2006年1月7日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が算出する総合物価指数(IGP―DI)が昨年度一・二二%の上昇にとどまり、統計が始まった一九四五年以来、実に六十一年間で最低を記録した。 これまでの統計をみると、四五年は一一・一一%で始まり、少々バラつきがあるものの一〇%台 ...
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移民百周年記念協会=記念事業は盛り沢山
1月1日(日) ■まだ構想段階の計画も=アニェンビーで記念式典 新年を迎え、いよいよ〇八年まで二年を切った――。ブラジル日本移民百周年記念協会(上原幸啓理事長)では、注目されがちな「箱モノ」記念四事業以外に、たくさんの主催行事を企画・認可している。この機会に今まであまり報道されていないプランを中心に紹介し、百年祭の全貌を伝える ...
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2005年11月30日(水) 家族一人当たりの所得が一一五レアル以下の貧困層の人口比が二〇〇四年に二五・〇八%と前年比で八%低下し、九二年以来最低のレベルに達したことがジェトゥーリオ・ヴァルガス財団の調査で明らかとなった。最富裕層一〇%の占める所得比も九三年の四八・四%から〇四年に四四・七%へと低下、わずかながらも格差は縮まっ ...
続きを読む »社会問題に所得別の差=治安は中流層がトップ=富裕層は環境、下流層は住宅施設
2005年10月29日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】市内での犯罪や暴力が全国民の頭痛の種と思いきや、これを社会問題の第一と指摘するのは所得別の中流層で、富裕層や下流層では別の観点を持っていることが、調査で明らかになった。 ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が生活水準指数と称して昨年に引続き調査したもの ...
続きを読む »基本金利は引き下げの方向=COPOM=年内に年率18%へ=10月のインフレは一時的現象=金融界の予測に4カ月遅れる
2005年10月29日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】今月行われた通貨政策委員会(COPOM)の定例会議の議事録が二十七日に発表された。これまでは基本金利(SELIC)に関し、一般の期待とは裏腹に不透明な要素が含まれていたが、今回は一転して引き下げの方向性を打ち出したことが注目された。金利引き下げのネックとなっ ...
続きを読む »軍警が住宅地区を夜間警備=非番中、違法にもかかわらず=サンパウロ市
2005年10月27日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】中流層のサンパウロ市民らが、路上警備員の代わりに軍警を雇い、住宅地区の警備をさせている。軍警らは夜間にパトロールを行い、強盗に遭う可能性が高い、住民らが家に出入りする時には住民の通報を受ける。 軍警は非番中に仕事を引き受けるが、通常勤務時間内でも担当地区に ...
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2005年10月21日(金) マット・グロッソ・ド・スル州の口蹄疫の影響がサンパウロ市のインフレ指数に表れ始めた。経済研究所(Fipe)が十九日に発表したデータによると、今月二週目の牛肉の平均価格は一週目と比べ四・六%、前月同期比で七・八%上昇。ジェトゥーリオ・ヴァルガス大学が同日発表した十月の総合物価指数(IGP―10)も主 ...
続きを読む »特別寄稿=連載(3)=日伯学園建設こそ=100周年事業の本命=コロニアの現状分析と意義
2005年10月14日(金) おそらく移民世代は、よく見つもっても五%ていど、せいぜい七万数千人だろう。その後継世代では、二世々代はすでに高齢化の段階にある者が多く減少の傾向にあるが、彼らの一部にはまだコロニア社会に何らかの関りを持つものがみられる。 だが、三世以降の世代においては、コロニア社会にアイデンティティをもつものは ...
続きを読む »戦後のブラジル移民題材=長編小説『パウリスタの風』=宇治市の市民文学賞受ける
2005年9月22日(木) 第二次大戦後のブラジル移民を題材に国際テロや政治的陰謀などを取り入れた社会派ミステリー長編小説『パウリスタの風』が十三日、京都府宇治市の選ぶ第十五回紫式部市民文化賞に輝いた。著者は「南米移住史を日本の教科書に」という運動を進めていることでも知られる同市在住の本庄豊さん(50)だ。 中学の社会科教師 ...
続きを読む »広がるデフレの恩恵=住宅ローンなども価格低下
2005年9月10日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】ここ三カ月間続いたデフレにより、消費者たちは米やフェイジョンの購入時だけでなく、電気代や住宅ローン、家賃などの支払時にもささやかながらデフレを実感し始めた。そうした料金がジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査する総合物価指数(IGPs)で調整されているため ...
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