ブラジル最高裁第2小法廷が19日、労働者党(PT)党首で上議のグレイシ・ホフマン氏と、夫で元企画、通信相のパウロ・ベルナルド氏らに対する、2010年上議選での収賄・資金洗浄疑惑に関する審理を行い、証拠不十分で無罪とする判決を下したと20日付現地紙が報じた。 ホフマン、ベルナルド夫妻は、検察庁が2015年に提出したラヴァ・ジャ ...
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《ブラジル》10月統一選は知事選、上下両院選にも注目=女性の知事候補は全体の15%のみ=再選狙いの上議は6割以上も=問われる有権者の眼力
10月7日に行われる統一選。この日は大統領だけでなく、州知事、上下両院の連邦議員、州議会議員の選挙も行われる。州知事に女性候補が少ない事、再選狙いの上議の多さなど、大統領選以外でも注目される動きについて、16~18日付現地各紙が報じた。 テメル大統領の民主運動(MDB)、ジェラウド・アウキミン氏の民主社会党(PSDB)、ジャ ...
続きを読む »座談会=ここが違うぞ、日伯の法律事情=改正労働法はどんな影響が出た?=ビジネスにおける倫理と文化の違い
【司会進行】 古杉征己(ブラジルの日本人弁護士) 1974年広島県生まれ。大学卒業後まもなくの2000年に渡伯。FMU大学に通い直し、2016年在学中にOAB合格。ブラジルの弁護士資格を持つ、平成の自由渡航者。人文研理事。 深沢正雪(本紙編集長) ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が強制連行、事情聴取に違法判断=ラヴァ・ジャットにも影響=ルーラ擁護の判事らが推進=一時逮捕増加などの問題も
最高裁大法廷が14日に、ラヴァ・ジャット作戦で有名となった、連邦警察による強制連行と事情聴取(コンドゥソン・コエルシチーヴァ・以下CC)に関する判事投票を終え、5―6で違法との判断が下された。15日付現地紙が報じている。 先週から始まった投票は、労働者党(PT)とブラジル弁護士会(OAB)の訴えを受けたものだ。それによると、 ...
続きを読む »エルサルバドル=ブラジル人の元大統領夫人逮捕=巨額贈収賄工作への参加容疑
12日、中米の国エルサルバドルで、ブラジル人で元大統領夫人のヴァンダ・ピグナット容疑者が、資金洗浄の嫌疑で逮捕された。14日付ブラジル国内紙・サイトが報じている。 これは、ルーラ氏やジウマ氏(共に労働者党・PT)の大統領選選挙参謀だったジョアン・サンターナ氏に絡む事件で、同氏が2009年のエルサルバドル大統領選で、マウリシオ ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁=PT党首のグレイシ氏の審理日程決める=19日に夫や贈賄の容疑者と共に
最高裁は12日、労働者党(PT)党首で上議のグレイシ・ホフマン被告と、同氏の夫で元企画相のパウロ・ベルナルド被告の収賄容疑などでの裁判を19日に行うことを決めた。13日付現地紙が報じている。 グレイシ被告は、2010年に上院議員選に出馬した際、ペトロブラスとの事業契約締結の見返りとして、企業家のエルネスト・クグレル・ロゴリゲ ...
続きを読む »《ブラジル》PSDBがアウキミン候補に不安?=なかなか伸びない支持率=マリーナやドリア勧める声も
世論調査でなかなか好結果が出ないことから、民主社会党(PSDB)の中にジェラウド・アウキミン氏が大統領候補であることに焦りを感じている人が少なくないと、12日付フォーリャ紙が報じている。 昨日付の本紙でも報じたように、ダッタフォーリャの支持率調査でのアウキミン氏は、逮捕中のルーラ氏(労働者党・PT)を除いた場合でも、ジャイー ...
続きを読む »《ブラジル》ルーラ抜きの大統領選ならボルソナロが1位=決選投票ならマリーナが逆転=シロやアウキミンにも勝機=上位2人に厳しい選挙放送時間
9日、ダッタフォーリャが大統領選について、最新の世論調査の結果を発表した。ルーラ元大統領(労働者党・PT)抜きの調査ではジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)が1位だったが、決選投票でマリーナ・シウヴァ氏(REDE)やシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)に敗れるという調査結果が出るなど、混沌とした状況に変化はない。10 ...
続きを読む »東西南北
母の日に、サンパウロ州スザノ市の小学校前で、母の日のイベント参加のために集っていた生徒や父兄を守ろうとして強盗を射殺した軍警のカチア・サストレさんのことは、賛否両論を巻き込んで大きな話題を呼んだ。「母親としての見本」と賞賛する一方、「映像で確認しても殺す必要まではなかった」とする声の両方だが、称賛派の人がカチアさんを10月の下 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選候補を絞る動き本格化=左派ではマヌエラが出馬断念=乱立状態収束させたい中道
10月の統一選候補擁立に向けた各党の党大会がはじまるまで1カ月半を残すのみとなり、候補乱立状態の大統領選で、左翼、中道の中に候補一本化への動きが出はじめていると5日付現地紙が報じている。 4日、ブラジル共産党(PCdoB)の大統領候補だったマヌエラ・ダヴィラ氏が、「左翼票をまとめるために自分の出馬をあきらめる」と表明した。
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