【既報関連】ブラジリア時間の11月29日未明、コロンビア中部メデリン市近郊で発生した、サッカーチーム、シャペコエンセ搭乗機墜落事故の捜査に当たっていたボリビア当局は20日、事故の責任は航空会社ラ・ミーア社と、操縦士にあると結論付けた。事故機はボリビアの航空会社のもので、ボリビアから飛び立っていた。 搭乗していた乗客乗員全77 ...
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統計調査=2015年ブラジル人は全体的に収入が低下=インフレ率も考慮すれば、購買力はさらに低下
25日に発表された地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(PNAD)のデータによると、不況が進んだため、2015年のブラジル人の平均収入は減り、2000年代前半から2010年代前半まで続いた購買力拡大のサイクルは完全に終焉を迎えた。 インフレと失業率の増大がブラジル人の平均収入低下の要因となった。ジェトゥリオ・ヴァルガ ...
続きを読む »「今もどこか半外人の扱い」=日本移民法令関連集の発刊式で=人種差別の歴史振りかえる
奴隷制廃止とともに進められた移民政策のなかで、差別的待遇を受けてきた日本移民に関する16法令を、2世紀に及ぶ大量の法律から10年がかりで集めたポ語著書『Codigo Amarelo(日本人移民関連法令集)』(EDUFMA刊、白石ジョアキン・ネット、白石チエコ・ミルテス共編)。その刊行発表会が10日夜、文協内移民史料館で行われた ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(13)=アマゾンとグアイーラの奇縁
2001~02年に会長を務めた須賀博義さん(72、群馬県)に文協の主な活動を聞くと、新年会、運動会、老人会(月1回)、忘年会。市が主催するフェスタ・ダス・ナッソンイス(民族芸能祭)にも参加している。資金集めにはスキヤキ会を年3回行うのに加え、昨年からはヤキソバ会を年1、2回ほど開催するようになった。 カラオケ大会が活発で、西 ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(11)=アサイ移住地から大挙入植
戦前から戦中にかけてマテ・ラランジェイラ社は、川上の南麻州ポンタ・ポランから川下のイグアスまでの流域全体に強い権益を持ち、栄華を誇った。 ところが第2次大戦がはじまるとアルゼンチン政府はブラジル産マテ茶に規制をかけ始め、会社は苦境に立たされた。さらに1944年4月、ナショナリズム政策を進めていたゼッツリオ・ヴァルガス独裁政権 ...
続きを読む »購買力が2年間で9%縮小=所得の目減りの速度は低下
中央銀行による経済基本金利(Selic)引き下げ前、16日付エスタード紙や19日付フォーリャ紙が、失業者増加や高金利、高インフレなどで国民の購買力は14年より9%縮小したが、インフレの沈静化で実質所得が目減りするスピードは落ち始めたと報じた。 テンデンシアス・コンスルトリア・インテグラダ社によると、労働者の給与や年金、銀行融 ...
続きを読む »ブラジル財政改革で贅肉落とせるか=(下)=「公務員は少なくとも一割は削減可能」と識者=課題山積の政府に余力あり?
インドで15、16日に開催されたBRICS会議に参加し、そのまま訪日と外遊をこなすテメル大統領(民主運動党・PMDB)。インドから直接の日本行きは、直前まで確定しなかった。 日程確定が遅れたのは、下院での憲法改正法案の投票結果を見定めてからとの思惑が働いたからだと見られている。 「国民からの人気には拘らない」とまで語り、財 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル新政権=財政改革で贅肉切れるか?=13年に及ぶPT政権中に激増した公務員=(上)=議会レストラン給仕の月給1万7千レアル(54万円)
財政改革を最優先課題として8月31日に正式発足したテメル政権は10日、公費歳出上限を定めた憲法改正案の1回目下院採決において、賛成366票対反対111票と、大差の可決を達成した。 今月中に下院を、年内には上院も通過させる意気込みの政府だが、まだ課題は山積みだ。その中の一つに、公務員削減がある。2003年以来、13年以上に及ぶ ...
続きを読む »ウリセスが生誕100周年=ブラジル民主主義の象徴的政治家
ブラジル政治史に残る偉大な政治家にしばし数えられるウリセス・ギマリャンエス氏(1992年没)が6日で生誕100周年を迎え、その存在がいま一度注目されている。 「ウリセス先生」の名で親しまれたウリセス氏は、その生涯において大統領にまでたどりついたことはない。だが、ブラジルが軍事政権の時代に、野党勢力の中心的政治家として君臨し、 ...
続きを読む »恩人の汚名雪ぎ、百年後に顕彰
「恩人の汚名を雪ぎたい」――サンパウロ州スザノ市のバルエル教会100年祭の開会式で24日、ビアンキ家に感謝状を渡した福博村会(上野ジョルジ会長)の大浦文雄顧問(92、香川県)の心の裡には、冒頭のような強い想いがあった▼というのも、東大の泉靖一助教授(当時)らによる研究書『移民―ブラジル移民の実態調査』(古今書院、1953年)に ...
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