ニッケイ新聞 2009年6月3日付け さとうきび精製協会(Unica)のマルコス・ジャンク会長は六月一日、サトウキビの収穫初期に金融危機の黒雲に覆われ業界は意気消沈としていたが、ようやく供給を上回る砂糖需要が起こったため晴れ間が見えたと安堵したことを二日付けフォーリャ紙が報じた。アルコールは八月から九月にかけて市場が回復する見 ...
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ネイチャー誌=トゥッピーが大気汚染=岩塩層下開発は時代に逆行
ニッケイ新聞 2009年5月26日付け 石油資源の枯渇は、まだ先のこととネイチャー誌五月号が発表と二十五日付けエスタード紙が報じた。しかし、地球温暖化を防ぐためには、発見済みの原油や石炭、ガスなどの埋蔵エネルギー(化石燃料)燃焼を四分の一以下に抑えなくてはならないと警告した。 原油の埋蔵在庫は十分あるが、大気中に炭素を蓄積し ...
続きを読む »サウジアラビア=ブラジルに農地購入か=視察団が食糧安保で来伯
ニッケイ新聞 2009年5月23日付け サウジアラビアの対伯商工会議所のサリム・シャヒン会頭は二十一日、アラブ諸国が原油で得た資金でブラジルに農地を購入し、アラブ諸国の食糧安保を期したい意向と二十二日付けエスタード紙が報じた。 ルーラ大統領は十七日、同国を元首として初訪問を行なった。大統領の招きに応じ、同国の政治家や投資家な ...
続きを読む »PMDB=岩塩下に食指動かす=CPI懐柔を交換条件に
ニッケイ新聞 2009年5月22日付け 連立与党PMDB(民主運動党)は二十日、上院のペトロブラスCPI(議会調査委員会)を懐柔する代償として、岩塩層下油田開発にPMDBが推薦する人物を送り込む意向と二十一日付けエスタード紙が報じた。 ペトロブラスが原油監督庁(ANP)と結託して会計基準を独自に変更したという脱税疑惑で、同公 ...
続きを読む »ルーラ大統領訪中へ=豚肉や航空機売り込みに
ニッケイ新聞 2009年5月13日付け ルーラ大統領は今週、新型インフルで豚肉輸出が落ち込んだことで、売り込みのため今週にも中国訪問を予定と十一日付けヴァロール紙が報じた。中国の産業開発銀行(CDB)は最近、ブラジルとの通商拡大を意図している。 しかし、盛り上がりながら中々決着しないのが、伯中合弁企業で製造した航空機の中国政 ...
続きを読む »コモディティ市場=農産物が4月急騰=金融バブルか新しい流れか
ニッケイ新聞 2009年5月12日付け 農務省は九日、穀物市場で四月の農産物相場が急騰と発表したことを十日付けエスタード紙が報じた。民間コンサルタントの計算では、百二十億レアルが生産者の懐に転がり込むと見ている。 過去三十日間に大豆が一三%、綿が二二%、砂糖が一八%とそれぞれ値上がり。穀倉地帯は、次期播き付け準備に向けて沸き ...
続きを読む »サンパウロ市証券市場=危機からの蘇生に先鞭か?=5万ポイント回復=昨年9月水準に戻す=ブラジル株が世界の注目に
ニッケイ新聞 2009年5月6日付け サンパウロ市証券市場(Bovespa)は四日、株価指数を六・五九%上げ、昨年九月のリーマン・ブラザース投資銀行破綻で金融危機が泥沼化して以来、初めて五万ポイントを回復したと発表したことを五日付けエスタード紙が報じた。昨年十月二十七日には過去数年で最低の二万九千ポイントに落ちたが、四日現在で ...
続きを読む »岩塩下油田=資金インフラが完成=来年から本格採掘開始か
ニッケイ新聞 2009年5月1日付け 過去三十年では最大級の発見とされるトゥッピー岩塩下油田の採掘で資金インフラが完成と政府が二十九日、明らかにしたと四月三十日付けヴァロール紙が報じた。 このインフラは、ブラジルが原油輸入国から原油輸出と石油産業国となる分水嶺でもある。五千三百米の海底から原油を採掘する世界でも初めての試みと ...
続きを読む »豚インフルで大豆とコーンが高騰
ニッケイ新聞 2009年5月1日付け 豚インフルの影響で同ウイルスの感染豚が、農地を汚染し生産物の流通が滞るとしてシカゴ穀物市場は四月二十九日、大豆がブッシェル当たり十ドル二五セント、トウモロコシが四ドル騰がったと同三十日付けヴァロール紙が報じた。高騰の原因は豚インフルだけでなく、ドル通貨の下落と原油の高騰も手伝った。
続きを読む »Cide増税で減収補填か=原油安を機に調整=政府が検討に入る=ペトロブラスは収益減に
ニッケイ新聞 2009年4月23日付け 財務省は二十一日、原油の国際相場が〇八年にはバレル当たり百五十ドルまで上がったのが、現在五十ドルに値下がりしているのを機に、税収減を燃料への税金で補填することを検討中であると二十二日付けフォーリャ紙が報じた。補填原案はペトロブラスの収益を減らし、Cide(燃料などによる納付金)を増額する ...
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