17日の下院本会議でのジウマ大統領(労働者党・PT)罷免の投票を4日後に控えた13日、社会民主党(PSD)とブラジル社会党(PTB)が、(罷免反対の議員はいるものの)党としては罷免賛成との立場を明らかにした。これによりジウマ大統領が、罷免回避に必要な172票を確保するのはかなり厳しい状況になった。14日付伯字紙が報じている。 ...
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レパトリアソン法申請開始=在外資産は全て該当か?=確定申告ですむ場合も
連邦税務局(RF)申告の在外資産を合法化するレパトリアソン法(以下R法と略、正式には「RERCT」)の申告受付が4日から始まった。未申告の在外資産総額の9割が罰金や税金とその利子で徴収されるケースがある一方、R法を使えば30%で済むという一種のアネスチア(恩赦)だ。どんな場合がR法に該当し、どこまでは通常の確定申告(IRPF) ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(510)=上妻博彦 選
アルトパラナ 白髭 ちよ世界でも類なき大きなデモ行進おどろきて見入るテレビの前で斯く迄に人に嫌われし大統領ルーラを庇う愚かな行為リオ五輪まじかに控え此のさわぎジウマ罷免は世界にひびく日本人は些細な事でも辞任するブラジル人は大きな違いブラジルに日系人の大統領現れいでよと吾は願いぬ 「評」明日の大国と聞きながら半 ...
続きを読む »ジウマ罷免問題=PPも与党離脱を発表=下議投票で圧倒的に罷免支持=PRBも連立復帰を否定=PRとPSDも続くか
12日、労働者党(PT)にとって最大の協力党となっていた進歩党(PP)がジウマ政権からの離脱を宣言した。3月29日に起きた、下院最大勢力の民主運動党(PMDB)の連立離脱につぐショックで、17日に行われる下院でのジウマ大統領の罷免投票が危うくなってきた。13日付伯字紙が報じている。 PPのシロ・ノゲイラ党首は6日に、「下院での ...
続きを読む »連邦直轄区地裁=アラゴン法相の就任認めず=ルーラ氏から高い期待も
12日、連邦直轄区地裁のルシアナ・ラケル・トレンチーノ・デ・モウラ判事がエウジニオ・アラゴン法相の就任を差し止める暫定命令を出し、連邦政府が不服を申し立てたと13日付伯字紙が報じている。 同判事が問題としたのは、同法相が連邦検察庁副長官(法相指名後に休職)であることだ。同様の件は、同氏の前任で、11日間の任期で退任したウェリン ...
続きを読む »世界はジウマ罷免審議をどう伝えているか?=ヨーロッパの新聞の見方は?
ジウマ大統領の罷免をめぐる問題は、今やブラジル国内にとどまらず、世界的な話題となっており、11日の下院特別委員会での「本会議で罷免審議継続」との投票結果も、世界中のメディアにとっては大きなニュースだった。 下院本会議での投票で3分の2以上が罷免に賛成すれば、罷免問題は上院に送られるが、1992年に起きたフェルナンド・コーロル氏 ...
続きを読む »ジウマ罷免問題は本会議へ=委員会が38対27で承認=運命の全体投票は17日予定=カギを握るのはPRか
11日、ジウマ大統領罷免のための下院の特別委員会で「下院本会議で審議を継続する」という報告官の意見書を承認するか否かの投票を行った結果、38対27で本会議での審議継続が決まった。本会議は15日から行われ、17日に投票が行われる。12日付伯字紙が報じている。 14年の大統領違選挙の際には九つの党との連立で、議会内の過半数はゆうに ...
続きを読む »東西南北
11日の下院の特別委員会が、下院でのジウマ大統領の罷免審議継続を承認し、17日に運命の投票が行われることも決定的となった。本会議での審議は15日からはじまるが、その前からもジウマ氏は苦難続きだ。アンドラーデ・グチエレス社の元社長が先週、10年と14年のジウマ氏の大統領選への献金は大半が賄賂だったことを暴露した上、11日には親友 ...
続きを読む »日本でこっそりルーラ批判をするムヒカ
日本で大人気のホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領(ドン・ペペ)の思想には、南米の2大国に挟まれた小国という地政学的な条件が深く影響を与えている気がする。その要素もまた日本人から共感を得やすい部分かもしれない▼ウ国は元々アルゼンチンの一部「東方州」だったが、1820年にポルトガル軍(ブラジル)に侵攻された。亜国は地元勢と協力してゲリ ...
続きを読む »サンパウロ市長選=エルンジーナの挑戦=81歳の左翼系元女性市長
本来なら今頃は、10月に行われる全国市長選挙に向けて盛り上がり始めていなければおかしいのだが、ジウマ大統領の罷免問題でそれどころではないブラジル。だが、その陰に隠れながらも興味深い動きは起こっている。 そのひとつが、サンパウロ市長選に、元同市市長で現在81歳のルイーザ・エルンジーナ氏(社会主義自由党・PSOL)が24年ぶりの返 ...
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