ブラジル日本移民110周年である今年、日本政府は今月3日付で『平成30年秋の叙勲』として、ブラジルからは近年では最多と見られる邦人7人、外国人10人の計17人の受章者を発表した。(以下、敬称略) 【邦人叙勲】 ◎高橋實(94)=旭日双光章=ブラジリア日伯文化協会老人会会長。連邦区において野球・ソフトボール普及や高齢者活動を盛り ...
続きを読む »伯 関連記事
ドラセーナ文体協=400人で盛大に創立70周年=田村会長「先人の遺産を次世代に」=記念誌刊行、記念プレート除幕も
ドラセーナ文化体育協会(田村エルメス会長)は「ドラセーナ日本人会創立70周年、ブラジル日本移民110周年記念式典」を20日夜、同会館で開催した。今年は1988年に開催された「第3回世界ゲートボール大会」で同会ゲートボール部が優勝を飾ってから30年、さらに今年9月の「第15回全伯太鼓大会」ジュニアの部で同会太鼓部「清心太鼓」が優 ...
続きを読む »コチア青年=遠方より友集いて旧交温め=古希・喜寿・傘寿・米寿祝賀会
コチア青年連絡協議会(前田進会長)が主催する「古希・喜寿・傘寿・米寿祝賀会」が14日、サンパウロ市の宮城県人会館で行われ100人余りが集まり、何十年ぶりに再会した友らと語り合った。 最初に先亡者に黙祷を捧げ、前田会長が「今日一日、旧交を温めましょう」と挨拶、来賓の楠彰首席領事は「2508人のコチア青年から今日、約100人が節 ...
続きを読む »セアーザ今昔物語=ほとんど全員日本人だった=(1)=ブラジル人も日本語で交渉
1966年にサンパウロ市ビラ・レオポルヂーナ区に開場したセアーザ(通称「CEASA」、正式にはCEAGESP=サンパウロ州食糧配給センター)は、サンパウロ市民の胃袋支える連邦政府傘下の市場だ。食糧配給企業として南米1位の規模を誇る。そんな超巨大公営市場だが、開場当初は働くひとのほとんどが日系人だった。現在はごく少なくなったが、 ...
続きを読む »大衆迎合的な独裁政権への道?=ブラジル大統領選どっちが勝っても=パラグァイからの見方=アスンション在住 坂本邦雄
去る7日(日)、ブラジルの総選挙第1ラウンドで、極右の大統領候補ジャイール・ボルソナロ氏が圧倒的な勝利を得た事は、ラテンアメリカの政治図を右寄りに転向させる一方、世界で近頃は又人気が上昇傾向の、強権指導者台頭に良い追風になりそうである。 アメリカのドナルド・トランプ大統領を礼賛するボルソナロ氏は、第1ラウンドで46%の投票を ...
続きを読む »県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(1)=近年最多、参加者は159人=州境の町、ジャーレスへ
ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の「第49回故郷巡り」が、先月20~25日の6日間、グローバル旅行社により催行された。今年で30年目を迎える今回のツアーの訪問地となったのは、旧アララクアラ鉄道から旧ノロエステ鉄道にまたがる地域だ。近年では最多と見られる159人が今回参加し、ジャーレス、サンタフェ・ド・スル、イーリ ...
続きを読む »先没者慰霊碑に正式な管理権=野村市議が仲介、市が県連に=民営化で撤去の危険も
サンパウロ市のイビラプエラ公園民営化計画の検討が進められるなか、権利の所在を明記する書類がないことが懸案事項となってきた「ブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑」。その管理権を明記する書類が今月4日、ブルーノ・コバス市長からブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)に正式に渡された。市長自ら文協貴賓室を訪れ、譲渡式を行った。 ...
続きを読む »《ブラジル》世界で4冊目の日葡辞書発見=白井、田代両氏がリオで=1603年に長崎で出版
「南米にはないと思われていたキリシタン版『日葡辞書』を9月17日、リオ国立図書館で発見しました」――5日、サンパウロ州立総合大学(USP)東洋学科の田代エリザ准教授と信州大学の白井純准教授が来社し、そう語った。「キリシタン版」とは1600年前後に長崎でイエズス会が発行した書籍の総称で、40点以上出されたと言われる。中でも日葡辞 ...
続きを読む »ラ米の政治図は左傾化するか?=地域大国メキシコ、ブラジルで=パラグァイ在住 坂本邦雄
最近のラ米の世論調査の結果を分析すると、地域で最大のメキシコとブラジルの2カ国に於いては、早々に左派の大統領が、それぞれ生まれるかのごとき形勢が窺える。 メキシコでは先達て、次期大統領に当選したアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(略称=AMLO・アムロ)氏が、幾十年来の初めての左翼元首として、来たる12月1日に就任す ...
続きを読む »アジア系として微妙な映画名
先週末、米国の映画興行で画期的な出来事があった。ハリウッド製作の映画で、史上初めて、ほぼ全てのキャストがアジア系の映画「クレイジー・リッチ・アジアンズ」が初登場で1位を獲得した。これは100年を超える同国の映画史上で、アジア人主導の映画が1位になった記念すべき瞬間。同じアジア系の人間としては国境を越えて嬉しい話だ▼さらにこの映 ...
続きを読む »