ニッケイ新聞 2008年6月6日付け Anac(国家航空庁)のヴィエイラ長官は四日、空便会社VarigLogによるVarig買収が違法行為だと勧告したことを下院で証言と五日付けエスタード紙が報じた。同買収は、次期大統領候補に目されるロウセフ官房長官の圧力で便宜を図ったことを、アブレウAnac前理事が告発した。 政府の本丸に新 ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
食糧サミット=我田引水の舌戦=政略化された食糧危機
ニッケイ新聞 2008年6月5日付け ローマで開催された食糧サミットで、バイオ燃料と農産物補助金が主な議題となった。ブラジルがバイオ燃料のグローバル市場構想を打ち上げたことで、米国やEUが農産物補助金はエンジンを回すものと主張した。 ルーラ大統領は、さとうきび畑とアマゾン熱帯雨林は、クレムリンとヴァチカン位遠く、さとうきび栽 ...
続きを読む »ルーラ大統領=エタノールで宣戦布告=今後の戦場はWTO=「食糧危機の元凶」に反発=環境にかこつける包囲網
ニッケイ新聞 2008年6月3日付け イタリアを歴訪中のルーラ大統領は一日、ブラジルのエタノール生産へ国際的な封鎖作戦が展開されていることで、その対応は「売られた喧嘩」と位置付けたことを二日付けエスタード紙が報じた。これらの作為的な謀略に対し、これからは世界貿易機関(WTO)を戦場として争うことになると大統領は宣言した。 E ...
続きを読む »ゴールドマン・サックス=原油価格150ドルへ=10月は経済の限界を超える
ニッケイ新聞 2008年5月31日付け ナイジェリアの政情不安とロシアの減産で、原油価格が間もなくバレル当たり百五十ドルを突破する見通しとなった。この原油高騰は、国際経済に少なからぬショックを与えると予想される。 ゴールドマン・サックスは早くから警告していたが、いよいよ現実となる。十月には、二百ドルを覚悟する必要がある。原油 ...
続きを読む »ハイチ=部隊派遣より資金援助を乞う
ニッケイ新聞 2008年5月31日付け ハイチのプレーヴァル大統領は二十八日、同国訪問中のルーラ大統領に軍隊よりもカネを送って欲しいと注文した。ハイチが一番困っているのは、電力不足でダムを造って発電所を建設して欲しいという。
続きを読む »外資系に農地購入規制=暁のブラジル侵略=アマゾン55%は外国人所有=食糧基地構想は手遅れ
ニッケイ新聞 2008年5月30日付け 総弁護庁(AGU)は二十九日、外資系企業の土地購入を規制する見解書を示し法案準備を始めたと二十九日付けフォーリャ紙が報じた。特に法令アマゾンの五五%、三百十万ヘクタールが外国人の所有となっていることで、ブラジルの耕作地に世界の争奪戦が展開していることを政府は認識した。 政府は、法令アマ ...
続きを読む »パロッシが帰還?=ルーラ大統領の胸算用は
ニッケイ新聞 2008年5月30日付け ルーラ大統領の胸中は、マリニョ社会保障相とマルタ観光相の二人が六月五日閣外へ去るので後任選びに苦心と二十五日付けヴァロール紙が報じた。先ず浮上したのが、管理人の銀行口座を無断開示して最高裁判決待ちのパロッシ前財務相だ。 前財務相を次期大統領選で空席になる要職の後任に、据える考えだ。訴訟 ...
続きを読む »融資1兆Rの意味=喉元過ぎれば熱さ忘れる
ニッケイ新聞 2008年5月30日付け クレジットが一兆レアルを超え、インフレに油を注いでいるのは明らかなのにルーラ政権は、財務省の経済政策を制限することもなく、ただ疑問視するだけだ。中銀は消費を抑えるべきか、経済の構造つくりに努力すべきか迷っている。 クレジット総額は、GDP(国内総生産)の三六%に達した。中銀報告書は、ま ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年5月28日付け 人間の都合や考えだけで自然を破壊すれば、自然との共存はありえない。フランス人がアマゾンの土地を切り売りとの報道にも唖然とするが、人の高ぶりに警告するかのように、医薬品成分の半分は植物などから発見されたもので、生態系の豊かさを失うことは人間の命や健康に直結するものとの記事。ブラジルでは、二 ...
続きを読む »ウナスール=発足合意のみで閉幕=ブラジルの思惑は空中分解に
ニッケイ新聞 2008年5月27日付け 二十三日開催された南米首脳会議は、ルーラ大統領の「南米安保理」の創設提案が不発のうち、ウナスールの発足合意だけで閉幕と二十六日付けエスタード紙が報じた。大統領は、国際政治の権力図を塗り替えるための材料が揃ったとして、南米各国の結束を訴えていた。 ブラジルの思惑は、三点で空中分解した。一 ...
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