大統領選の決戦投票は、現状では7日の一次投票で有効投票の46%台の支持を得たジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)が、同じく29%台だったフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)をかなりリードしている状況だ。11日付現地紙が報じている。 10日に発表されたダッタフォーリャの世論調査では、決戦投票においてはボルソナロ氏 ...
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なぜシロは健闘し、アウキミンは惨敗したのか
大統領選はジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)とフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)という、世界中が「危険」と目する極右候補と、汚職で凋落したかつての長期政権の再挑戦という対決になっていることは本紙でも何度も報じていることだ。だが、今回ここではあえて、この対決以外から伺える、今回の選挙の特徴を見ていくことにしたい ...
続きを読む »ラ米の政治図は左傾化するか?=地域大国メキシコ、ブラジルで=パラグァイ在住 坂本邦雄
最近のラ米の世論調査の結果を分析すると、地域で最大のメキシコとブラジルの2カ国に於いては、早々に左派の大統領が、それぞれ生まれるかのごとき形勢が窺える。 メキシコでは先達て、次期大統領に当選したアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(略称=AMLO・アムロ)氏が、幾十年来の初めての左翼元首として、来たる12月1日に就任す ...
続きを読む »東西南北
7日の大統領選は投票時から物々しい雰囲気があった。その理由のひとつは、ボルソナロ氏の陣営がさかんに主張した「不正投票の疑い」というもので、その過程で、「ボルソナロ氏を選んだはずなのに、ボタンを押すと全てハダジ氏になる」という、フェイクニュースのビデオが出回り、それを高等選挙裁判所が否定する対応に追われる一幕もあった。そんなに猜 ...
続きを読む »大統領選の投票日直前に急展開=ボルソナロとハダジで決戦へ=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
春にしては寒い10月7日、ブラジル全土で大きな事故もなく、総選挙が行われました。 注目の大統領選挙では強硬派と言われるボルソナロ(PSL党)が5千万近い票を集めて1位、ハダジ(PT党)が3千万票で2位となり、この二人で10月28日の第2次選挙が争われることになります。大方の期待に反してアルキミン(PSDB党)やマリナ(RED ...
続きを読む »「樹海」拡大版=何が〃救世主〃ボルソナロを生んだのか?=国民が持つ既成大政党に対する絶望感、PT政権復活への恐怖、大不況による経済的切迫感
「絶望感から来る救世主願望」――ボルソナロ(PSL)が大統領選の一次投票で46%を獲得、ダントツ1位になった勝因を一言で表せば、そうなるのではないか。これは「既成大政党への絶望感」「相互嫌悪の連鎖」「PT復権への恐怖」「長引く戦後最悪不況への経済的な切迫感」などが背景にある。ただし、決選投票でPTのハダジ候補(今回29%)が勝 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選=ボルソナロが討論会蹴り、他局に出演=他候補からは批難殺到=グローボではハダジも槍玉=明日、運命の投票日
4日、一次投票前では最後となるテレビでの大統領選討論会がグローボ局で行われたが、支持率1位のジャイール・ボルソナロ氏は、「医師から止められた」として出演しなかった。ところが、同じ時間帯のレコルデ局の番組では独占インタビューを受け、他候補から批判を浴びた。5日付現地紙が報じている。 9月6日の刺傷事件の後、29日に退院したボル ...
続きを読む »〝女性の権利〟を叫ぶことがPT支持なのか?
9月最後の週末の動向で、大統領選が極右候補のジャイール・ボルソナロ氏に大いに有利に働いた。追う労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏には悪いことが重なり、肝心の支持率は停滞し、逆に拒絶率は45%を誇るボルソナロ氏に一気に近づいた▼ただ、ハダジ氏が今回不利になった要因のひとつとしてあげられているものの中に、コラム子がどうしても ...
続きを読む »混乱選挙における日系候補の役割=「倫理」が重要、よく考えて投票を!=法律専門家 原田清
現在進行中の選挙ほど、困った選挙は今までほとんどなかった。 選挙日程が正式発表されるよりはるか以前から主流メディアは、資金洗浄などの汚職で有罪判決を受けた囚人(編注=ルーラ)を〃大統領選立候補者〃扱いした。報道の本来の役割を忘れたこの行いにより、彼は話題の中心人物となりえた。 (選挙が始まる大分前からの)支持率〃調査〃によ ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選=ダッタフォーリャでボルソナロが前進=ハダジには痛い展開に=両者共に拒絶率40%以上=国民68%が選挙に「怒り」
2日、ダッタフォーリャによる大統領選の世論調査が行われ、ジャイール・ボルソナロ氏が支持率を32%に上げて優位に立つ一方、追うフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)がルーラ元大統領に伴うスキャンダルなどで支持率を下げた。また、今回の調査では、ボルソナロ、ハダジ両氏が共に拒絶率で40%を超えるという、異例の選挙となっている。3日 ...
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