2006年6月28日(水) 今年の大統領選挙は再選を狙うルーラ大統領と前サンパウロ州知事のアウキミン氏の一騎打ちになると予想されるが、一億二四六〇万人の有権者は二人のほかエレーナ、ブアルケ、ヴァルガス、ピメンタ、エイマエル、ビヴァール総勢八人の大統領候補の中から投票する相手を選ばなければならない。当選の可能性の低い六人は、決選 ...
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高速道路料金値下げへ=7月1日から、物価調整受け
2006年6月23日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】サンパウロ州七十九カ所の高速道路料金所のうち、十三カ所が七月から値下げとなる。 値下げ幅は〇・一〇レアルから〇・二〇レアルと小幅だが、国道や州道から民営化して以来七年、初めての値下げとなる。 州交通局では、料金はジェトゥーリオ・ヴァルガス財団の算出する一年 ...
続きを読む »孫の代で実る返還運動=旧サントス日本語学校=3月に陸軍が承認=来月までに戻る可能性も=残るは連邦の決断へ
2006年5月6日(土) 「立ち退きさせられた日は肌寒い冬の日でした」――第二次大戦中に敵性国資産として接収されたサントスの日本語学校を、陸軍が返還を認める書類にサインをしたとの五日付けエスタード紙に掲載された写真をみて、森口イナシオ忠義さん(71)はまざまざと思い出し、感無量だった。そこには、母の胸に抱かれた自分が写っていた ...
続きを読む »石油自給国仲間入り果す=日量168万バレル産出=浮かれる大統領に野党がクギ
2006年4月25日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】リオデジャネイロ州沖のバシア・デ・カンポス海底油田で新たに日量一八万バレルの新油田が発掘されたことで、ブラジルは石油自給国の仲間入りを果した。これによりペトロブラス(石油公団)の原油産出は日量一六八万四〇〇〇バレルとなり、消費を五八〇〇万バレル上回ることになっ ...
続きを読む »孤立感深める大統領=重臣2人を失う=協力者に多くの権限委譲=何も知らないPTの象徴
2006年4月19日(水) 【ヴェージャ誌一九五〇号】最後の地上の天使、パロッシ前財務相の失脚により、ルーラ大統領の孤立が明白になってきた。大統領公邸アウヴォラーダ宮の改修は一八〇〇万レアルをかけて二十九日、再落成式を行った。しかし、いつもの大統領夫妻の上機嫌な姿はなかった。ヴェルサイユ宮殿の落成式がナポレオンの衰退期を象徴し ...
続きを読む »何の病患うブラジル経済=製造業競争力低下めぐり諸説
2006年3月29日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団のナカノ教授がブラジル経済をオランダ病と呼んだことで、経済学者らが異論を唱えた。学者らが探しているのはオランダ病の薬でなく、他の治療薬らしい。 オランダ病は七〇年代、オランダが北海ガス田から採掘したガスを近隣諸国へ輸出し、オランダ通 ...
続きを読む »大耳小耳
2006年3月17日(金) 「こどものその」の井口信理事長(サンパウロ州財務局政務次官)は出張続きで、同団体関係者が連絡をとるのも大変だという。アウキミン知事がPSDB公認の大統領候補に選ばれため、選挙を視野に入れた動きが活発化してきているようだ。同知事の身近な日系人といえば、古川長刑務長官や故マリオ・コーバス知事時代の財務長 ...
続きを読む »為替危機はオランダ病=中銀、症状を見て原因を見ず
2006年3月15日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二月五日】〇五年にブラジル経済をオランダ病と診断し警告したのは、ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団のナカノ教授であった。中央銀行はその後、ドル買いに本格介入をしたが効果はなかった。セウソ・ミング教授は再々、ブラジルの為替問題に言及した。オランダ病の症状は八〇年、オランダの北 ...
続きを読む »民主主義に忍び寄る大衆迎合=運営能力なく政権を弱体化
2006年3月8日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二月十二日】政治学者でサンタカタリーナ連邦大学のエクトル・R・レイス教授が、南米諸国では八〇年代から民主化運動が始まったが、民主主義と大衆迎合主義が混同されていると次のように述べた。 この混同はブラジルを始めペルー、アルゼンチン、ベネズエラ、ボリビアでは珍しいことではな ...
続きを読む »(FGV財団調査発表)製造業が人員整理を計画=奈落へ拍車の産業界=現経済政策のツケが回る=大統領選控え動き始まる
2006年1月14日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十三日】ジェットゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)は十二日、国内製造業の三二%が〇六年第1四半期に人員整理を計画しており、〇五年末の落ち込みに拍車がかかるとする調査結果を発表した。増員計画は、僅か一一%の企業に過ぎないことを明らかにした。サンパウロ州工業連盟(FIESP) ...
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