2005年12月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】メルコスルにベネズエラが加盟したことで何が起きるか。ウルグアイのヴァスケス大統領と亜国のキルチネル大統領が、チャベス大統領の仲人らしい。ルーラ大統領は五番目の客が加盟したことについてコメントしていないが、ブラジルへの対抗意識から共同前線を張ったとみているようだ。 ...
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メルコスル=ベネズエラの加盟認める=代表権は与ええず=通商より政治的関心で接近=亜の音頭で肩の荷降りたブラジル
2005年12月10日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】メルコスル加盟四カ国の外相は八日、ベネズエラのメルコスル加盟を緊急動議で認めた。同国との実質的貿易は、域内関税や非関税協定などが調整される二〇〇六年末から〇七年中ごろとなる。パラグアイ外相の動議により、同国の条約順守への懸念から加盟による発言権は認めるが、代表権 ...
続きを読む »ドル暴落への警戒怠るな=投資先が中国からブラジルへ?
2005年11月23日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ドル通貨が国内市場で溶解しつつあるのに政府は高金利政策を続行し、輸出産業の未来に暗い影を落しているとセウソ・ミング氏がいう。 ドル安の原因は高金利だけではないが、増長したのは違いない。すでに経常収支で一四〇億ドルの黒字があるのに、海外から一七〇億ドルの直接投 ...
続きを読む »懸念材料は米国金利引き上げ=予測不能の荒波への補強怠るな
2005年11月9日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】米経済がクシャミをすると国際経済は風邪をひくとする説が正しいなら、米公定歩合の引き上げで国際経済は呻き声を上げると、経済学者のセウソ・ミング氏がいう。 米連邦準備制度理事会(FRB)は、ドルの国際流通量を〇・二五%削減し、公定歩合を年利四%に引き上げた。米国はイ ...
続きを読む »伯米首脳会談開催される=FTAAでは平行線=伯政府の堅実な民主化路線賞賛=米、反米枢軸への仲介期待
2005年11月8日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】ブッシュ米大統領夫妻は六日、大統領別邸グランジャ・ド・トルトに招かれた。米大統領は、ベネズエラやアルゼンチンの南米諸国が試行錯誤する中、ブラジルが堅実な民主化路線を踏襲していることを賞賛した。懸案の米州自由貿易圏(FTAA)については原則論に止まり、伯米両国の国民 ...
続きを読む »基本金利は引き下げの方向=COPOM=年内に年率18%へ=10月のインフレは一時的現象=金融界の予測に4カ月遅れる
2005年10月29日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】今月行われた通貨政策委員会(COPOM)の定例会議の議事録が二十七日に発表された。これまでは基本金利(SELIC)に関し、一般の期待とは裏腹に不透明な要素が含まれていたが、今回は一転して引き下げの方向性を打ち出したことが注目された。金利引き下げのネックとなっ ...
続きを読む »バッテパッポ
2005年9月30日(金) 社会保障院(INSS)は年金受給者の再登録を十月から実施することを明らかにした。実態調査を兼ねたもので、取りあえず第一陣の二百六十万人を対象とし、残り一千三百十万人は第二陣として来年三月からとなる。第一陣の対象者は十月、十一月、十二月の三回に分かれ、各月の年金受取りの際、明細書に銀行へ出頭する日時が ...
続きを読む »陽の目を見たアルコール=原油高騰で笑い止まらぬブラジル
2005年9月21日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】ブラジル石油業界の異変について、続編がある。原油が高騰するほど、ブラジルは笑いが止まらない。ブラジルは国内消費の一八〇万バレルを十分自給し、毎日一〇万バレルが余り始めたからだ。原油生産は、ブラジルの有力な収入源となりつつある。 七九年に石油ショックが起きて以来、 ...
続きを読む »アグリビジネス
2005年9月21日(水) 有機農業の生産物は一部消費者の物好きと見られていたが、最近一般消費者にも定着しつつあるようだ。見かけが悪く形は不恰好で、値段は高いと来るが、農薬禍と化学肥料が人体に与える影響を一般消費者も認識し始めた。環境省と農地改革省、農務省は、共同で有機栽培の生産物食用奨励週間を設けた。十七州の州政府は十六日、 ...
続きを読む »コラム 樹海
今年の気候は荒れ模様が目立つ。独仏やスイスの洪水もだし中国の河川氾濫も酷い。そんな自然災害に悲鳴を上げているときに超大型ハリケーンの「カトリーナ」が米南部を襲撃し,被害は千億ドル(11兆円)を突破する。なかでもルイジアナ州ニューオーリンズ市は壊滅的な打撃を受けた。堤防を決壊し押し寄せる濁水は、ジャズの都をひと呑みにし、黒人らを ...
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