秋篠宮殿下のご来伯日程が正式発表となった。28日に着聖なさるので、ちょうど2週間後だ。11月8日まで12日間も滞在される。その間、サンパウロ市、パラナ州4都市、南麻州カンポ・グランデ、パラー州ベレン、首都、リオで日系人らとお会いになる過密な日程だ▼今回もサンパウロ州はサンパウロ市のみだが、パラナ州は入植百周年ということもあり4 ...
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終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第10回=ブラジルの機密を暴露
「岸本さんは教育者的だった」と多くの人が印象を証言している通り、岸本昂一は1939(昭和14)年、日本の帝国教育会から在外日本人教育功労者表彰(1941年、『ブラジルにおける邦人発展史』下巻、204頁)を受けるほど熱心な教育者として知られていた人物だった。 その時選ばれたのは31人、安瀬盛次、上野米蔵、氏原彦馬ら早々たるメンバ ...
続きを読む »終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第3回=伯字紙「最悪の人物」と報道
当時の伯字紙を探すと主要紙が揃って岸本逮捕を報じていた。前年まで連日騒がせた臣道聯盟に関連した〃大事件〃と見られていた。 48年5月16日付コレイオ・ダ・マニャン紙は「ブラジルにたて突く本を書く」との見出しで岸本逮捕を報じ、「この日本人はこっそりとブラジルを攻撃、中傷する本を書いた」「ブラジル生まれの子供が何人もいる事から、法 ...
続きを読む »戦争前後の歴史見直しを=日本移民迫害に光当てる=UNESPが映画討論会=「過去の過ち繰り返すな」
UNESP(サンパウロ州立大学)のCEDEM(同大学記録文書センター)で17日夜、「日本移民の歴史的正義に関する映画討論会」が行われ、3人の講演に会場が満員となる60人が集まり、戦争前後の日本移民への差別や迫害に関する熱心な質疑応答が行われた。 この討論会は映画『闇の一日』(奥原マリオ監督、12年)をテーマにしたもの。まず、奥 ...
続きを読む »戦争前後の日本移民迫害の歴史見直しを
「ドゥトラ時代の警察はヴァルガスと同じ。だからかたっぱしから日本移民を捕まえて拷問してもおかしくない」。サンパウロ州真相究明委員会のアドリアーノ・ジョーゴ元委員長は「日本移民の歴史的正義に関する映画討論会」の質疑応答でそう述べ、「その時代の日本移民の歴史はもちろんだが、広島・長崎の原爆投下や沖縄戦など日本自体の戦争の歴史をポ語 ...
続きを読む »秋篠宮殿下、ぜひノロエステご訪問を
120周年を記念して秋篠宮殿下ご夫妻が10月末から来伯されるとの報道があった。誰がブラジル内のご訪問先を決めるのか知らないが、ノロエステに足を運ばれることを切に願う▼移民50周年の1958年に皇室として初めて三笠宮殿下ご夫妻が来伯された時、同地リンスを訪ねられた。沿道が移民で埋め尽くされ大歓声が送られたと、昨日のことの様に語る ...
続きを読む »アンシェッタ島=日本移民の足跡を展示開始=戦後70周年でバナー寄贈=大半が冤罪の「島送り」顕彰
戦後70周年を記念し、脱出不可能な監獄島といわれたアンシェッタ島刑務所に終戦直後に拘置された日本移民172人の名前とメッセージを刻んだ展示用バナーが8月23日午前、同島拘置者の最後の生き残り日高徳一さん(89、宮崎県)から寄贈された。手渡されたサンパウロ州立アンシェッタ島環境保護公園の管理責任者プリシラ・サヴィウロさんは、「島 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(15)
1926年、北パラナ日本人会が設立された。米蔵は副会長に選ばれ、翌年、北パラナ連合日本人会と改称した時、会長になった。30歳を少し越したばかりであった。 「北パラナに上野米蔵あり」と、サンパウロ州の邦人社会にまで知れ渡った。会長職は、以後、なんと32年間も務めることになる。 しかし、アルマゼンの仕事は、何故、そんなに調子良く行 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(7)
『百年の水流』は、勝ち負け抗争以外の記事ではコチア、スール、南銀の落城の内幕を紹介したことに関し、多くの読者から「これでよく判った」という謝辞が寄せられた。この落城では、莫大な損害を受けたり人生を狂わせたりした人が無数に発生した。しかし何故落城したかについて、得心の行く説明が当事者からなかった。 せめて、それを知りたい──とい ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(6)=産経新聞も移民史修正問う
こういう簡単な──小学生でも知っていることも混じっている──基礎的な事実すら間違えていて、歴史研究などできる筈はない。 しかも、このピンチ・ヒッター氏の記事は誤字、単純な事実の間違い、助詞の誤用、意味不明の文章……が続々と出てくる。筆者は数えてみたが、60カ所を越した処で疲れて止めてしまった。誤植や勘違いによる間違いは──筆者 ...
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