2006年7月6日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ベネズエラがメルコスルに正式に加盟したことで、同国の首都カラカスで四日、セレモニーが行われた。これには加盟国のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの各首脳が列席した。 関係者はベネズエラの加盟でメルコスルは先行き変貌を遂げるとの見方で一致している。ベネズ ...
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国家隆盛のカギは創造性=試練期にあるブラジル=生産性だけではいつか没落=中国とインドも低迷期へ
2006年7月5日(水) 【ヴェージャ誌一九六二号】英国の歴史学者ポール・ジョンソン氏が著書「創造者」の出版記念で来伯した。同氏はブラジルに「中国やインドのように生産性だけで創造性がないなら、すぐに産業が低迷する」と警告した。ブラジルは今、創造性への過度期にある。米国に追いつけ追い越せといった往年の日本がそのよい例である。国家 ...
続きを読む »ブラジルの夢、露と消える=ラテンアメリカ統合はお預け
2006年7月5日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】ルーベンス・リクペロ大使は記者会見で、ブラジルがラテンアメリカ統合に掛けた夢ははかなく消えたと慨嘆した。ラテンアメリカ共同体結成の鍵は、お互い同士の信用と同大使は思っていたようだ。 モラレス・ボリビア大統領のブラジルへの敵意ともとれる対応で、双方の信用は失われ ...
続きを読む »サンパウロ市とリオ市が急上昇=世界物価ランク=レアル高が響く
2006年6月28日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】物価が安いことで定評だった中南米の都市の中で、サンパウロ市とリオデジャネイロ市が驚異的に物価の高い都市へと変身した。 マーサー・ヒューマン社が例年行っている世界物価高都市ランキングによると、今年はサンパウロ市が三四位で昨年の一一九位から大きく飛躍した。リオ市 ...
続きを読む »証券市場、世界同時安に=FRB理事長発言受け=ボベスパ世界2番目の下げ幅=財務相、過剰反応と警告
2006年6月7日(水) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ市証券取引所(Bovespa)は五日、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ理事長によるインフレ懸念と景気後退発言を受けて、取引指数を三・一七%下げた。FRB理事長が、六月末に政策金利の再度引き上げを示唆した。同発言は世界の主要証券市場に変動を起こし、 ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年6月7日(水) ボリビア政府のガス国有化で、国内産業はいっせいにバイオ・ディーゼルやエタノール、H・バイオのバイオ燃料を代替燃料として注目している。これまで国内運行の乗用車にディーゼル・エンジンの使用を禁じていたが、バイオ・ディーゼルには解禁になるらしい。ディーゼルオイルに植物油を一〇%から一八%混合するH・バイオに ...
続きを読む »エタノールに集まる注目=国際競争力には自信のブラジル
2006年5月31日(水) 【エザーメ誌八六六号】アグリビジネスの王者となったエタノールは、石油に代わる新しいエネルギーとして注目されている。原油の高騰と地球温暖化を理由に、代替エネルギーとして世界はエタノールに新しい賭けを試みるようだ。 二代目に入った国内のエタノール精製企業は、国際金融から投資の呼び声がかかっている。二〇 ...
続きを読む »為替対策にあくせく=生き残りにかける輸出企業
2006年5月24日(水) 【エザーメ誌八六六号】為替危機でブラジルの産業構造が変化している。輸出に賭けてきた加工産業は、ダーウィンの進化論を地で行く典型的例となっている。二〇〇六年に入り二カ月で輸出メーカーの六〇〇社が閉業に追い込まれた。為替事情は、国際市場からブラジルの輸出メーカーを撤退させ芽を摘んだ。 輸出メーカーのほ ...
続きを読む »コラム 樹海
南米の政治が「反米」を標榜する傾向を一段と強めている。チャベス大統領のアメリカ嫌いは有名だが、ボリビアのモラレス大統領も左翼系でありチリを始めメルコスール4か国も革新系である。近く、決戦投票が実施されるペル―でも左派のウマラ氏とガルシア氏の二人が戦うことになっており、ここでも左翼の政権が誕生する▼ペロン、アジェンデ、チェゲバラ ...
続きを読む »大衆迎合の風潮に乗るな=国際的不信招き将来危うい
2006年5月17日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四月三十日】駐フランス伯大使を務めたマルコス・アザンブジャ氏が、南米の風潮となっている大衆迎合に注意するようブラジルに警告している。風潮にのって大衆迎合の旗振りをすると、興奮の余り冷静な判断を誤るという。 イデオロギーに夢中になると国際間に不信感を招き、ブラジルの未来 ...
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