12月14日(火) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二日】政府は原子力開発プログラムの拡大を計画しているが、放射性物質を扱う国内各機関の安全を保障するための検査・監督体制は十分ではない。 放射性物質安全監督官協会(Afen)と専門家らは、放射性物質の安全管理、安全基準を使用者に遵守させる法的規制について、原子力エネルギー委員 ...
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コラム 樹海
中国の温首相が「日本からのODAはいりません」と小泉首相に語ったそうだ。もし―この話が本当ならば、大いに喜びたい。尤も温首相は「日本からのODAは戦後賠償の意味も持ち合わせていた」と、余計な付け足しをしたらしいが、とにかく日本は中国に対して甘すぎたのは否定できない。大手新聞の記者や評論家などからも「廃止」の声は高いし、近ごろは ...
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チリでの日中首脳会談が、これほどあっさりと物別れになるとは―。原因は胡国家主席が「靖国参拝」を持ち出したからである。小泉首相は衆議員の頃から靖国神社に参拝しているし、総理大臣になってからも引き続き参拝している。靖国には戦争で没した二百四十六万人余の御霊が祭られている神社である。日本の「無名戦士の墓」と言ってもいい▼その神社に ...
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10月20日(水) ブラジル経由出荷のコカインは、産地のコロンビアでキロ当たり三千五百ドル。それが米国やEUでは八万ドルで取引される。水際の厳しい日本市場は、二十五万ドル。死刑で処する中近東は、三十五万ドル。中近東では百倍の利益が見込めると、麻薬が注目されている。コンテナー輸送はほとんど不可能となったためブラジル人が多数、テロ ...
続きを読む »波紋呼ぶ第3原子炉の増設=査察団が懸念示す=国連安保理事国には不適任=伯政府は全面否定
10月12日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】国際原子力機関(IAEA)は九日、アングラ第三原子炉の増設について、遺憾な計画と決定を下した。従ってブラジルに対し国連安保理の常任理事国入りも不適切と表明をした。IAEA査察団はブラジルが考えている原子力計画は今後、国際的な懸念を引き起こす可能性があり、その危険性はイラン ...
続きを読む »初のルーラ・パウエル会談=信頼と友好を確認=国連安保理の資格認める=核問題は気にせず
10月7日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】来伯中のコリン・パウエル米国務長官は五日、ブラジルについては核拡散の懸念はないとする声明を発表した。政府が国際原子力機関(IAEA)による核融合設備の査察を拒んだことで、ブラジルとIAEAの間で思わぬ疑惑が生じた。米国務長官はイランや北朝鮮については警戒するが、ブラジルに同 ...
続きを読む »米国務長官が着聖=国際状勢など所見交わす
10月6日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】パウエル米国務長官が四日、サンパウロ州グワルリョス空港に到着した。国際状勢などに付きルーラ大統領と会談するもので、同長官のブラジル公式訪問は初めてのこと。国際問題では、現在ブラジルが平和部隊として派遣しているハイチでの協力体制が話し合われる見通し。同長官はそれを踏まえてこの ...
続きを読む »遠心分離機はパキスタン製?=IAEA=密輸疑惑を査察の根拠に
10月1日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】リオ州レゼンデ市にある、商業利用を目的とした初のウラン濃縮施設の完全査察に国際原子力機関(IAEA)がこだわる理由は、パキスタンが数年間極秘裏に開発を進めてきた遠心分離機をブラジルが密輸したと、IAEAが疑っているからだと米国防省元高官が発言した。 ブラジル政府は、遠心 ...
続きを読む »ブラジル&中国ビジネス=ブラジル史上最大のミッションを構成、ルーラ大統領が訪中=実りの大きい外交成果
6月3日(木) 多くの成果を挙げ帰国したルーラの中国ミッション 今回のルーラ大統領の訪中において声明された様々な協定及びそれに関連する民間投資は、今後の数年に五十億ドル規模の投資拡大を見込むと発表されている。その他にもブラジルにおける中国からの直接投資として、中国向け輸出を見込んだ物流インフラ支援を全面的に約束するとの合意も取 ...
続きを読む »ルーラ大統領 反伯中同盟の存在指摘=国の名指しは控える=〃ウラン輸出〃が意外な反響=科学技術省、輸出を撤回
5月28日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】中国の上海を訪問中のルーラ大統領は二十六日、伯中同盟の挫折に向けて暗躍する国々が存在することを明らかにした。大統領は、これらの国に告ぐとして「同盟の成功に期待する国々の方が、数では多い」と通告した。両国の間で原子力協定検討の情報が世界を巡ったことで、ブラジルの在米公館に ...
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