11月26日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】連日のドル安が懸念されていた外国為替市場だが、二十四日の終値は前日比〇・四%高と持ち直した。一部で噂されていた中銀の買い支えによる市場介入かと思われたが中銀はこれを否定し、引き続き市場介入はあり得ないとの態度を鮮明にした。中銀筋によるとドル相場の反発は財務省が約三十億 ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
ルーラ大統領、激怒=マルタ、敗北を責任転嫁
11月26日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】マルタサンパウロ市長が先の市長選挙での敗北はルーラ政権の失政のせいだと発言したことで、ルーラ大統領が激怒した。労働者党(PT)幹部も不快感をあらわにし、同党下院リーダーのルイジーニョ議員は「安易な責任転嫁だ」と激しく反論している。党内では先頃内閣人事をめぐり大統領批判 ...
続きを読む »政府とUSPでバイオ燃料開発=JBIC、大型融資か=対日輸出に期待感広がる
11月26日(金) 今年一月にルーラ大統領が発表したバイオ燃料開発プロジェクトを中心となって遂行する開発センターが、サンパウロ州ピラシカーバ農大(USP)構内に設置される。センターは農務省と同農大の共同で、来年四月までの完成を目指す。このプロジェクトに対し、日本の国際協力銀行(JBIC)が千五百万ドルを融資する話も持ち上がって ...
続きを読む »保健相、自治相交代か=連立与党からの入閣増やす
11月25日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】ルーラ大統領は二十二日夜、マドリッドに滞在中のジェンロ教育相を除く十七人の閣僚、ジェノイーノ労働者党(PT)党首と大統領公邸で会合を開き、内閣改造について話し合った。 五時間にわたった会合の中で大統領は、与党であるブラジル民主運動党(PMDB)、ブラジル労働党(PT ...
続きを読む »百周年費用は約百億円=記念4事業と式典など=百周年臨時総会 文協は2つに分裂か
11月25日(木) 【続報】ヴィラ・レオポルジーナ区の三万二千五百平米を使って、共同開発で日伯総合センターを作る件が承認された二十日のブラジル日本移民百周年祭典協会(上原幸啓理事長)の臨時総会。百周年全体の費用が一億ドルと推計され、契約交渉のために新団体が創設される話があるなど、既報で伝えきれなかった重要部分を以下、詳報する。 ...
続きを読む »プーチン大統領が来伯=牛肉解禁はお預け=目新しい協定はなし=農務相、失望の色隠さず
11月24日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】二十一日に来伯したロシアのプーチン大統領はブラジリア市で二十二日、ルーラ大統領と会談した。ブラジル側は牛肉の輸出の全面解禁を期待したが、狂牛病の検査が終わるまで結論は先送りとなった。いっぽうでロシア側は戦闘機の売り込みを図ったが、ルーラ大統領は返答を避けた。結局、両国 ...
続きを読む »ブラジル懐かしむ首相=総理官邸で本社社長らと面会
11月24日(水) 「どうして分かってもらえないのか……」――。四日午前十時半、総理大臣官邸で小泉純一郎首相は、本紙の首相来伯記念号を手にし、感無量の面持ちでそう語り、コロニアで流した涙の真意が、日本国内で一部理解されていない現状を愁(うれ)いた。記念号の写真をじっくり見て、とても懐かしそうにしていた。 「まさかノーアポイン ...
続きを読む »商議所田中会頭が続投
11月24日(水) ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は十九日の臨時総会で〇五年度常任理事選挙を行い、次期会頭に現職の田中会頭を再選出した。選ばれた十三名の常任理事は次の通り。 ◎会頭=田中信(リベルコン・ビジネス)◎副会頭=石川清治(YKK)、金岡正洋(伊藤忠)、岩村哲夫(ホンダ)、遠藤雅清(南米保田保険)◎専任理事=多 ...
続きを読む »セルソ・フルタード氏死去=弱者を理解した開発主義の論客
11月23日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】ブラジルの著名な経済学者の一人、セルソ・フルタード氏が二十日午前十一時十分ごろ、リオ市内の自宅で心臓発作のため死亡した。八十四歳だった。 死亡の知らせが伝わると、近親者を始め多くの友人と政治家が弔意を表しに、自宅、夕方以降はブラジル文学アカデミー協会(ABS)を訪れ ...
続きを読む »BNDES総裁を更迭=財務相権限を強化=「アミーゴ人事」に党内で批判=要人交代は16人目
11月20日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ルーラ大統領は十八日、社会経済開発銀行(BNDES)のレッサ総裁を解任し、後任にマンテガ予算管理相を充当することを発表した。レッサ総裁はこれまで政府に反発してきたが、とくに経済・金融政策をめぐり財務相や中銀総裁との衝突が激しくなってきたことで、大統領が解任を決断した。解 ...
続きを読む »