司法界で問題となっている。30日付エスタード紙が報じている。 ジャノー前長官は全国検察審議会(CNMP)議長と ...
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