ニッケイ新聞 2009年7月15日付け 七七年前、革命の志を胸に戦いの最前線に赴いた青年や、背後の守りに衣類や食料調達、看護にと走り回った少女が、今も集い昔を偲ぶ。そんな営みがサンパウロ市イビラプエラ公園で今年も持たれた。 サンパウロ州では護憲革命記念日で休日の九日、イビラプエラ公園での行進参加者は約一三〇〇人、道沿いの集ま ...
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【パリンチンス/ヴィラ・アマゾニア編】=《6》=戦争が引き裂いた夢=潰えた植民地計画
ニッケイ新聞 2009年7月11日付け ジュート栽培は過熱の一途を辿った。高拓生もマナウスから下流のサンタレンまで約千キロに広がり、現地人を指導し、生産に励んだ。 一九三九年に第二次世界大戦が勃発、ヨーロッパを経由するインドからのジュート輸入が困難となったことも追い風となり、値段は高騰した。 現地支配人だった辻小太郎は旺盛 ...
続きを読む »FGV発表=08年10月から既に不況=経済諮問委員会が判断=通貨政策の基本材料に=両刃の剣のレアル高騰
ニッケイ新聞 2009年5月29日付け ジェットゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)の経済諮問委員会(Codace)は二十七日、ブラジルが二〇〇八年第4四半期から既に不況下にあったと発表したことを二十八日付けフォーリャ紙が報じた。同委員会によれば、一九八〇年から21四半期にわたる好調経済期にはGDP(国内総生産)三〇%の成長率を達 ...
続きを読む »マンテガ財務相=ゼロ経済成長率を示唆=途端に弱気発言へ=アングラ部分は27%成長?=税務重負担と汚職で
ニッケイ新聞 2009年5月16日付け マンテガ財務相は十四日、〇九年度の経済成長率は、最悪事態から脱出したものの、ゼロから二%に留まる可能性があることを示唆と十五日付けフォーリャ紙が報じた。政府関係者は、これまで二%成長の強気であったが、IMF(国債通貨基金)やCepal(中南米経済委員会)などの弱気発言で水を差されたようだ ...
続きを読む »ミナス州知事、3月辞任表明
ニッケイ新聞 2009年5月7日付け ミナス州のアエシオ・ネーベス知事は二〇一〇年三月を以って知事を公式に辞任し、大統領選に立候補する意向を表明と四月二十二日付けヴァロール紙が報じた。同知事によれば「ヴァルガス元大統領が始めた国家計画は、クビチェック元大統領に継がれ、その後中断。その計画を完成する使命がある」という。
続きを読む »堅実な消費で景気回復へ=経済が上昇気流に=下半期に投資計画発表か=金利低下と公共事業が牽引
ニッケイ新聞 2009年5月5日付け 中央銀行調査部のフォーカス報告書は二日、金融機関やコンサルタント百社が今年度の経済成長をマイナス〇・四九%からマイナス〇・三九%へ上方修正をしたことで、僅かな成長であるが看過できないものとして取り上げたことを四日付けエスタード紙が報じた。証券市場は二〇〇九年のGDP(国内総生産)に、見るも ...
続きを読む »Anfavea=3月自動車に景気回復の兆候=関連産業が動き出す=粗鋼、塗料、ガラス、ゴムなど=投資も伸びれば文句なし
ニッケイ新聞 2009年4月8日付け Anfavea(全国自動車工業協会)は六日、IPI(工業税)減税による景気対策が効を奏し、三月の自動車生産が平均で前月比一五・九%増と順調に伸び、それに伴い粗鋼やプラスチック、塗料、繊維、ガラス、ゴムも一部が回復の兆候を見せたと発表したことを七日付けフォーリャ紙が報じた。三月の自動車生産が ...
続きを読む »ルーラ政権の十八番崩壊=所得と生活の質向上止まる=1月のCクラス転落56万人
ニッケイ新聞 2009年4月8日付け 国際金融危機の影響が、一月にはA~Cクラスの中・高所得者減少、D、Eクラスの低所得者増加となって表れ、ルーラ政権の十八番でもあった所得と生活の質向上神話が崩れ始めたと、五日付エスタード紙や六日付フォーリャ紙が報じた。 ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)によれば、金融危機による正規雇用 ...
続きを読む »第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第3回=サンタクルース=「苦労したけど幸せ」=郷土の味を子々孫々に
ニッケイ新聞 2009年3月20日付け 「あの炊き込みご飯を作ったのは保科さんだと聞いてきました。あの味は、三重県ではないですか。私が作るのと同じ味がします」 会館の裏方で、第一次入植者の保科静江さんを取材していると、一行の多川富美子さん(72、三重)が息せき切ってやってきて、驚いた様子でそう尋ねた。 交流会の昼食では、サ ...
続きを読む »第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第2回=サンタクルース=日本人に危害なら逮捕!=戦時中に異色の待遇与える
ニッケイ新聞 2009年3月19日付け サンタクルース日伯農村協会では昨年九月二十七日、約二百五十人が集まって創立七十周年が祝われた。オザスコ生まれの宮田聖二会長(70、二世)は「昔ここにおった人もサンパウロなどから駆けつけてくれた。とても盛大だったよ。今は記念誌を作ろうと調べているところ」という。 『リオ州日本移民百年史』 ...
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