2007年1月24日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ルーラ大統領は十八日、メルコスル(南米南部共同市場)は経済だけのプロジェクトではないと地政学的幻想を打ち出したことで、エ紙が次のような論説を掲載した。経済プロジェクトが中途半端なところで、何ができると思っているのか、茶番劇はもうたくさんという。 十八日に開幕した ...
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経済活性化法案を上程=5千億R$投入へ=国立銀株売却など資金捻出=小刻み成長にピリオド
2007年1月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十二日】ルーラ大統領は二十二日、第二次政権の公約「経済活性化」法案を財源のないまま上程したと発表した。政府は、ブラジル銀行や連邦貯蓄銀行の株式売却や社会保障院の恩典競売などで資金を捻出する意向を表明。国際金融市場で流動資金がダブつき気味なので、連邦政府は国立銀行の議決権 ...
続きを読む »小国、経済格差縮小訴え=Mスル首脳会議=政治的衝突も表面化
2007年1月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】十八日と十九日にリオデジャネイロ市で開かれた第三十二回メルコスル(南米南部共同市場)首脳会議では、メルコスル地域の統合と貿易について、同地域の経済格差を縮小するための具体策の必要性をボリビアとウルグアイが訴えるなど、経済的、そして社会主義と自由主義の政治的衝突が表 ...
続きを読む »メルコスル首脳会議開幕=関税協定など調整=ルーラ大統領=「伯亜の責任重大」=新参者は口出し無用
2007年1月20日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】「メルコスル結束のためにルーラ大統領は、政治的機能回復剤ヴァイアグラを服用せよ」と進言したベネズエラのチャベス大統領に自制を促したルーラ大統領は十八日、ベネズエラにメルコスルを支配させないし、加盟国批判やメルコスルへの指南も認めないと述べた。またアルゼンチンのキル ...
続きを読む »州政府との債務交渉拒否=大統領、公約とは裏腹に
2007年1月20日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ルーラ大統領は十八日、リオデジャネイロ州知事公邸で、州政府の債務についてはケースバイケースで対応するとしながらも、基本的に連邦政府は再交渉を行わない考えを明らかにした。「国が財政規律の無くなる状態に戻ることは容認できない」点を大統領は強調した。 州政府は債務に対 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年1月20日付け ヴェネズエラのチャベス3選、エクアドルのコレア大統領就任と南米の左傾化は進む。チャベスのアメリカ嫌いは凄まじく「ブッシュは墓へ」と罵り、ボリビアのモラレ大統領も天然ガスの国有化を宣言する反米派である。何しろ南米12ヵ国のうち左翼政権は8ヵ国にのぼり、反米国はヴェネズエラ、ボリビア、エクアドル3ヵ国なの ...
続きを読む »政府債務、1兆R$突破=第一次ルーラ政権で75%増加
2007年1月19日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】国債発行に伴う連邦政府の債務が二〇〇六年末に一兆九三五億レアルに達したことが、国庫庁のデータで明らかとなった。〇二年末には六二三一億レアルだったため、第一次ルーラ政権の四年間に七五%、四七〇〇億レアル増加したことになる。公式データは未発表だが、同債務の国内総生産( ...
続きを読む »名誉会長に麻生外務大臣=百周年=日本側の実行委設立=第1回総会で6項目発表=百周年にむけ拍車かかる
2007年1月19日付け 【東京支社=藤崎康夫】日本側の日伯交流実行委員会が十八日、麻生太郎外務大臣や河村建夫日ブラジル会議員連盟幹事長の出席のもと発足した。移民百周年を契機に、〇四年と〇五年にお互いの国と訪問し合った小泉総理(当時)とルーラ大統領が「日伯交流年」を行い絆を強めることを決めた。総会では六項目の活動方針を発表する ...
続きを読む »「構想ではなく空想」=裏付ない経済活性化案
2007年1月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月二十二日】大統領府のシンジェル報道官によると、経済活性化包括案の不備な点の再吟味をルーラ大統領が命じたという。呪縛されたブラジル経済を解放するため数々の経済化活性案が出たが、財務省がついていけないらしいとエスタード紙は次のような論評を掲載した。 ルーラ政治を評価し ...
続きを読む »米不動産王、伯に注目=人口と豊かな資産を有望視
2007年1月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月十八日】米国不動産業界の覇者サム・ゼル氏が十七日、次の投資国ブラジルへ白羽の矢を立て来伯した。同氏は自社エクアイティ・オフィスを三六〇億ドルで売却し、翌日には極寒のシカゴから酷暑のリオデジャネイロへ到着。空港から合弁先のBracorへ直行の強行軍。 ジーンズに野球 ...
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