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《ブラジル》5大銀行の差し押さえ住宅が4年半で7万軒に=銀行の不良債権化懸念が浮上=全体の7割はCaixa

せっかく買った夢のマイホーム、差し押さえとなるのは忍びない…(参考画像・Fabio Arantes / Secom / PMSP)

 ブラジルでは不況のために市民の債務不履行が増加し、銀行による不動産差し押さえが増加していると、27日付現地紙が報じた。2014年以降、住宅ローン返済の延滞が理由で、連邦貯蓄銀行(Caixa)、ブラデスコ銀行、サンタンデール銀行、イタウ・ウニバンコ(イタウ)銀行、ブラジル銀行の5大主要銀行が差し押さえた住宅(一軒家、アパートを含 ...

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《ブラジル》社会統合基金/公務員財形計画の引出し解禁で消費が活性化=「勢いが続くかは疑問」の声も

多くの国民にとっては〃嬉しいお小遣い〃、消費に回れば経済活性化も(参考画像・Marcello Casal Jr./Agencia Brasil)

 【既報関連】6月に始まった、社会統合基金/公務員財形計画(PIS/PASEP)休眠口座からの引出し解禁は、7月の消費活性化、生産拡大などの効果をもたらしたと、23日付現地紙が報じている。

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父の日商戦=「プレゼントを買う」が76・7%=平均予算は105レアル

 8月12日はブラジルの「父の日」だ。リオに本部がある学究機関ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団のブラジル経済研究所(Ibre/FGV)が、「父の日に何かプレゼントを買うつもりか」と調査したところ、76・7%が「はい」と答えた。これは、2年前の同調査の58%より、18・7%ポイント上昇している。  Ibre/FGVは、2007年以降 ...

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7月のIGP―Mは0・51%、12カ月累積は8・24%上昇=原油高、為替、トラックストが影響か

 賃貸住宅の家賃契約の際、または年次調整の際の指標として使われる総合市場物価指数(IGP―M)の7月の指数が0・51%だったと、7月30日に発表された。(IGP―Mは、前月の21日からその月の20日までで算出されるが、6月21日~7月20日の指数を便宜上、「7月のIGP―M」とする)  6月のIGP―Mは1・87%だったので、イ ...

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貿易戦争でブラジルに恩恵=中国が大豆の輸入を増やす

 米国のトランプ大統領が導入した特定国や特定商品への高関税という保護貿易政策と、中国がそれに対抗して取った米国製品への高関税政策という貿易戦争で、ブラジルが恩恵を被っている。  その一つは大豆だ。大豆は米国の主要輸出品目の一つで、中国が米国産大豆に高関税を課した事で、ブラジル産大豆に対する需要が増えた。

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日本移民110周年=サントス日本語学校の完全返還=ようやく訪れた「本当の終戦」=(3)=「南米における日本移民の出エジプト記」

日本移民らのサントス強制立退きを報じるトリブナ・デ・サントス紙1943年7月10日付

 1942年1月にブラジルが連合国側について以来、ドイツ潜水艦による米国向けブラジル商船などへの攻撃が始まった。ブラジル政府はその対抗処置として、枢軸国側移民の資産凍結を始め、4月からはDOPS(社会政治警察)が日系社会の主だった指導者を次々にスパイ容疑で収監し、拷問する時代になった。  そんな収監者を支援するために、1942年 ...

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日本移民110周年=サントス日本語学校の完全返還=ようやく訪れた「本当の終戦」=(2)=政府批判に腰が引けていた邦字紙

日系社会のドン・キホーテ、上新さん(2016年9月7日、深沢撮影)

 ブラジル日本移民百周年の際に、百年史編纂に関わり、邦字紙の歴史を書いた。その時に痛感したのは、ブラジル政府批判に関して邦字紙はどこも腰が引けていたことだ。邦字紙には1941年にゼッツリオ・ヴァルガス独裁政権によって強制廃刊させられた辛いトラウマがある。  その当時の幹部らが終戦直後1946年から復刊させ始めたので、政府にたて突 ...

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東西南北

 地理統計院(IBGE)は6日、6月の広範囲消費者物価指数(IPCA)を1・26%と発表した。月間インフレ率が1%を超えたのは、16年1月の1・27%以来、2年半ぶりだ。5月のIPCAは0・4%高で、昨年6月は0・23%のデフレだった。5月下旬のトラックストの影響は明らかだが、問題はこれがブラジル政府や中銀の言うとおり「一過性」 ...

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《サンパウロ市》5月に殺人事件が増加=昨年同月比42%増の64件

 サンパウロ市での殺人事件は減少傾向にあるが、5月の事件数は64件(死者66人)で、今年初の増加となったと26日付現地紙が報じた。  5月の事件数は昨年同月(45件)比42%増で、12年12月以来の高率となった。  5月の増加は、ここ41カ月間で6度目、17年1月からでは3度目の増加だ。1~5月の事件総数は昨年同期より4・5%減 ...

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《ブラジル》工業界が投資を削る?=GDP縮小や政局を反映=トラックストも大きく影響

幹線道路脇に停められたトラックと路上に広がった運転手達(Roberto Parizotti)

 選挙年故の先行き不透明感やトラック運転手のストによる生産停止、ドル高などにより、国内総生産(GDP)の成長予想が下方修正される中、工業界の投資計画が縮小していると19日付現地紙が報じた。  この傾向を示す例の一つは、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)が先週発表した調査報告だ。それによると、442社を対象に調査した結果、3月の時 ...

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