ニッケイ新聞 2008年11月22日付け 中央銀行は十九日、四回にわたりドル介入を行ったが、急激な為替変動を抑えるに至らず二・五八%上げ、二・三八五レアルに付けたと二十日付けエスタード紙が報じた。米金融危機が表面化した九月中頃から十九日までに、三四%のドル高変動があったという。 市場関係者は米経済の混迷が反映したものとし、特 ...
続きを読む »ヴァルガス 関連記事
物価は不確定時代へ=インフレ要因がバーチャル化
ニッケイ新聞 2008年10月1日付け 国際金融市場の悪化で中央銀行は九月二十九日、潜在的な需給関係とインフレに関する報告書を発表と九月三十日付けエスタード紙が報じた。同報告書によれば、ドル高騰による国際環境の深刻化によりインフレ・リスクは、生き延びたという。 前回はインフレ対策を万全と発表し、今度は不確定要因の中のインフレ ...
続きを読む »FGVが教育効率分析=教育費と学力の関係は?=気掛りな海岸部や小さな市
ニッケイ新聞 2008年9月3日付け 八月三十一日エスタード紙に、州内一五地域を教育効率順に分類した一風変わったサンパウロ州地図。 この教育効率という言葉は耳慣れないが、ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)が、二年に一度発表される基礎教育開発指数(Ideb)と各自治体の教育費とを比較し、教育投資の効率性を算定したもの。同地図 ...
続きを読む »改善できるかサンパウロ市の交通=決め手のはずの公共手段=8月のバス速度は6月以下
ニッケイ新聞 2008年8月20日付け 一四年のワールドカップ(W杯)までに交通改善が求められるサンパウロ市に対し、ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)が十八日、〇八年の交通渋滞による損失は三三一億レアルの予想を発表した。 十九日エスタード紙によると、通勤時間や燃料費、保健衛生費、運送経費などを加味した損失額は、サンパウロ市 ...
続きを読む »Sシステムを大型化=大量の見習生養成と送出
ニッケイ新聞 2008年7月24日付け 産業界との政治的確執を恐れて政府は二十二日、四十八億レアルの予算を投じていたシステムS(Senai・Senacなど)の独立採算性を断念し、予算の一部を産業団体の采配に任せることで合意した。 Sシステムは二〇〇九年、産業界向け無料訓練の見習生定員数を増やす。予算は、社会福祉政策の一環とし ...
続きを読む »インフレ、配当を上回る=経済が危機的局面=主役はG7からBRICsへ=ブラジルも責任の一旦を
ニッケイ新聞 2008年7月2日付け ジェツリオ・ヴァルガス経済財団は三十日、二〇〇八年上半期のIGP=M(総合物価指数)が六・八二%上昇と発表し、信託投資の配当率を上回ったと七月一日付けエスタード紙が報じた。これまで最も有利とされた確定利付きファンド投資も、配当率は四・五五%に過ぎない。 全ての投資ランクでトップの座にあっ ...
続きを読む »下院倫理委員会=シウヴァ下議の審理決定=政治謀略を解明か=檜舞台に上がった労組幹部=闇の勢力は実在?幻想?
ニッケイ新聞 2008年6月5日付け 下院倫理委員会は三日、パウリニョ労組理事長ことパウロ・P・シウヴァ下議(PDT=民主労働党)のBNDES(産業開発銀行)融資横領の関与疑惑で政治倫理の抵触審理を決定と四日付けエスタード紙が報じた。関与が立件されると、同下議の議員権は剥奪される。ルッピPDT党首は、同下議のサンパウロ州支部長 ...
続きを読む »ブラジル企業の二極化が顕著
ニッケイ新聞 2008年5月28日付け ヴァルガス財団(FGV)は、ブラジル企業の二極化が進行しているという。主な企業十社の年商額は一九九八年、総売上の六・二七%であった。それが二〇〇七年、二〇・〇五%に上った。十年前の十大企業は公社が占めたが、現在はコモディティ関係が台頭した。これは投資家の目が牛を太らせただから、太った分の ...
続きを読む »過熱消費が限度を超える=インフレ危険区域へ=国民の乱費が政府浪費に連動=経済の基本は節度ある財政
ニッケイ新聞 2008年4月2日付け ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)二次産品部は三十一日、三月も産業界が音をたてて稼動し、昨年下半期の好調経済を増幅と発表したことを一日付けエスタード紙が報じた。国内消費の伸びが原動力となって背伸びをしている工業生産は近月、インフレの可能性を孕みつつある。工業設備の稼働率は、八五・二%で昨 ...
続きを読む »百周年協会発行=『ブラジル日本移民小史』に批判の声=人文研「間違いだらけ」=醍醐氏「乱暴なものでいい」=笠戸丸移民の数もミス
ニッケイ新聞 2008年1月23日付け 「こんなもの配ってもらっては困る」―――。ブラジル日本移民百周年記念協会(上原幸啓理事長)が今年一月に発行した『ブラジル日本移民小史』(醍醐麻沙夫編述)に笠戸丸移民の数など致命的な間違いがあることが分かり、ブラジル移民史の研究機関、サンパウロ人文科学研究所(人文研)や資金協力者から、批判 ...
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