ブラジル連邦会計検査院(TCU)が19日付けで作成した提案書に、ジウマ前大統領(労働者党・PT)を含むペトロブラス(PB)社旧経営審議会の委員の私有財産凍結請求が含まれていたと24日付現地紙が報道した。 旧経営審議会の委員は、PB社が米国テキサス州のパサデナ製油所を購入した時の巨額損失の責任者と位置づけられた。当時の委員の私 ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
今のブラジルに必要な日本精神が込められた本
サンパウロ青年図書館と本紙が出版する日本語・ポルトガル語両語のシリーズ本『日本文化』第3巻が、先ごろ刊行された。今までポルトガル語では紹介されたことのないトヨタ、ホンダ、キョーセラの創業秘話や企業哲学を中心とした8話構成だ。中でも統一地方選挙の年なので、政治関係で思い入れの深い2編も組み込んだ▼一つ目は「恩田杢(もく)」だ。財 ...
続きを読む »モロ判事が「世界への影響力」で10位=タイムについでブルームバーグも
ブラジルの歴史上最大の政治スキャンダル、ラヴァ・ジャット作戦を管轄する凄腕判事として、いまやブラジル国内だけでなく世界的に有名となったパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が、「世界で最も影響力のある10人」の第10位に選ばれた。 モロ判事は今年4月に、アメリカのタイム誌からも、同じ企画で選ばれていたが、そのときは「100人」 ...
続きを読む »ダッタフォーリャ=ドリアついに支持率トップ=長い放送時間と反PT票で=下げ止まらないルッソマノ=ハダジ再選ほぼ絶望的に
ダッタフォーリャ社によるサンパウロ市市長選に関する最新世論調査が23日に発表され、企業家出身のジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)が、セウソ・ルッソマノ下議(ブラジル共和党・PRB)を抜いて、ついに支持率1位となった。ルッソマノ氏は元市長のマルタ・スプリシー上議(民主運動党・PMDB)とも差がなくなり、フェルナンド・ハダ ...
続きを読む »第34次LJ=衝撃のマンテガ元財相逮捕=プラットフォーム契約で疑惑=エイケにPTへ贈賄命じる?=ジルセウがまたも関与か
22日早朝、第34次ラヴァ・ジャット作戦「アルキーヴォX」(Xファイル)が敢行され、7人が逮捕された。「X」を自社名入れることで知られるかつての寵児エイケ・バチスタ氏絡みの案件で、ルーラ、ジウマ両政権にまたがって9年間も財相を務めたギド・マンテガ容疑者が含まれる衝撃的な展開となった。ペトロブラスの油井掘削プラットフォーム建設契 ...
続きを読む »テメル大統領=総務室長官発言に困惑=二重帳簿の免罪案に反対=政権内の意思疎通、悪い?
【既報関連】米国ニューヨーク外遊中のテメル大統領(民主運動党・PMDB)は、21日、政府内意見調整役の、ジェッデル・ビエイラ・リマ総務室長官が20日にグローボ紙のインタビューに対して行った「選挙資金で二重帳簿(カイシャ・ドイス)を使った政治家への恩赦を、議会で検討すべき」発言は、政府の見解ではないことを明らかにしたと、オ・グロ ...
続きを読む »ラヴァ・ジャット=ルーラ告訴をモロ判事受理=マリザ夫人ら7人が共に被告=汚職最高司令官説には慎重姿勢=どうなる18年大統領選
ラヴァ・ジャット(LJ)作戦を管轄するパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は20日、連邦検察庁が14日にルーラ元大統領(労働者党・PT)や妻マリザ・レチシア氏ら計7人に対して行なった告訴を受理した。これによりルーラ氏はLJ全体では2件目、モロ判事が扱う案件としては、初めて被告となった。サンパウロ州グアルジャーの高級三層住宅を媒 ...
続きを読む »政治献金禁止法=過去の贈収賄疑惑に恩赦?=地方選候補の資金不足に乗じ=LJ捜査妨害ともなる動き=政治浄化望む議員らが反対
ラヴァ・ジャット作戦(LJ)でも捜査対象となっている案件であるにも関わらず、下院で19日、選挙時の裏金疑惑(2重帳簿による贈収賄)に恩赦を与えようとする法案の審議が行われたとして、問題となっている。20日付エスタード紙が報じている。 この問題が浮上した発端は、LJで選挙時の裏金疑惑が多数暴かれるのを見た連邦議会が「企業献金は ...
続きを読む »サンパウロ市市長選討論会=マルタに質問が集中=ジウマ罷免の恨みが影響=好調ドリアは火の粉浴びず=ハダジはルーラの件で批判も
18日夜、サンパウロ市市長選の公開討論会がガゼッタ局で行われ、6人の候補が参加した。この日、最も質問が集中したのは支持率2位のマルタ・スプリシー上議(民主運動党・PMDB)で、支持率の伸張著しいジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)には大きな質問が行かず、同氏の印象を変えるようなことは起きなかった。19日付伯字紙が報じてい ...
続きを読む »テーメル政権下の不思議、驚くほど絶妙なタイミング
世界的には「五輪とパラリンピック」ばかりが注目されたブラジルだが、その裏番組のようにジウマ大統領罷免やクーニャ前下院議長の議席剥奪など、国内的には政治史に残る出来事が粛々と起きている。テーメルの人気は最低だが、思いのほか政治手腕は高いのかもしれない▼思えばこの間、いろいろなタイミングが実に絶妙に組み合わさっている感じだ。テーメ ...
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