2005年7月27日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】「大統領は全てを知っていた」と政治史が専門の歴史学者、マリア・C・ソアレス氏がいう。ブラジル史を学べば、大統領が知らないで政治を執ったなんてことはあり得ないという。大統領に知られないよう、密かにことを進めたことはある。大統領に危害が及ばないよう、周囲を固めたことも ...
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火花散るWTO香港会合=アフリカ救済で農産物市場開放か
2005年7月27日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】ブラジル政府が輸出で活路を見出そうと一縷の望みを抱いている世界貿易機関(WTO)は今、どうなっているのか。外務省のレポートから検証してみる。 WTOのスパチャイ専務理事は八日、農産物問題で空回りするG8先進国首脳会議を傍聴した。同専務はドーハ・ラウンドの主な途上 ...
続きを読む »東西南北
2005年7月26日(火) 告発の続出で高まった政治リスクが二十二日、金融市場を直撃した。まずメリル・リンチ投資銀行が、ブラジルのカントリーリスクとドルの評価を引き上げ、投資勧誘に待ったを掛けた。ドルは一・七四%上げ、二・三九八レアルへ。カントリーリスクは二・九七%上げ、四一六ポイントへ。投資家が最も恐れているのは、告発の矛先 ...
続きを読む »ペレイラ氏へジープ贈呈=GDK副社長が私財で=党除名に値すると新事務局長=工事受注後PT候補に40万R$
2005年7月23日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】労働者党(PT)のシウヴィオ・ペレイラ前事務局長との癒着が疑惑となっているペトロブラス石油公団の下請け企業GDKが二十一日、同前事務局長に贈呈したジープはGDKのオリヴェイラ副社長が私財で個人的に贈与したものであり、GDKは一切関わりがないとする声明を発表した ...
続きを読む »行政機関の要職は公務員へ=7割は専門職に義務付け=今ごろになって本来の姿に
2005年7月23日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】ルーラ大統領は二十一日、行政機関の要職の七〇%を公務員専門職が管理することを義務づけた緊急暫定令を制定した。これはこれまで与党労働者党(PT)が、要職の任命や推薦により外部から就任させてきたものを廃止して、本来あるべき姿の公務員に戻すもの。 これまでは従来か ...
続きを読む »『ガイジン2』9月公開=TVドラマ化の話も浮上
2005年7月23日(土) 「九月二日からのロードショーに決まりました」。 県連日本祭りの会場に、母と共に姿を現した山崎千津薫監督は嬉しそうに報告した。 女四代を通して日系移民史を描いた映画『Gaijin-Ama-me Como Sou』(以下ガイジン2)はまずサンパウロとロンドリーナで先行公開し、順次、全伯に広げていくとい ...
続きを読む »48人がヴァ氏の口座から引き出し=メンドンサ氏の共営者の名も
2005年7月22日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十一日】十九日に郵便局CPIで公開された、ヴァレーリオ氏の経営する会社、SMPBとDNAのルラル銀行の口座明細書で、四十八人の人物が口座から金を引き出していたことが確認された。 その中には、広告業者ドゥーダ・メンドンサ氏の共同経営者ジウマール・F・ダ・シウヴェイラ氏 ...
続きを読む »東西南北
2005年7月22日(金) ペルナンブッコ州連邦大学科学技術センター竣工式出席のためレシフェを訪れたルーラ大統領は、「バカなこというのは、バカなことをするよりマシ」だと語った。政治危機に触れ、試練の中にある我々の苦悩は誰にも分からないが、いかなる苦杯も受けて立つと宣言した。大統領は口をすべらし不用意な発言をする自分を弁護した。 ...
続きを読む »バッテパッポ
2005年7月22日(金) 高給取りの社員をマラジャー族と言う。大統領の給料八八八五・四八レアルよりも高い給料のマラジャー公務員が全国で五万四千四百二人に上った。現職が二万二千七百十八人で残りは年金受給者だ。平均すると一人当たり一万一五一〇レアルとなり、まさに公務員天国の様相を呈している。ルーラ大統領就任以前の二〇〇二年はこの ...
続きを読む »PTの借財1億2千万R$=表向きは3900万のみ=党首「裏帳簿の負債は支払わない」
2005年7月21日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】政府与党労働者党(PT)の裏帳簿の存在と資金の流れが明らかにされるに伴い、党内部は大混乱に陥っている。中銀が市中銀行によるPTへの資金の動きを調べたところ、ルーラ大統領就任の二〇〇〇年から二〇〇四年十二月までの二年間で、PTの借財は総額一億二一〇〇万レアルに上っ ...
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