ジャイール・ボルソナロ次期大統領(社会自由党)のグループは10月30日、次期法相として、パラナ州連邦地裁でラヴァ・ジャット作戦を管轄する、セルジオ・モロ判事を迎えたい意向を示した。これに対してモロ判事も、「引き受けることはありえる」と答えている。10月31日付現地紙が報じている。 ボルソナロ氏は当選翌日の10月29日に、グロ ...
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東西南北
28日の大統領選決選投票で当選が決まったジャイール・ボルソナロ氏に関して、ブラジル国内での受け止められ方と国外でのそれに、かなり大きな差があると言わざるを得ない。国外の報道で目立つのは、「ファー・ライト(極右)の政権がブラジルに誕生した」と、民主主義が危機にさらされる脅威を伝えたものだ。これはブラジル国内での、特に同氏支持者の ...
続きを読む »今のブラジルを思うとゾッとする、昭和の名コラム
「汚職は国を滅ぼさないが、正義は時に国を滅ぼす」という、日本では比較的有名な言葉がある。その言葉の主は「昭和の名コラムニスト」と呼ばれた山本夏彦氏(1915~2002年)だ▼この言葉は、正確には同氏が1980年に書いた「汚職で国は滅びなない」と83年の「正義は時に国を滅ぼす」を合わせたものだが、論旨そのものは前者でほぼ書ききっ ...
続きを読む »続々買われるブラジル企業=5年で398件1300億レアル流入=ブラジル安で外資の買収の標的に
2014年から今年の8月末までに外資に買収されたブラジル企業は398に上り、買収額は総額1330億レアルに上ると22日付現地紙が報じた。(「買収」には、一部資産だけの買収も含む。) 外資によるブラジル企業買収件数は14年80件、15年92件、16年75件と推移し、昨17年は108件だった。今年は8月末の段階で43件となってい ...
続きを読む »東西南北
7日に当選者が決まったばかりの下院で、早くも新下議による挑発がはじまっている。ジャイール・ボルソナロ氏の社会民主党(PSL)の新下議のグループが、ボルソナロ氏の三男のエドゥアルド氏を「最多得票を獲得した」ことを理由に次期下院議長になるべきだと、強く主張しているのだ。しかもその中心には元陸軍将官もいる。これに対して、ロドリゴ・マ ...
続きを読む »まるで「ロッキードの後の2・26」
大統領選はどうやらジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)の勝利で揺らぎそうにない勢いになってきているが、先日、コラム子は同氏の政見報道を見て、大きな違和感を覚えた。それは、この10数年間というもの間、ブラジルや南米があたかも左翼勢力の支配の抑圧下に置かれているかのような状態にあり、それをボルソナロ氏が救世主のように救う ...
続きを読む »踊る! ブラジル大統領選挙=汚職、不景気背景に大激変=サンパウロ市在住 田中禮三(10月12日記)
史上稀に見る大型贈収賄事件「ラヴァ・ジャット」騒動の最中、10月7日に行われた総選挙は、ブラジル近未来を左右する重要な選挙だった。それにしても、欧米のメディアが選挙結果を大々的に報じているのに反し、日本のメディアでは殆ど話題にもなっていないようだ。日系人約200万人が在住し、親しい国であるブラジルのニュースが、そして、日系ブラ ...
続きを読む »《ブラジル》ゴイアス州=ペリーロ元知事を逮捕=4度当選の大物も収賄で
10日、前ゴイアス州知事のマルコーニ・ペリーロ容疑者(民主社会党・PSDB)が収賄などの容疑で逮捕された。10、11日付現地紙・サイトが報じている。 同氏逮捕は、連邦警察の「キャッシュ・デリバリー作戦」と呼ばれる捜査の一環で、ゴイアニアの連警で事情聴取を受けていた最中に逮捕命令が出た。同容疑者はこの日の午後3時に連邦警察で事 ...
続きを読む »決選投票=共に制憲議会招集否定=「憲法守る」とボルソナロ=モウロン発言は失言扱い=ハダジはジルセウ入閣否定
大統領選の一次投票の翌日の8日、決選投票に進んだジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)とフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)がグローボ局のインタビューに答え、共に噂され、心配もされていた「制憲議会」の招集はないことなどを明言した。9日付現地紙が報じている。 ボルソナロ、ハダジ氏は8日、グローボ局のニュース番組「ジ ...
続きを読む »《ブラジル》議員選でPSLが驚異的に躍進=下院で一気に2位政党へ=ジウマなど大物政治家落選も
7日は上下両院と州議会の議員選も行われ、ジャイール・ボルソナロ氏の社会自由党(PSL)が大躍進して下院で2位になるなど、「ボルソナロ効果」が如実に現れた。8日付現地紙が報じている。 下院第一党は、14年と同じく、労働者党(PT)だが、議席は56人で、現状の62人より6人減った。
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