今年の全国統一地方選挙で労働者党(PT)が記録的な惨敗を喫したことは今日も様々なメディアで取り上げられているが、10月30日に行われた決選投票時、ルーラ元大統領、ジウマ前大統領の2人は共に、居住地のある地域ではPTの候補が出ていなかったことを理由に投票に行かなかった。ルーラ氏は70歳を超えており、任意投票なので法的な問題はない ...
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統一市長選=決選投票の結果出揃う=リオはクリヴェラ逃げ切る=PSDBが躍進しPTは大敗=テメル政権の連立与党圧勝
10月30日、統一市長選の決選投票が18州都を含む全国57市で行われ、全国全ての市で2017年1月以降の市長が決まった。その結果、リオではマルセロ・クリヴェラ氏(ブラジル共和党・PRB)、ベロ・オリゾンテではアレッシャンドレ・カリル氏(人権連帯党・PHS)などが当選した。全国的にはテメル大統領(民主運動党・PMDB)の連立与党 ...
続きを読む »統一市長選=アウキミンの株が上昇=サンパウロ州とPSDBで影響力拡大=大統領選に向け一気に躍進
今回の統一市長選の結果、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事は、その影響力が同州内で強化されただけでなく、民主社会党(PSDB)の18年の大統領選候補としても一気に躍進した。10月31日付伯字紙が報じている。 アウキミン知事は10月2日、自身が後ろ盾となって推していたジョアン・ドリア氏がサンパウロ市市長選では初となる一次 ...
続きを読む »テオリ判事=メーチス作戦差し止める=「上院警察も最高裁の管轄」=3月のルーラ盗聴の件に続き=レナン議長に有利な結果に
連邦最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事は27日、連邦警察が21日に上院警察に対して行った「メーチス作戦」の差し止めを命じた。これは、「上院」という立法府内で勤務する人に対する判断を、最高裁ではなく、地裁が判断したことを問題視したものだ。28日付現地紙が報じている。 メーチス作戦では、ラヴァ・ジャット作戦に関与した疑いのある上議か ...
続きを読む »ブラジル最高裁 公務員のスト期間中の給与は保証されずの判決 最高裁判事の採決は6対4=反発の色を強める労組側
ブラジル最高裁は27日、ストライキを行った公務員の、職務停止期間分の給与をカットすることを決定したと28日付現地紙サイトが報じた。 この決定により、すでに民間で起こっているように、公務員の給与はスト開始直後からカットされるが、ストの動機が、給与遅配のように、労働契約を破った雇用者への抗議であった場合は給与カットは行われない。 ...
続きを読む »統一地方選=30日に決選投票実施=両極候補対決のリオの行方は?=BHを死守したいアエシオ=アウキミン氏は余裕の発言
30日は、2日の統一地方選で市長が決まらなかった全国55市で決選投票が行われる。その中から、「福音派対急進左派」という両極候補の対決となり、全国的な関心を呼んでいるリオ市など、主要都市の直前の状況をダッタフォーリャのデータなどを元に見ていくこととしよう。 リオ市の場合、26日発表のダッタフォーリャ最新調査では、一次選1位のマ ...
続きを読む »東西南北
27日、ルーラ元大統領が71回目の誕生日を迎えた。ただ、今回の誕生日ほど、同氏がつらい状況に置かれた年もないのではないだろうか。愛弟子のジウマ大統領は罷免を受け、統一地方選でPTが惨敗。さらに自身も三つの案件で告発されて被告となり、さらにはかねてから疑惑視されていたオデブレヒト社の賄賂表に乗っていた名前が同氏のものだと強く疑わ ...
続きを読む »モロ判事演じる俳優、見つかるか?=ネットフリックスでのラヴァ・ジャット作戦、ドラマ化
2014年3月以来、ブラジルのメディアを連日のようににぎわせているラヴァ・ジャット作戦(LJ)。ジウマ前大統領罷免の間接的な要因となったほか、エドゥアルド・クーニャ下院議長の議席剥奪の直接的原因、さらにブラジルを経済繁栄に導いたはずのルーラ元大統領の関与も強く疑われるなど、ブラジル政治史のみならず、世界の政治史で見ても、最大規 ...
続きを読む »LJ=「アミーゴ」の正体はルーラか=O社の賄賂分配表に記載=メール内の隠語と状況で一致=収賄額は800万レ超える
連邦警察は24日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で押収されたオデブレヒト社の賄賂分配票に記載され、巨額の収賄を行ったことになっている「アミーゴ」なる人物の正体がルーラ元大統領(労働者党・PT)であると断定したと発表した。25日付現地紙が報じている。 今回の連警の推論は、ルーラ政権時の財相で、ジウマ政権の官房長官、9月26日に逮 ...
続きを読む »サンパウロのW杯用スタジアムはコリンチャンスファンで時の権力者ルーラへの贈り物だった=贈賄の建設大手オデブレヒト社の元社長の父が衝撃告白=長年の口利きに対する謝礼=企業年商は12年で7倍に
ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で逮捕中のオデブレヒト社元社長、マルセロ・オデブレヒト被告の父で、同グループの経営審議会議長をつとめるエミリオ・オデブレヒト氏が報奨付供述で「コリンチャンスの本拠地イタケロン・スタジアムは、ルーラ元大統領が同社を長年優遇してくれたことに対する同社からのプレゼントだ」と発言していたことがわかった。23 ...
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