大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で4日に開かれたジウマ大統領罷免反対派デモに、ルーラ前大統領が現れた。前大統領は、連立与党から抜けることで大統領罷免を成立させ、大統領への昇格を狙っているとされるミシェル・テーメル副大統領(民主運動党・PMDB)に対し、大統領になりたければ選挙に出ろと挑発したと5日付フォーリャ紙が報 ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
世界のVIPがTHで取引=多数のブラジル人政治家の名前も=資金洗浄の温床か
パナマにあるタックスヘイブン(TH・租税回避地)での金融取引の記録「パナマ・ペーパー」(P・P)が3日に公開され、12カ国の元首や元元首を含むVIPが保有するオフショア企業の実態が明らかにされたと、4日付伯字紙・サイトが報じた。 パナマに本社があり、世界39カ所に事務所を持つ法律事務所「モサック・フォンセカ」(MF)が1977 ...
続きを読む »ジェフェルソンが政界復帰=メンサロンの暴露者が、激動の政界の今を語る
2005年、当時のブラジル社会を揺るがした大型汚職事件、ルーラ大統領(当時)による労働者党(PT)政権による「メンサロン計画」を暴露し、自らも収賄で実刑判決を受けていたロベルト・ジェフェルソン氏(62)が、14日に、党首をつとめていたブラジル労働党(PTB)の党首に返り咲く。 ジェフェルソン氏はPTB党首時代の05年5月に、 ...
続きを読む »STF=ルーラの裁きは最高裁に=テオリ判事の主張が支持される=行過ぎを批判されたモロ判事=官房長官就任の判断は来週
3月31日、連邦最高裁は、ルーラ前大統領に関するラヴァ・ジャット作戦(LJ)での捜査について、テオリ・ザヴァスキ判事がパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事に、電話の盗聴記録を含む資料全てを最高裁へ移管するよう命じた件で審理を行い、賛成多数でテオリ判事の判断を支持した。1日付伯字紙が報じている。 テオリ判事は最高裁でのLJ審理の ...
続きを読む »LJ第27弾=Sアンドレの企業家ら逮捕=ブンライ通して借りた金は
連警が1日朝、大サンパウロ市圏4市でラヴァ・ジャット作戦(LJ)第27弾を敢行、サントアンドレ市(SA)の企業家と労働者党(PT)元事務局長を逮捕したと同日付伯字紙サイトが報じた。その報道概要は次の通り。 同作戦は、昨年11月に逮捕されたジョゼ・カルロス・ブンライ被告が04年10月にシャヒン銀行から借りた1200万レの行方など ...
続きを読む »「ブラジルのニクソン」=ニューヨーカー誌がジウマ語る
現在、ブラジルで起こっている政治の混乱は世界的な話題にもなっているが、アメリカの「ニューヨーカー」誌は3月30日付の同誌サイトに、現在のブラジルの混乱やジウマ大統領(労働者党・PT)について語っている。 同誌はジウマ氏を「ブラジルのニクソン」として紹介した。それはニクソン元大統領が2期目の2年目の1974年に、「ウォーターゲー ...
続きを読む »ジウマ=政府行事でも罷免反対運動=「問われる責任ない」強調=請求原案弁護士は猛反論=「罪は積み重なるばかり」
3月30日、ジウマ大統領は大統領府で行われた「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ(MCMV)」第3弾発表の際、「罷免はクーデターだ」という発言を繰り返した。罷免問題の審議準備に入っている下院の特別委員会では同日、罷免ジウマ大統領の罷免案を作成した弁護士や法学者らが「犯罪は積み重なっていくばかりだ」とし、罷免案を強く肯定する発 ...
続きを読む »東西南北
大統領罷免に向けた下院の動きが活発化し、PMDBが連立与党から離脱するなど、ジウマ大統領の身辺は穏やかでなくなっている。3月30日発表のイボッピの世論調査によると、ジウマ政権の支持率はわずか10%だった。同調査では9%という時期もあり、最低でこそなかったものの、「悪い/最悪」との評価は69%で、国民の7割近くは良い印象を抱いて ...
続きを読む »「大統領罷免祭り」に浮かれている時ではないはず
「財政責任法の罪がないのに罷免するのはゴウペ(クーデター)だ!」とジウマ大統領は3月30日、「我が家・我が人生」政策第3弾の発表会見で、再び繰り返した。「もう、これは喜劇だ」と呆れる光景だった▼お金がないのに昨年までばら撒いてきた秘密が、ペダラーダ(公的債務を公立銀行に背負わせて隠す手法)だ。本来なら支出削減を率先すべき財政大 ...
続きを読む »連邦政府=史上最悪の月間赤字計上=2月の出超額は250億レ
収入は11・4%減ったが支出は8%増え、連邦政府の2月の基礎的財政収支は、同月としては史上最悪の250億レの赤字計上と30日付伯字紙やサイトが報じた。 同日付G1サイトによれば、州や市も加えた基礎的財政収支の赤字額は230億4千万レで、国庫や社会福祉費、中央銀行を合わせた連邦政府の赤字が全体をひっぱっている事は明白だ。 中央会 ...
続きを読む »